ホンダは車だけじゃない!コア技術を生かした新領域へ発進

ホンダは車だけじゃない!コア技術を生かした新領域へ発進
     
   

日本国内でのホンダといえば、ステップワゴン・シビックタイプR・フィットといった車を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

また農業関係の仕事をしている方などでは、刈払機や耕運機などといった印象のある方も居るやもしれません。さらに降雪地帯では、除雪機なども有名です。

ホンダは、車だけのメーカーではないのです。世界的には、かなり幅広く深い産業にも進出しているのがホンダです。ここでは、ホンダが新領域事業を展開している点を解説します。

「Honda eVTOL」(電動垂直離着陸機)について

ホンダの飛行機と言えば、ホンダジェットを思いつく人も居るかもしれません。ホンダの独創的な発想からホンダジェットは生まれています。新領域では、車やアグリ分野などで採用されている電動化技術を応用したガスタービン+ハイブリッドによる「Honda eVTOL」が設計・開発中です。

近年後期業界で重要視されている航続距離(燃費性能)を、ハイブリッド化により達成しようとするモデルです。

電動化技術による小型タイプの飛行機は、シンプルなつくりとクリーンな排出ガスだけでなく、民間旅客機同レベルの安全性も追求できます。飛行機としては小型なローターを搭載できることから、都会で離着陸したとしても騒音とならない静粛性を可能にします。

そのため開発競争が活発化しているのも現実です。オール電化によるeVTOL(電動垂直離着陸機)は、バッテリー容量に問題もあり、稼働範囲は都市内移動となるのが現状です。

ホンダでは、都市間移動を楽にするための電動化をさらに推進するために、ガスタービンを用いたハイブリッドシステムとしたeVTOLを完成させ、都市間移動の市場拡大に参入していくという事でしょう。

 

「ホンダ アバターロボット」(分身ロボ)でバーチャル移動も実現か

ホンダでロボットと言えば、ASIMOを思い浮かべるのではないでしょうか?ホンダでは、ロボット技術を人の未来に向けて開発しています。

このロボット技術を進化させ、次世代ロボット開発に着手しています。時間や空間といった次元にとらわれず、バーチャルをさらに拡大させ、自己能力を用いて拡張できるホンダ アバターロボットを実現させるという事でしょう。

このロボットは、リモートなのにそこにいるかのような作業などが可能になる点です。こういったロボットが開発されることによって、場所や時間などを問わずいろいろな分野で活躍することができるようになると考えます。

例えば医療分野での活用

一番身近なアバターロボットと言えば、医療分野になるのではないでしょうか?例えば「スーパードクター」と呼ばれる方は、世界各国にいます。しかしながら手術や医療行為となると、ドクターか患者のどちらかが現地に行かなければなりません。

もしアバターロボットが開発されれば、医療業界での時間や場所的な制約がかなり無くなるといって良いのではないでしょうか。

ホンダは、もともとロボット工学に精通しているメーカーでもあります。この技術を医療やその他の幅広い分野に展開させたいという狙いがあるといえます。

ホンダは、将来を見据えて宇宙領域へ飛び立つ!

引用:https://www.honda.co.jp/news/2021/c210930b.html

四半世紀前まで、宇宙という言葉が非常に遠い未来のように感じられたと記憶しています。近年では、宇宙への扉もかなり開いてきているのではないでしょうか。

ホンダは、現在のコア技術を最大限活用し、宇宙開発を考えているようです。「燃焼、誘導(走行)制御の技術、燃料電池(バッテリ)の技術、ロボティクスの技術」といったホンダが得意とするコア技術を最大限生かすことで、宇宙という究極の環境で新たな一歩を踏み出そうとしています。

月面でのチャレンジをスタートしています。月には水分があるとされています。ホンダは、宇宙進出を積極的に推進するため国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協業しています。

月面では、先述したアバターロボットも活躍できるようにする仕組みです。宇宙に点在する可能性のある宇宙作業員の危険を回避するため、ホンダのロボット技術が利用される日が訪れるかもしれません。

再使用可能な小型ロケットの開発が進んでいます。ホンダコア技術である自動運転技術やコネクティッド性を活用した人工衛星などを開発しているとのことです。

世界各国では、宇宙進出への歩みが進み始めている状況です。地球とは比較にならないほどの可能性を秘めているからです。ホンダは、この可能性に対して積極的な開発をしていくという事でしょう。

 

まとめ

ホンダは車だけじゃない!コア技術を生かした新領域へ発進をまとめると

  • 一昔前までは、車を作るメーカーは車だけを設計・製造・販売している印象がありました。
  • ホンダでは、車つくりだけでなく先を見据えたコア技術の開発がかなり前から行われています。
  • ホンダは、近い未来に向けて宇宙を見据えたうえで、コア技術躍進を狙っています。

ホンダは、車だけのメーカーではありません。「コア+新技術、コア+コア」などの新開発を行っています。近い将来のホンダ技術革新が楽しみですね。

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