日産エクストレイルをリフトアップ、1.5インチアップ仕様に!

日産エクストレイルをリフトアップ、1.5インチアップ仕様に!
     
   

皆様は、リフトアップってご存じでしょうか?よくクロスカントリーモデル(ジムニーやランクル)などで車体をアップさせる作業のことです。

近年では、クロスカントリーモデルだけではなく、車高アップに向いている車のリフトアップが流行っているようです。例えば、スズキ ハスラーやトヨタ サクシードなどです。

そして今回実際に作業するエクストレイルもリフトアップしたモデルに人気が集まっています。ここでは、リフトアップ作業の一部を紹介しながら、リフトアップでの注意点なども解説します。

今回リフトアップするエクストレイルを紹介!

引用:筆者撮影画像

今回作業するエクストレイルは、ディーゼルモデルでした。平成24年のモデルとのことです。このエクストレイルをリフトアップしようと、本人と知人らで作業した様のなのですが、どうしてもリアのサスペンション交換ができないとのことで、こちらで作業してみることにしてみました。

エクストレイルのリフトアップは、非常に人気のようです。しかも1インチから1.5インチほど上げるだけで、印象もがらりと変わるようです。

フロントは、ストラットサスペンションなので、ストラットが外せれば、難しい作業ではなさそうです。本人と知人で6時間?かかったようですが、何とか作業できたようです。

リアに関しては、どうしてか純正サスペンションを外すことから苦労したみたいです。このあたりのことも考察しながら作業していきます。

エクストレイルのサスを交換する手順(リア)

引用:筆者撮影画像

まずはサスペンション周りをチェックしてみます。アレ、、、そんなに難しくないような気がします。ということで作業してみた方が良いと思い、作業スタートします。

まずは、ショックの下側を外してしまいます。日本の車は、こういった場合のボルトやナットは、17㎜か19㎜を使用していますが、エクストレイルは面白いサイズを使用していました。普段日本車で使用しないサイズを使用していますので注意しましょう。

足回りは、流石北国で使用さてるだけあります。かなり錆が生じて状態が悪い状況です。あとでブラック塗装だけしようと思います。

引用:筆者撮影画像

つぎにスタビライザーリンクを外してしまいます。上側は、六角とナットで止まっていますので、下側のボルト・ナットの方を外します。

六角側は、外せないとリンクごと交換になるので、ボルト・ナットの方が安心です。こちらもサクッと外し終わりました。

この二か所を外してあげると、比較的足回りの自由度が広がります。ただ純正サスペンションは、単純に引き抜くことはできません。

スプリングコンプレッサーを使用して縮めてあげます。こうすることでサスペンションは簡単に引き抜けます。

引用筆者撮影画像

純正サスペンションから社外サスペンション(車高ダウン)の場合は、サスペンション全長が短くなるので、場合によっては純正のように縮めなくても入る場合があります。

今回は、リフトアップするため社外サスペンションの全長が、純正より長くなっています。という事は、スプリングコンプレッサーで縮めたのと同じくらい社外も縮めてあげる必要があります。

またスプリングコンプレッサーをかける向きも重要になってきます。あわてず作業することが大切でしょう。

社外リフトアップサスペンションを組み付ける

引用:筆者撮影画像

純正を縮めた時と同じように、社外サスペンションを縮めたらエクストレイルの車体にはめ込む作業をしていきます。この時、スプリングコンプレッサーの向きや方向が違うと収まりません。最初に印などを付けて、しっかり作業しましょう。

引用:筆者撮影画像

スプリングコンプレッサーを左右バランスよく緩めていきます。この時バンプラバーの位置などをしっかり合わせて作業していきましょう。

やり直しは、かなり面倒な作業になります。チェックしながら作業することも重要です。昔の人は良い言葉を残しています。「急がば回れ」です。大事なことは、ミスなくさらに修正することが少なく作業できることと考えます。

こちらの作業を左右行えば、リアサスペンションのリフトアップは終了となります。左右で足回りの構造は一緒なのですが、右と左では、作業性が少し違います。それは、燃料タンクなどの有無です。タンクなどを傷つけないように作業しましょう。

リアは、1.5インチ(約3センチ)上がりました

引用:筆者撮影画像

じつは、なぜ所有者本人が作業できなかったのかと言うことを後で本人に聞いてみました。それは、スタビライザーリンクを外していなかったから、フリーにならず交換できなかったとわかりました。足回り交換をする際は、どこまで外さないと作業できないかなどを考えて行うと良いでしょう。

今回リアサスペンション交換に掛かった作業時間は、約3時間くらいです。慎重に行って作業したことと、リフトアップ作業の方が車高ダウンの時よりも社外サスペンション交換は面倒であるといえます。

エクストレイルのフロントとリアのサス交換について

エクストレイルのフロントサスペンションの交換は、ストラットを外す作業よりも他の作業が面倒です。ボンネットを開けてみると分かるのですが、ストラットは、3か所のナットで止まっています。そのうち一か所が、ワイパーの根元のガーニッシュを外さないと取れない構造です。

ワイパーのガーニッシュなどは、プラスチックでできています。割れないように注意することが大切です。これさえ問題なければ、ストラットを外して、スプリングコンプレッサーで縮めて交換すればよいので楽と考えます。

エクストレイルのリアサスペンション交換では、スプリングコンプレッサーをサスペンションにかける方向や向きが重要になってきます。これさえできれば、比較的交換作業は簡単と考えます。

まとめ

エクストレイルをリフトアップ、1.5インチアップ仕様に!をまとめると

  • リフトアップ作業は、現在人気のあるカスタムです。
  • やり方を間違えなければ、DIYでも作業できますが、もし不安であれば業者様に依頼するのが安全でしょう

今回は、エクストレイルのリアをリフトアップする作業を行いました。作業手順を守ってあげれば、リアで3~4時間、フロントで、3~4時間でできると思います。DIYで挑戦してみるのも楽しいかもしれません(不安であれば、しっかりした整備工場に依頼しましょう)。

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