フロントスピーカーを社外に交換!社外(アルパイン)って良い音かも・・・

フロントスピーカーを社外に交換!社外(アルパイン)って良い音かも・・・
     
   

皆さんの中には、家庭用オーディオスピーカーに音質の良いものを使用している方も居るのではないでしょうか。こういった方は、もしかすると車用のスピーカーも純正ではなく、社外の音質の良いスピーカーを使用しているかもしれません。

一方「カースピーカーなんて音が鳴ればよい」と考えている方も居ると思います。ここでは、フロントカースピーカーを交換するだけで車内音響が良くなる点を解説していきます。

交換するフロントドアスピーカーの位置など

引用:筆者撮影画像

車のスピーカーは、一般的にフロントのみに装備されている車やフロント・リアに装備されている車、さらにはツィーターやセンタースピーカーなども装備されているモデルなどがあります。

また純正スピーカーのついている場所によっては、比較的短い年数でスピーカー機能が低下してしまう場合があります。それは、ドアスピーカーの場合です。

ドアスピーカーは、日ごろから水気にさらされている時間が長くなります。例えばドア内部も非常に水分が多いです。また足元のために、靴や傘などの水分が直接スピーカーに掛かる場合もあります。

今回交換するフロントスピーカーは、やはりドアスピーカーです。またこの車は、製造されてから22年ほど経過しているモデルです。スピーカーの状態も良くないと予想します。

フロントドアのインナートリムを外す

引用:筆者撮影画像

このモデルの場合は、ドアトリムを外してスピーカー交換をします。ほとんどのドアスピーカーが、ドアトリムを外さないと交換できないといえます。

筆者的には、ドアトリムを外さなくても交換できるようにメーカーも考えてくれないかなとも思いますが、コスト面などや純正から社外に変えることを想定していないことを考えると、わがままな意見かもしれません。

上記のメクラを外すとプラスネジア見えてきます。これを外して、枠も外してしまいます。

引用:筆者撮影画像

開閉する際に使用する取っ手部分にもプラスネジがあります。これも外してしまいます。

こういったネジ止めの場所は、一か所外し忘れると、トリムの破損に繋がります。隠れた場所にネジ止めされていないか慎重に作業しましょう。

引用:筆者撮影画像

クリップで数か所止まっている部分も外してしまいます。この車の場合は、3か所クリップで止まっています。

引用:筆者撮影画像

ネジやクリップが外せたら、トリムを慎重かつ大胆に剥してしまいます。慎重≒割らないように、大胆≒勢いと瞬間の引き出し力です。

引用筆者撮影画像

ドアトリムが、外れてくれました。ドアトリムが外れたら、オートガラス開閉のコネクタなどを外して、トリムを分離します。分離したトリムは、傷がつかない場所に立てかけておきましょう。車の後部座席などに置いておくと良いでしょう。

良く作業に集中していたら、風で飛んで行ってしまい、傷だらけになっている人がいます。せっかくスピーカーをキレイにしても、トリムが傷だらけだと台無しになってしまいます。

純正スピーカーの状態

引用:筆者撮影画像

一件なんともなさそうな純正スピーカーですが、じつは黄色い丸で囲まれた部分(エッジ)が剥離していました。スポンジ状の素材が、ボロボロになってしまい手で触れただけでボロボロと剥がれ落ちてしまいます。

やはり22年の歳月は、純正の優秀なスピーカーでも耐用年数を超えていたと考えます。また先程説明した通り、ドアスピーカーと言うのも腐食が進む原因であったといえるでしょう。

スピーカーのコーンと土台をつなぐエッジ部分が無くなってしまうと、音が「バフバフ」といってしまい、しっかり鳴らなくなります。このスピーカーも近いうちにこういった現象が起きるといえます。

またこのエッジは、音量が大きくなると負担が増える性質があります。音を大きくしたら割れてきたといった場合にも不具合が出ている可能性があるといえます。

引用:筆者撮影画像

社外スピーカーは、アルパイン製をチョイスしてみました。フロントサイズ17cmで約8000円位の2WAYコアキシャルタイプです。

純正の土台にもしっかりとフィットしてくれています。そんなに高価なタイプのスピーカーではないのですが、仮付けした後の試験では、アルパインらしい綺麗な音質となっていました。

純正スピーカーは、15Wの定格出力です。抵抗は4Ωと一般的な自動車用のスピーカーとなっています。アルパイン製は、30Wの定格出力で4Ωです。倍の能力があることと、素材が純正よりしっかりしていそうです。

スピーカーの音を確認

テレビの音なので、一般的な音量で再生していますが、クリアな音質となってくれて非常に聞きやすい感じです。低音や高音は、ヘッドユニットの能力にも左右されますが、試験視聴的には良い音と感じました(純正と比較して)。

筆者は、今回はフロントスピーカーだけを交換してみました。普段から運転席と助手席くらいしか人が乗らないので、とりあえず「故障する寸前であろう」というフロントスピーカーを交換してみました。交換後、バランスなどを調整し、少しフロントスピーカーの音量を上げるようにシフトさせています。

フロントスピーカーの交換だけでかなり良い音になりましたので、もしリアスピーカーに不都合が起きそうなときは、リアスピーカーの交換もしてみたいと思います。

フロントスピーカー交換にかかった時間は、左右で約90分です。

まとめ

フロントスピーカーを社外に交換!社外(アルパイン)って良い音かも・・・をまとめると

  • 純正スピーカーは、特殊なモデルでない限り比較的チープな仕様が多いでしょう。
  • 社外スピーカーに変えることで、少なくとも純正からカスタムアップできます。
  • ドアスピーカーは、風雨などの関係から経年劣化が激しいと考えます。

筆者は、今回フロントスピーカーの交換をしました。フロントだけでも交換する事で非常に良い音に変貌しました。皆さんも音響アップしてみたらいかがでしょうか!

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