アライメント調整作業、足回りを脱着したらおススメ!

     
   

筆者の所有する車は、日ごろからなるべく自分で整備をしています。前回このエスクードは、くたびれてしまったショックを交換してレポートしました。

今回は、このショック交換で狂ってしまったであろう、トーインやキャンパー、キャスターを測定して調整してもらうことにしました。

この作業は、私では出来ないので「非常にお世話になっている社長さん」のご紹介で、とあるタイヤ販売店さんでリーズナブルに作業してもらいました。今回は、アライメント調整作業を解説していきます。

アライメント作業する車の情報

引用:筆者撮影画像

エスクード 

TD54W XGグレード グラファイグレーカラー

平成19年式

走行距離48,087km

新品のショックを交換した後、「ハンドルがふらつく、道をそれていく、タイヤが片べりしていく」などといった症状はありません。

ただ足回りを脱着したり、車高を変えたりした場合にはアライメント調整作業をするのは非常に大事であると考えます。

もしアライメント調整を「面倒だから」などと後回しにしてしまうと、タイヤが片べりしたりパーツに負担がかかり破損したりして、かえって出費が大きくなることが予想できるからです。

アライメント調整していただけるお店に訪問AM10:00

引用:筆者撮影画像

もしかしたら読者の皆さんも気づかれるかもしれませんが、タイヤやホイールなどを専門に全国展開しているお店にきました。ここが社長に紹介してもらったところです。

オープンの10:00から沢山の方が、タイヤ交換や新品タイヤ購入に来ていました。

アライメントブース紹介

引用:筆者撮影画像

綺麗に整頓されたブースが、メンテナンスヤードの一番端にありました。すぐにアライメント作業が出来るように準備していただいていました(ありがとうございます)。

アライメント測定作業

引用:筆者撮影画像

アライメント測定の準備を手際よくしてくれています。

引用:筆者撮影画像

準備が終わり、測定作業が始まります。

スタッフさんに聞いたら、コンピューターに私の所有車のデータ(許容範囲)が入っており、車検証のデータをインプットすると測定できるようになっているとのことです。

アライメント測定結果

引用:筆者撮影画像

10分ほど待つと、スタッフさんに呼ばれました。「せっかく写真撮ったりしてくれるなら、印刷でなく画面で説明しますね」と言っていただきモニターチェックをしました。

筆者は、上記画像だと少し見づらく感じました。イメージとしては、右前タイヤ以外はトーアウトという結果になっています。

引用:筆者撮影画像

上画像は、フロントタイヤの詳細です。やはり左タイヤのトーが-0.09とトーアウトになっています。

スタッフさんにも驚かれたのですが、足回りを交換してコレだけの狂いであれば、非常に優秀でないかと言っていただきました。

筆者は、過去に数台のアライメント調整をしましたが、確かにトー、キャンパー、キャスターが大きく狂っているというものが多かった気がします。

筆者ワンポイントアドバイス

トーイン&トーアウトは、0度が真っ直ぐ+がトーイン(内股)、-がトーアウト(がに股)です。

引用:筆者撮影画像

リアに関しては、両方ともトーアウトになっていました。キャンパーは、前後左右ともに基準値内なのがわかります。キャスターも上の画像(同車は、フロントのみ)から基準値内です。

スタッフさんいわく、以外と重要なのは黄色○部分とのことです。ここの値が、0”00’から±でおおきくづれると車が真っ直ぐ走らないそうです。

運が良いのか、それともたまたまなのか筆者の車は真っ直ぐ走っていましたので、この感覚は正しかったんだなと数字で納得できました。

※スタッフさんのアドバイス

上記のパソコンモニター上の数値は、誰も乗車していない状態での数値です。普段乗車する人数などを参考にアライメント調整をするそうです。

アライメント調整作業開始

引用:筆者撮影画像

アライメント調整作業を開始していきます。

エスクードの調整箇所は、フロント・リアともに、トー&キャンパー調整ができるとのことです。合計8箇所あるということですね。

作業→測定を何度か行い、試乗してもらい作業終了しました(1時間ほどでした)。

スタッフさんいわく、フロントは車検などでネジを緩めたりすることが多いのですが、リアは新車から触られていないことが多く、この車も固着していたので固着を取って作業しましたとのことです。

アライメント調整後の数値

引用:筆者撮影画像

  • 黄□は、乗車状態での測定値です。
  • オレンジ□は、エスクードの基準値(許容範囲)です。
  • 青□は、調整後の数値です。

ものの見事に基準値に収まるようになっています。特にフロントーに関しては、少しだけイン側の数値許容範囲に近づけています。これは、直進性を上げるために行ってくれています。

引用:筆者撮影画像

引用:筆者撮影画像

きちんと整備記録もいただけて、非常に良心的な販売店さんでした。ご紹介いただいた社長さんに感謝です。

帰り道すぐに気づいたのですが、「ハンドルが軽い」と瞬時に思いました。やはりトーアウトになるとカーブなどの旋回時にはよいのですが、直進性が不利になっていたことに改めて気づきました。

筆者在住の豪雪地帯でのアライメント料金の相場

アライメント測定料金 8,000円から10,000円(税抜き)前後

調整料金 1箇所2,500円から3,000円(税抜き)前後

エスクードのアライメント調整の相場は、全部調整したら28,000~34,000(税抜き)となります。大先輩のご紹介のお陰で、かなりリーズナブルになりました。

まとめ

アライメント調整作業、足回りを脱着したらおススメ!をまとめると

  • 足回りの交換をした場合や、タイヤが片べりしたりハンドルがふらつくなどの時にはアライメント調整がよいでしょう
  • 自分で感じているのと実際の数字がどのくらい違うのかも知ることができます
  • 調整後は、何らかの変化を感じられます(修正範囲にもよりますが)

今回はどうしても自分では出来ないアライメント作業をお店にお願いしました。快く写真撮影などをご了承いただき、手際よく作業していただいたスタッフさんに感謝です。

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