夏と言えば海に山にドライブに出たくなる季節です。
しかし、長距離ドライブは肩に、腰にきます。
これ、どうにかならないの?
ということで前回むち打ちについて詳しく解説してくれたこころ整骨院の安藝先生にうかがってきました。
教えてくれたのはズバリ、ドライブの肩こりを解消するストレッチです。
緩んでいるところを縮め、縮んでいるところを緩める
-長距離をドライブすると肩や腰が痛くなってしまう人が多くいます。これを軽減したり防止するためには何か有効な対処法はないのでしょうか?
安藝先生:痛くなる原因は肩こりなどの筋肉のしこりに起因するものがほとんどです。
これを解決するためには、ストレッチをするようにしましょう。
運転している姿勢はおおむねこんな具合だと思います。
安藝先生:これは背中の筋肉が伸びていて、逆にお腹の筋肉が縮んでいる状態です。
また、腕は内側に向けて動かしている状況です。
基本的な考え方は伸びている筋肉を縮めて、縮んでいる筋肉を伸ばすことです。
-つまり…
安藝先生:こんな風に、運転中と逆の姿勢になればいいんです。
安藝先生:この姿勢を10〜15秒ほど続けていただければかなり楽になるはずです。
パーキングエリアなどで休憩した時に試してみてください。
足が痛くなる人の場合
-オートマの場合は右足に、マニュアルの場合は特にクラッチ操作がある左足が痛くなってしまう時があります。
そんな時はどうすればいいのでしょうか?
安藝先生:その時は恐らく足の親指からひざにかけて伸びている筋肉に原因があります。
運転中の足首は上がっている状態だと思いますので、ここでも同じように運転中と逆の状態にしてあげることで解消することができます。
こっている場所を意識する方法
安藝先生:足の場合は前後ろ、内外の動きで血流が悪い場所を見つけることができます。
-どうやるんでしょうか?
安藝先生:こんな風に4つの動作をします。
1.ひざを前に上げます。
2.足を前に出します
3.ひざを後ろに折り曲げます。この時、ひざが前に出ないように注意して下さい。
4.足を横に開きます
これを左右交互に行います。
安藝先生:この時に違和感がある箇所が筋肉が弱っている部分です。こときに違和感を感じた部分を、重たいと思いますが、5〜10回動かしてみてください。
血流が悪かったので動かしにくかったのですが、逆に動かすことで血流が生じ、前より楽になると思います。
正しいストレッチは「気持ちいい」
-自分でストレッチをしていると「この方法で正しいのかどうか」が気になります。どんな風に判断すればいいのでしょうか?
安藝先生:気持ちよければ正解です笑
-そうなんですか笑
安藝先生:はい、ストレッチをして気持ちがいいということは滞っていた血が流れたためです。
流れの悪かった部分に血が流れることを気持ちいいと感じるので、気持ちよければだいたいそのストレッチは正解です。
筋肉にしこりができる理由
-ところで、何で筋肉にはしこりができるのでしょうか?
安藝先生:それはですね…カルシウムが関係しているのですが長くなるので次回にしましょうか笑