ボルボのフォグランプが水濡れに、社外フォグランプ交換に挑戦!

ボルボのフォグランプが水濡れに、社外フォグランプ交換に挑戦!
     
   

ボルボV70 Rの乗っている先輩から相談がありました。以前純正のフォグランプが、「プロジェクタータイプ」で外径が60㎜くらいしかなく暗かったため、知り合いの業者に依頼して社外フォグライトに加工交換したそうです。

そのカスタムを施した後、約半年ほどして片方のフォグランプが水没してしまっているとのことでした。その時加工していただいた業者さんが忙しく、こちらに相談の連絡が入りました。

今回は、社外品への交換リスクや社外品へ交換する際の注意点なども含めて記事にしていきます。

ボルボ V70 Rの情報

引用:筆者撮影画像

  • 年式 2004年
  • 走行 150,000㎞
  • 全長×全幅×全高= 4710×1815×1470㎜
  • ホイールベース 2755㎜
  • エンジン型式 B5254(ターボ付)
  • 最高出力 300ps(220kW)/6000rpm
  • 10モード/10・15モード燃費 8.5km/L

 

300psのパワーは非常に運転しやすく、ロングホイールベースのおかげで走行も安定していて長く乗りたい車の一つだそうです。

愛着のある車なのですが、一つだけ不満があったようです。純正フォグランプの外径が60㎜と小さく、さらにプロジェクタータイプなので暗いとのことでした。

本人もLEDバルブなど色々試したのですが、プロジェクターの性質上広がりがなく暗くて困っていたようです。そこで根本的な対策として、フォグランプ自体を交換してしまうことに至ったようです。

純正よりも大きくプロジェクタータイプでないものに交換となると、フォグランプベゼルの加工や取り付け部分の加工なども必要になり、知り合いの業者さんに依頼して取り付けしてもらったみたいです。

ただ、これは筆者の想像なのですが、純正と全く違うものを加工して取り付けるという作業は非常に大変です。それは、その車にすごく精通している方でも作業方法などで悩むと思います。

筆者が、取り付けの状況を確認したときにも思ったのですが、大分苦心して「よりベター」と思われる方法で取り付けたのだと想像しました。

左右のフォグランプの左側が水没してしまっていました。

水没したフォグランプの状況などを確認

引用:筆者撮影画像

上記の画像は、じつは一度水没したフォグランプを外し、水気を抜き、サビた内部のリフレクターをできるだけふき取った状態まで仮復旧した一週間後の画像です。

当初は、とにかくバルブ付近まで水が侵入してしまい、すでに錆が出てしまっている状態でした。根本的に修理するには同じフォグランプがないと修復できない状況でしたので、故障回避のために応急処置をして送り出しました。一週間後、新品のフォグランプが到着したので、交換などの作業をしました。

一週間後でも上記画像のようにレンズ内側に水滴がついています。多分フォグランプのどこかに大きな原因が潜んでいると確信しました。

案外多い現象のようです。一度ご自身のフォグランプもチェックしてみるのが良いでしょう。

もともと付いていたフォグランプを外して検証

引用:筆者撮影画像

まずは、フォグランプを外して検証していきます。最初に思ったのは、フォグランプに穴をあけて取り付けナットを入れているのがわかりました。じつはこの穴を覗いてみると、明らかに隙間がありそこから水が浸入しサビていることが理解できました。

ということは、同じ加工を施して装着しても、また同じ現象が起きる可能性が高いということです。ちなみにフォグランプなど、なるべく密閉性が高い方が良いものは、絶対に穴あけ加工を施さない方が良いといえます。

新品フォグランプと水没フォグランプ!

引用:筆者撮影画像

じつはこのフォグランプは、ネットなどでも販売されているスズキなどの純正互換の社外フォグランプです。筆者も自車に使用しています。

2個で4500円ほどと非常に入手しやすい物でもあります。スズキなどに使用する場合は、フォグランプから出ている4か所の取付穴を利用して固定できるのですが、なにせV70に利用するので、このでっぱり(赤丸)がすべて邪魔になってしまいます。破損しないように切り取ってしまいます。

水没しないよう工夫して、取り付ける!

引用:筆者撮影画像

最初につけた水没フォグランプは、上記の画像の赤丸部分にフォグランプに穴が開いていて、直接ネジで止まっている構造でした。

筆者は少し悩み、穴をあけないで、ステー加工で取り付けできるようにしてみました。ステーをこの字に折り曲げ、フォグについているフォルダーに挟ませて、ネジで止める方法にしました。これによって、フォグに穴をあけないで固定できます。

反対側は、前回やって頂いた業者様のやり方で!

引用:筆者撮影画像

逆側の取り付け方法は、前回行っていただいた業者様のやり方で良いと思いましたので、その方法をそのまま行いました。ただステーが鉄でサビてしまうので、あとで黒く塗っておきました。

点灯試験!

引用:筆者撮影画像

点灯試験を行い、きちんと点くことを確認し、右側のフォグランプも同様の加工をして作業自体は終了しました。フォグランプ自体に穴をあけていないので、フォグへの水の侵入は無くなればよいなと思います。

因みに筆者は、純正のフォグランプレンズに白く筋が入ってしまったので、同じく純正社外に変えていますが、2年経過し水濡れとかは起きていませんので、侵入しないことを祈ります!

右側のフォグランプは水濡れしていないので、水濡れ発生の交換パーツとしてストックしてもらうことにしました。

水濡れの原因など

引用:筆者撮影画像

今回は、フォグランプに穴をあけて加工したことが、水没最大の原因であると考えます。密閉しておきたいとことには穴あけ加工などはなるべく施さない方が良いのではないでしょうか。

また穴あけ加工しなくても取り付けられる方法があったので、これで水濡れしないかなどをしばらく検証することも重要ですね。

まとめ

ボルボのフォグランプが水濡れに、社外フォグランプ交換に挑戦!をまとめると

  • 純正品から社外品に交換する際は、非常に苦心してしまうことが多いです。
  • 作業する前に、一番ベターな方法を見つけることが重要でしょう。

今回は、水没したフォグランプの交換作業を行ってみました。筆者の経験上では、ライト周りの水の侵入は、非常に原因を見つけることが難しく、対策をしても中々結果が得られないことも多かったと思います。

実際には問題のない純正フォグライトに交換する事が、近道であったという結論が多いとも考えます。

 

 

 

 

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