ダイハツが、ハイゼット・カーゴ、アトレーを約17年ぶりにフルモデルチェンジしました。これに併せてトラックモデルもマイナーチェンジが施されました。同モデルの販売は、昨年12月20日です。
ダイハツは、今回のフルモデルチェンジで「ニッポンには、ハイゼットがある」というキーワードで軽自動車商用部門の大きな底上げを狙っていると感じます。
今回は、新型ハイゼットカーゴ、アトレー、トラックのエクステリアや内装、パワートレインなどを紹介していきます。
新型ハイゼットカーゴのエクステリア等
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
先代モデルのエクステリアデザインを継承しながら、進化を計ったエクステリアデザインとなっています。先代モデルでもあったバンパーサイドの破損を簡易に直せる方式を新型でも登用しています。
ワンボックスの特長を最大限に引き出すために、ボディーをできるだけスクエア化しています。このデザインによってクラス最大の室内空間を確保できています。
新型ハイゼットカーゴの内装等
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/04_interior.htm
軽商用バンとは思えないほど、高級感のある内装に仕上がっています。ハイゼットの特長となっている小物収納スペースは、健在です。
車内の大きさ
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/04_interior.htm
とにかく仕事をする車としてできるだけ、荷室空間を大きくとれるようにしています。ただ筆者が調べた限りでは、ホンダN-VANの方が、若干広いと考えます。スズキエブリーと比べると、ハイゼットの方が広くなったのではないでしょうか。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/04_interior.htm
ハイゼット カーゴは、1,045,000~1,606,000円の車両価格設定です。
新走行機能の紹介
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/05_driving.htm
新開発されたFR駆動用CVTが搭載されています。これによってさらなる静寂性を確保しています。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/05_driving.htm
CVTモデルで初めてとなる電子制御式切替スイッチが用意されました。このスイッチによって、2WD・4WD・オート4WDの3モードの選択を可能にしました。
ハイゼット・トラックのエクステリア等
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/truck/index.htm
ハイゼットトラックは、今回フルモデルチェンジという形ではなく、大幅なマイナーチェンジと言う位置づけになっています。エクステリアデザインは、ヘッドライトなど主要部分がカーゴ先代モデルになっています。
一部の意匠変更の内容は、今回のカーゴフルモデルチェンジに合わせて、基本構造や基本装備を統一化する目的があったようです。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/truck/04_interior.htm
近年の軽トラックの内装は、ほぼ軽乗用車に近いといえます。軽トラであったも扱いやすく、乗りやすいという装備も施されています。エアコン・パワステ・パワウィンウという装備から、ナビ・ステアリングスイッチなどの装備まで施されています(グレードにより)。
荷室の大きさ
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/truck/04_interior.htm
クラス最大を公示しているスズキキャリーと同様の寸法になっていると考えます。現在軽トラックは、ダイハツとスズキの2モデルしか国内製造がありません。同じ荷室寸法になったことは、ダイハツにとって非常にプラスに働くでしょう。
ハイゼット トラックは 902,000~1,452,000円の車両価格です。
新走行機能の紹介
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/truck/05_driving.htm
従来は、マニュアル車のみに設定されていたスーパーデフロック機能が、CVTモデルにも搭載できるように開発されました。これによってぬかるみ脱出機能がCVTモデルでも使用可能になりました。
新型アトレー
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/atrai/03_exterior.htm
アトレーは、ハイゼットカーゴの乗用バージョンという位置づけになっています。ただし先代まで5ナンバーのあったアトレー(ワゴン)は、4ナンバーのみの設定になっています。
ワゴンとバンとの大きな違いは、リアシートのスライド機構の有り無しともいえます。今回のアトレーでは、乗用モデルであっても、積載能力を最大限にするという目的とアトレーユーザーが、アクティブ活動する方が多い点から4ナンバー化したと考えます。
新型ハイゼットをベースに、専用グリルやフォグなど、商用とは大きく違う点をアピールしています。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/atrai/04_interior.htm
内装的には、オートエアコンの装備などが可能になり、ハイゼットカーゴの商用的要素から乗用的要素が付加されています。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/atrai/04_interior.htm
荷室幅を大きくし、軽ナンバーワンの称号がつきました。新プラットフォームを採用することで、スクエアなデザインと広い荷室空間が確保されています。
アトレー は 1,562,000~1,826,000円の車両価格です。
まとめ
ダイハツが、ハイゼットシリーズ、アトレーを新型へ更新!をまとめると
- ハイゼットカーゴ・アトレーはフルモデルチェンジで、ハイゼットトラックは大幅マイナーチェンジと言う位置づけです。
- ハイゼットシリーズには、ジャンボ・2シーター・デッキバン・ダンプ・リフト・保温保冷車・福祉など数多くの来ナップが存在します。
新型ハイゼットシリーズ、アトレーでは、新開発され搭載されている装置がかなり多くあります。新開発されたおかげで、軽商用バン本来の機能である積載性をアップさせていると感じました。