車の下回り塗装をDIYで挑戦してみた!

     
   

筆者は愛車の整備などは、日ごろから自分でやりたいと考えてます。今回、下回りの防錆塗装に挑戦!。作業手順や塗装する際の注意点、気づいたことなどをまとめてご紹介します。

防錆に使用した塗料について

引用:筆者撮影画像

品名:エンドックス UBC・HB2700

自動車、トラック、バス、鉄道車両等のシャーシや下回り、ホイールハウジング、フロント&リアエプロン等の防錆施工及び消音効果が得られる塗料です。

柔軟性のある被膜で塩害に対しても非常に高い防錆効果を発揮し、柔軟性被膜によって消音効果も抜群。表面は乾燥するタイプで、飛び石からの保護性も期待できます。

さらに、厚塗り作業がしやすく、垂れも少ない材料で、特定化学物質非含有という点も注目すべきポイントです。

実は、筆者は豪雪地帯に住んでいるので、車の錆に関しては幾度と無く苦労をしてきました。

普通のシャーシブラックでは2年と持たず、シャーシ塗料の下から錆が浮いてきてしまう現象に幾度も泣かされたのです。

しかし、以前所有していた車で初めてこの塗料に出会い、4年以上全く錆が発生しなかったことから、今回もこの塗料をチョイスして愛車に施工することにしました。

ちょっと高いのですが、効果は高い防錆塗料だと思います。

意外と重要なのは、塗装前の下準備

引用:筆者撮影画像

下回りの塗装を行うときに、筆者が重要だと考える作業は、塗装前の下準備にあると思います。

今まで下回りを施工した車でコレはうまくいった、コレはチョット失敗したかな(全部自家用車)と思うポイントをまずはご紹介します。

①塗装前に出来るだけ外せるパーツは、外してしまうこと。
・インナーカバー
・マフラーパーツ
・アンダーカバー
・前後のバンパー
・マッドガード
などなど、事前に外せるものは出来るだけ外してしまうことが大切です。

また、アンダーカバーやインナーカーバーなど、クリップで止まっているものは、クリップが破損して再利用できないことを考えて、予備のクリップを購入しておくことが望ましいでしょう。今回の施工で、私の車もクリップを10箇所新品に変えました。

②一通り部品を外し終わったら、部品を一度整理して破損等がないかを確認しておくのが良いでしょう。

また、はずした部品の再取り付けの方法がわからなくならないように、写真などを撮って記録しておくことも重要です。

③車に塗料が付着しては困るところを含めて、グルッと一周新聞紙で囲ってしまうのもおススメです。

塗料が周りに飛散して色々な所に影響が出ないようにするためにも、キッチリと事前準備を行なわないと仕上がりにも影響します。

防錆塗装施工

引用:筆者撮影画像

今回は、エアガンタイプの塗料で施工しました。

まずは、フロント側(奥側)から施工していきます。

奥から順に前・後ろ・左右と方向を変えながら、施工ムラのないように噴霧していきました。

画像手前側は、まだ錆等のある場所が写っていて未施工であることが分かると思います。

缶を6本使い、前から後ろ、そしてタイヤハウスまでキッチリ施工を完了させました。

防錆塗装の乾燥工程

引用:筆者撮影画像

施工日は非常に気温が高く湿度も高かったので、乾燥を早めるために送風機をまわして一時間から二時間乾燥させました。

施工をして、そのまま車を動かさなくて良い場合は、下処理の新聞紙などを外して作業を続けて構わないと思います。

ちなみに、使用した塗料は表面が乾かないまま走行してしまうと、砂埃や砂利などをボディにくっつけてしまうので、表面だけでもキッチリ乾かすことが重要です。

折角なので、防錆できる場所を追加で施工

引用:筆者撮影画像

乾燥工程の間に時間があったので、外したパーツの防錆処理を行いました。マフラーがかなり赤錆で酷い状態でしたので、耐熱塗料で処理をしていきました。

未塗装などが無いかを確認

 

引用:筆者撮影画像

施工終了して、下回りの画像を少し撮りました。中々上手に施工できました。下部画像のショックの部分は、本来は施工したかったのですが、6本の塗料を使用し全部使い切ってしまったので、エンドックスUBC・HB2700ではなく、塩害ガードを後日塗りました。

まとめ

筆者は、なるべく自分が所有している車の整備やチューニングを自身で行えれば、行ってみたいと思っています。今回は、下回りの塗装をDIYでやってみました。

参考までに今回掛かった費用は、
・塗料代金2500円×6本=15000円ほど
・場所をお借りした費用 無料(大先輩の社長に感謝です)
・塩害ガード1本 1000円ほど
・新聞など 無料
・耐熱塗料 1000円ほど
もし、このサイズの防錆塗料を業者様に施工した場合は、もっと高額になってしまうことは人件費などを考えると仕方ないことでも有りますよね。自分の車の下回りの状態確認も出来るので、自身の手で施工するメリットは、費用以外にも大きなメリットとなるのではないでしょうか。

 

 

ニュース・コラムカテゴリの最新記事