とある日、「ドライブレコーダーをつけてほしい」との連絡が入りました。うかがってみると、そこには大型トラックが置いてありました。
今やドライブレコーダーは、車種や用途を問わず必需品となっています。今回は、トラックにドライブレコーダーDRV-242CをDIY取り付けしてみます。
トラックは、乗用車と違う部分もあります。取り付ける際の注意点やポイントなども話していきます。
ケンウッドDRV-242Cとはどんなドライブレコーダー
引用:筆者撮影画像
大型トラックの電圧は、24Vです。そのためドライブレコーダーを取り付ける際は、24Vに対応したものをチョイスするか、DCDCコンバーター(通称デコデコ)という24Vから12Vに変換する機器を間に入れる方法で取り付けることになります。
間に何か機器を入れる方法にする場合には、その機器を収納する必要もあるので24V対応のドライブレコーダーを取り付けることにしました。
どの商品が、価格的にも装備的にもバランスが取れているかを検討していきます。すると、一世代前のケンウッドのドライブレコーダーで小型タイプ24V対応のものが見つかりました。
お付き合いのある部品商からの仕入れで10000円くらいだったそうです。
電源電圧 | DC5.0V(12/24V車) |
消費電流 | 400mA(最大1A) |
モニターサイズ | 2.0型 フルカラーTFT 液晶 |
動作温度範囲 | -10℃~+60℃ |
記録解像度 | 1920×1080(動画最大約207万画素) |
外形寸法:本体 | W61mm×H54mm |
ケンウッドDRV-242CをDIYで取り付けしていく
引用:筆者撮影画像
トラックのヒューズボックスは、助手席のダッシュボード上にあるケースが多いです。まずは、ヒューズボックスの状況や設置場所をチェックします。
シガーライターから電源を取得する方法もあるのですが、仕事で使う車はシガーから電源取得すると邪魔になるケースが多いので電源をヒューズから取得する方が良いでしょう。
ヒューズの場所が確定したので、配線段取りが決定できました。
- ヒューズからACC電源を取得します。
- アースを近くの鉄部分で取得します。
- 配線を取りまわしていきます。
- 本体と接続します。
- 余った配線をしまいます。
基本的には、上記の作業内容でドライブレコーダーは取り付けできます。
引用:筆者撮影画像
上記の作業工程が見えたところで、最初に考えなければならないのは、ドライブレコーダー本体の設置場所です。設置場所によって、配線方法を変えないとならないケースがあるからです。
所有者の希望では、バックミラーの右側(運転席側)に設置してほしいとのことでした。この距離だと、左側から配線した方がよさそうです(配線の長さ的に)。
ここがポイント!
本体は、設置場所を決めたらマスキングテープなどで止めておきましょう。最終的に取り付ける前に、ワイパーを動かして、ワイパーが届く位置に設置できるかチェックすると失敗しないでしょう。
引用:筆者撮影画像
24V用テスターを使用し、ACC電源を探します。探す際には、ヒューズ名称を参考にすると良いでしょう。今回は、シガー電源から取得しました。
アースは、ヒューズボックスを固定しているネジが鉄部になっていたので、そこで取得することにしました。ACCとアースが近いということは、作業がしやすいということに成ります。
引用:筆者撮影画像
市販のドライブレコーダーは、基本的にシガー電源から取得する方式になっています。この配線を切断してACCとアースを取得する方法もあるのですが、よりきれいに行うために専用のカプラーを別途購入し取り付けます。
配線を切断してしまうと、元に戻すのが大変になります。再利用することも考えて購入した時と同じ状態にしておきます。
試験稼働しましょう!
配線が終了した段階で、必ず試験稼働します。この作業をしないまま外したパーツを元に戻してしまうと、万が一稼働しなかった際に一から作業しなおしになります。
必ず配線が終了した段階で、試験稼働しましょう。
ケンウッドDRV-242CをDIY取り付け【おさらい】
- トラックに使用する場合は、24V対応のドラレコを購入すると良いでしょう
- 取り付ける際は、本体の設置場所をしっかり決めましょう。
- ワイパーを稼働し、ふき取り面にドライブレコーダーのレンズが入っているかチェックしましょう
- すっきり取り付けする場合は、ヒューズから電源取得しましょう。
- ドライブレコーダーの取り付けでは、設置場所や配線方法手順を考えると整理して取り付けられるでしょう。
まとめ
今や必需品!!!ケンウッドDRV-242CをDIY取り付け!をまとめると
- ケンウッドDRV-242Cは、12V/24Vの両方が使えるモデルです。
- ケンウッドDRV-242Cは、一世代前のモデルです。後継機種は、DRV-250です。
今回は、大型トラックにドライブレコーダーをつけてみました。基本的な作業手順は、乗用車と同じです。乗用車と大きく違うのは、ヒューズボックスの位置と広いキャビンのため配線取り回しが少し大変な事でしょう。今回ドライブレコーダーにかかった時間は、約1時間です。DIYでも作業できる内容であると感じます。