ホンダは、2024年春からEV仕様のN-VANを販売することを発表しました。もともとN-VANは、商用ユースから趣味ユースなど幅広いユーザー層があります。この幅広いユーザー層や新規ユーザー層の更なる獲得を目的として、EVモデルをラインアップすることにしたのでしょう。
またカーボンニュートラルの実現は、ホンダでも最重要ファクターとなっています。現在販売数量が多くなっているNシリーズからEVモデルを出すことは、カーボンニュートラルへの近道となるかもしれません。ここでは、EV仕様N-VANの特徴などを紹介しながら、ベースモデルのN-VANの紹介なども行っていきます。
ホンダ軽商用バン「N-VAN」のEVモデル概要など
引用:https://www.honda.co.jp/news/2022/4221207.html
ホンダでは、2030年までにグローバル展開として、EVモデルを30以上投入しようとしています。これは、カーボンニュートラルへの取り組みからおおなわれる予定です。そして世界戦略として、ホンダでも重要な取り組みといえます。
一方日本市場では、軽自動車文化がありホンダでは多くの軽自動車をラインアップしています。その中でも軽商用モデルのEV化というのが、カーボンニュートラルを早期達成する大きなカギと考えているようです。
そこで白羽の矢が立ったのが、2018年から販売されているN-VANでした。着実に実績を積んだ同モデルは、EVモデルとして最適なディテールや仕様であったといえます。
軽自動車EVモデルは、日産サクラなどが発売され、乗用車部門でも注目を集めています。ホンダでは、商用モデルの販売台数やインフラ設備、乗用より過酷な走行環境や経費環境において、商用EVモデルが一番対応できると考えたのでしょう。
ホンダ軽商用バン「N-VAN」のEVモデルの特徴など
引用:https://www.honda.co.jp/news/2022/4221207.html
EV仕様のN-VAN最大の特徴は、やはり200㎞の航続距離を軽自動車に持たせることではないでしょうか?もちろんそれ以上の航続距離があれば、それに越したことはないのですが、日産サクラで180㎞となっていますので、200㎞走行するのであれば、うれしい限りではないでしょか。
筆者的には、少し不安要素があります。200㎞走行できるというのは良いとして、エアコンなどを稼働させた場合にどのくらい走行距離が落ちるのかという点です。
まったく落ちないというのであれば、本当に問題のないことかもしれませんが、予想するに3割ダウンという結果になるのではと危惧します。
車の特徴としては、やはりセンタータンクレイアウト設計されたN-VANをベースにしているだけあり、かなり広い車内空間や助手席ピラーレスの乗降性の良さなどが際立つのではないでしょうか。
N-VANのデメリットといえば、運転席を基本にしたために助手席があまりにもチープに仕上がっている点です。さすがにもう少し助手席のシート感を高めた方が良い気がしました(筆者が乗った感想)。
ホンダ軽商用バン「N-VAN」のEVモデル予想価格は?
ホンダでは、ガソリンモデルの「100万円台を継承する価格に設定する」と発表しています。ただ4WDモデルの設定は、発売当初に設定されないと予想します。
グレード | ミッション | 駆動方式 | 車両価格 |
G | 6MT | FF | ¥1,276,000 |
G | CVT | FF | ¥1,276,000 |
G | 6MT | 4WD | ¥1,378,100 |
G | CVT | 4WD | ¥1,378,100 |
L | 6MT | FF | ¥1,405,800 |
L | CVT | FF | ¥1,405,800 |
L | 6MT | 4WD | ¥1,516,900 |
L | CVT | 4WD | ¥1,516,900 |
スタイルファン | 6MT | FF | ¥1,629,100 |
スタイルファン | CVT | FF | ¥1,629,100 |
スタイルファン | 6MT | 4WD | ¥1,762,200 |
スタイルファン | CVT | 4WD | ¥1,762,200 |
スタイルファンターボ | CVT | FF | ¥1,739,100 |
スタイルファンターボ | CVT | 4WD | ¥1,872,200 |
上記車両価格は、ガソリンモデルのN-VANです。ホンダでは、EVモデルでもガソリンモデルと同様の100万円台から設定する目標があります。
EVグレード | ミッション | 駆動方式 | 予想車両価格 |
G | CVT | FF | ¥1,800,000 |
L | CVT | FF | ¥2,050,000 |
スタイルファン | CVT | FF | ¥2,300,000 |
筆者の勝手な予想なのですが、上記に表を作成してみました。スタート価格は、100万円台後半からとなり、高グレードでは230万円強となるのではないでしょうか?
じつは、国からの補助金が使えるようになれば、55万円助成される可能性が高くなるので、かなりお買い得感も出るのではと感じます。
まとめ
ホンダ軽商用バン「N-VAN」からEVモデルが登場!をまとめると
- やはり軽自動車の普及が拡大している今、ホンダでは軽商用車にてEV展開する意味があると感じます。
- 車両価格が100万円台からで200㎞走行するのであれば、期待大と思います。
今回は、ホンダの量産EVモデル2024発売に向けた軽商用モデルを紹介しました。これから日本でも電化の流れが加速しそうですね。