車一台一台には車名があり、フィットやヴェゼルとったホンダの車にも名前の由来がそれぞれに存在します。
日本と外国では商標登録の都合や国民性の違いにより車名が変わることがありますが、ホンダ車のネーミングは世界共通車名として登録されているのを知っていますか。
今回はCR-VやCR-Zなど車名に決定した名前の由来を解説します。
そもそもホンダの由来は?
今では自動車業界のトップに君臨するホンダですが、名前の由来は創業者である本田宗一郎氏の苗字から決められた会社名でした。
1948年に設立されて最初は自動車の製造ではなく、自転車用補助エンジンの製造を開始したところから事業として会社を設立しています。
アコード、シビックなど長寿モデルの車名の由来
ホンダ車の中でも長寿モデルとして多くの方に愛されてきたアコードとシビックにも名前の由来があります。一つ一つの車種の名前の由来を確認していきましょう。
アコード、シビック、レジェンド、アクティの由来とは?
車の調和性と一体感を求めて製造されたアコードは、人と車を調合させて快適性に結びつかせるという由来で名前がつけられました。
ボディサイズと念密に設計されたシビックは、「市民のための車」という名前の由来から車が開発されています。
ホンダ車の中で最高級のクオリティと車の構造を意識したレジェンドは、伝説級に来世に語られていく車という名前の由来で付けられた車になります。
S660、S2000などのSの意味は?
S660やS2200などのように数字の前にSが付けられる理由には、スポーツモデルの頭文字Sを使ってスポーツカーのSという名前の意味で決められました。
660や2200のようにSの後に続く数字は排気量を意味します。
オデッセイなど車名が英単語そのままとなっているモデルの由来
オデッセイなどの車名が英単語と同じになっているモデルの由来は何なのでしょうか。
オデッセイ以外にもフィットやインサイトなど英単語の車名で決められた車の由来をまとめました。
現行モデル編(オデッセイ、インサイト、フィット、シャトル、ジェイド、クラリティの由来)
ホンダを代表するミニバンのオデッセイには、車と人の長い冒険の中でワクワクやドキドキを一緒に楽しめる車という由来で決められました。
ハッチバックタイプのホンダ車インサイトの由来は新しい時代を象徴する時代の目になるという斬新な意味で作られたコンパクトカーであり、ちょうどいいサイズで人々の生活にFITする由来で開発したフィットも英単語だけの意味ではなく、ホンダの思いが込められています。
人と荷物を安全にかつ先進の技術で運ぶことをコンセプトに作られたジェイドには、スペースシャトルのような外観をイメージしてネーミングが決められています。
車の未来に挑戦するホンダの思いを込めて作られたクラリティは燃料電池車を想像する未来の車として由来されました。
絶版モデル編(プレリュード、ビート、ライフ、バモス、ザッツの由来)
ホンダ車の中でも絶版モデルとして販売されてきたプレリュードには時代を切り開く先駆者のような車の由来として付けられました。
車と運転者の心が響き合い共有するという意味を込めて由来されたビートはプレリュード同じく今では絶版モデルになっています。
過去に販売されてきたホンダの軽自動車であるライフには、車と過ごす新しい人生という意味で由来されました。
スペイン語で「さあ、行こう」という意味があるバモスはカーライフを楽しむ車という由来で車名が付けられた経緯があります。
英語の解釈で「That」という斬新的な意味を持つホンダ・ザッツは車と人が短かに感じられることを目的に車名が由来されました。
ヴェゼルなど車名が造語となっているモデルの由来
ホンダの車名には、ヴェゼルやフリードといった造語がモデルになっている車が多数存在します。
現行モデルや絶版モデルにおける造語のホンダ車をまとめました。
現行モデル編(フリード、ヴェゼルなど)
英語で自由という造語があるフリードは、常識に囚われるのではなく、自由に車との人生を楽しむ車という意味で販売されています。
ホンダのSUVとして高い人気を誇るヴェゼルの由来には角度によって宝石のように輝くボディフォルムと車を組み合わせた造語になっています。
絶版モデル編(インテグラ、インスパイア、モビリオ、アヴァンシア、エディクスなど)
車の走行性能と広い室内空間の統合を目的にして名前が決められているインテグラや煌めきを与える車として由来されたインスパイアは、人を感動させる車として車名が付けられました。
他にも移動しやすい車を意識して車名が由来されたモビリオや時代の先を一歩リードする車という意味で車名が由来されたアヴァンシア。
1人だけでなく乗車できる6人全ての方が楽しさを共有できるミニバンとして車名が決められたエディックスなど、造語が車名になっている車種が数多く存在します。
NSXなど車名がアルファベットとなっているモデルの由来は?
NSXやMDXなど車名がアルファベットになっているモデルの由来には何があるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
現行モデル編(NSX、MDX)
ホンダの現行モデルのスポーツカーとして販売されているNSXには、車の性能はもちろんのこと車を思いのまま操作できて扱いやすい車という由来で車名が決められました。
現行モデルとしてもう一つ紹介したいMDXの由来は、未知の世界を意識した高次元の要素を組み合わせた車という意味で車名が定められています。
絶版モデル編(HR-V、S-MX、Z)
HR-Vは高い運転性能と革新的な乗り物を意識した車を由来して付けられた車名であり、SMXはSMは(Sweet Move)の頭文字を取って名付けられた車名で、X(ホンダではXを未知数を意味しています)の意味を合わせて「甘い動きを表現する未知数の車」という意味で由来決定されました。
Zは究極のスモールカーを意識して開発された車であり、ホンダが車を開発する上での初心となる車として由来されました。
ステップワゴンのWGNとは?
ホンダが販売する大人気ミニバンのステップワゴンのWGNは、ワゴンの総称をロゴ化して作られたカテゴリーである車の種類を新たに決める新ジャンルとしてWGNと付けられました。
N-WGNと共に商標を取得
ホンダを代表するWGNタイプの車はワゴンの略称をロゴバージョンにしたものであり、N-WGNと共に商標を取得しています。
N-BOX、N-ONEなど軽自動車のNの意味は?
今ではホンダの売り上げの半分を記録するN-BOXとN-ONEですが、数字の頭文字にNが付いた意味には、新時代を切り開く軽四輪車という意味でNが付けられています。
もう一度1から頂点に上がる車を作りたいという思い込めてNと定められています。
N360のNの意味は?
N360の頭文字であるNはN-BOXやN-WGNのとは少し違った意味を表します。N360のNは乗り物のNであり、人と車が短かな存在になることをテーマに意味されました。
自動車を動かす器械と考えるのではなく、人が乗るために必要なものとして意味付けられています。
CR-VとCR-Zの車名の意味は別物?
CR-VとCR-Zの車名は一見同じような感じがしますが、実は全く別物の車です。
CR-Vはコンパクトサイズをしたヨーロッパ系のイメージを強く意識しているSUVとして由来された車であり、CR-Zは快適な乗り心地で自由に走れる乗り物をテーマに意味付けられる車です。
同じCRシリーズということもあり、似たようなイメージがありますが中身は全く違うものだと認識しましょう。
CR-Xの意味は?
CRシリーズの中でもヨーロッパのイメージをさらに強くしたモデルとして由来されたCR-VはCRの後にXを置くことで未知数という意味を表します。
輸出向けのCR-Xには「CRX」とハイフンが付かない特徴がありますが、日本ではCRとZの間にハイフンを記入して商標登録がされています。