日産が、ヨーロッパで新しいEVラインアップを6つ発表!

日産が、ヨーロッパで新しいEVラインアップを6つ発表!
     
   

日産は、新しい時代に向けて新たなEVモデルをヨーロッパで発表しました。そのEVモデルは実に6モデルとなっています。そして今年の夏から販売開始になるとのことです。

6モデルは、それぞれ差別化されることで明確にユーザーの要望に応えられる仕組みとしているようです。この新しい提案によって、純粋なガソリンエンジン仕様へ別れを告げるゴングともなっています。

ここでは、日産が夏からラインアップするモデルなどについて解説していきます。

日産のヨーロッパ市場での電化目標とは?

 

日産は、ヨーロッパ市場での純粋なエンジンモデルの廃止を目標としていました。それは、すでにスタートしていて、2023年からは、エンジン単体乗用モデルの生産・販売を今後行わない予定です。さらに2026年には、電動化100%に向けた本格始動もしていきます。

今回の6モデルの発表によって、まずは2023年のエンジン単体乗用モデルゼロを目指すことになりそうです。ヨーロッパでは、ディーゼル・ガソリンモデルから急激に電動化への道に舵を振っています。こういった環境の中、生き残るために日産は先行選択していると考えます。

ヨーロッパで必要不可欠となる電化への強力アプローチ

日産は、ヨーロッパで求められている電動化に向けて、「突進している」と表現しています。それは、ヨーロッパを電動化させながら日産アフリカ、中東、インド、ヨーロッパ、オセアニアの地域にも急速に電動化を進行していきたいという想いがありそうです。

そのためには、まずヨーロッパ市場を日産EV技術で他メーカーより先行しながらシェア拡大へ突き進み、それをベースにしてほかの地域に進出する狙いがありそうです。

ヨーロッパ向けに新ラインアップした車種

引用:https://europe.nissannews.com/en-GB/releases/nissan-charges-towards-electrified-future-with-new-line-up-and-technologies?&&

日産は、今年の夏に向けてヨーロッパにて一気に6モデルをラインアップしていきます。しかもその6モデルの電動化は、モデルの性質に併せて明確に違うパワーユニットともなっていそうです。

①ジュークハイブリッド

日本では、ジュークは全くフルモデルチェンジしないで2020年に終売となってしまいました。筆者としては、クーペフォルムの先駆者であるジュークが消えてしまうのが非常に残念でした。しかしながらヨーロッパでのジュークは、モデルチェンジも行われ、継続して販売されています。

このジュークにハイブリッドモデルが追加されました。これによって、ハイブリッドモデルに興味のある方が気軽に選択できるようになりそうです。マルチモーダルパワートレインとスマートギアボックスによって、電気のみの走行も可能になり、EV体現がしやすいモデルに仕上げているようです。

②新キャシュカイ e-POWER

クロスオーバーモデルのキャシュカイには、電気で走行し、エンジンで電気を作るe-POWERが採用されました。これによってモーター駆動による直線的なパワーが体験できるとしています。

③新X-Trail e-POWER

エクストレイルは、SUVモデルの中でもファミリー向けに提案されています。そのためいろいろなアクティビティ走行も可能になるように、e-4ORCE全輪駆動技術とe-POWERがミックスされて搭載されています。

これによって、走行しづらい道でも楽しく走れ、さらにエンジンモデルよりも静寂な車内空間も提供されるとのことです。強力な電気の力で4輪を制御することで、限りなくパワフルな走行と静寂性を可能にしたモデルといえます。

リーフ

リーフは、日産の完全EVモデルです。その歴史は、2010年の初代モデルから始まっています。その技術が礎となり、十年後の2022年に革新した技術の更新によって、さらなるリーフの技術アップも行われています。

リーフの技術は、リーフのみならず他のモデルにもフィードバックされています。リーフは、日産モデルすべての技術革新の基礎であるといえますね。

⑤アリア

アリアは、完全EVのクロスオーバーモデルとして登場します。現在の日産技術を体現させた最高峰のEVモデルであるといえます。CMF-EVプラットフォームは、日産独自開発した独創的なプラットフォームです。現在の日産技術をふんだんに盛り込んだだけあって、このクラスでの車内空間もかなり広く設定されています。

アリアは、エクストレイルで採用されているe-4ORCEも搭載しています。全電気自動車でありながら、さらに4WD性能は、エクストレイル級と言うことになります。

⑥タウンスター

タウンスターは、商用ベースモデルとして登場しています。しかも完全電気LCVです。WLTP複合サイクルで300kmの走行が可能となっていて、ビジネスユーザーにも心強い車に仕上げています。

日産は、小型クラスのモデルから商用モデルまでを幅広くEV化したと考えます。

まとめ

日産が、ヨーロッパで新しいEVラインアップを6つ発表!をまとめると

  • 電動化の真美が急速に迫っているヨーロッパで、いち早く一般市民へ電動化モデルを提供するべくラインアップしていると考えます。
  • 電動化ユニットをモデルの特長ごとに分けているのもポイントです。

今回は、日産技術による電動化モデルを一気に6モデル紹介しました。今年の夏からヨーロッパで販売開始になる予定です。日本にも少しずつこの流れが来そうな予感もします。

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