スバルは、新型インプレッサを2022年のロサンゼルスオートショーで11月17日に世界初披露しました。同時期には、クロストレックが日本で価格発表されています。
インプレッサは、スバルのスタンダードとしてラインアップしているモデルです。米国での世界初公開ですが、日本へも導入確実と思われます。一方クロストレックは、すでに日本での車両価格も発表されました。ここでは、スバル インプレッサとクロストレックの詳細について解説してみます。
スバル 新型インプレッサを世界初公開!概要などは?
引用:https://www.media.subaru-global.com/ja/news/3335
今世代で6世代目となる新型インプレッサは、これまでにないほどのスバル走行性能を楽しめるモデルに仕上がっているようです。それは、運動性能だけでなく安全性能からユーティリティに至るまで細部にアップデートさせたと云う事でしょう。
新型インプレッサ2024が公開されたようです! pic.twitter.com/3x6Ucrz2uQ
— Oribaأوليفا (@oriba080) November 17, 2022
高いボディ剛性は、フルインナーフレームとしたことで高剛性を実現しています。2ピニオン式電動パワーステアリングは、操作質感と操舵性能アップを両立しています。新世代のアイサイトは、確実に安全性能を向上させているようです。
グレードによっては、11.6インチのワイドスクリーンが装備され、マルチインフォメーションディスプレイとしてはかなり大きめのサイズとなりました。
スバル 新型インプレッサの特徴など
引用:https://www.media.subaru-global.com/ja/news/3335
①「動的性能・質感の向上など」
- アクティブスプリット方式のAWDでは、応答性からハンドリング性能、コーナリング性能を向上させています。日常使いだけでなく、色々な走行シチュエーションで操る楽しさも生まれています。
- エンジンは、2.0L水平対向4気筒エンジンを改良し、低振動・低騒音をさらに高めています。新グレードには、2.5L水平対向4気筒エンジンが搭載されています。
- 2ピニオン式電動パワーステアリングは、リニアトルクを実現し、ダイレクト感と自然さを融合させています。応答遅れや反応差のないステアリングフィールが楽しめます。
- フルインナーフレーム構造を採用し、構造用接着剤の使用範囲を増やしたことで、構造上の耐久性をアップさせています。さらにサスペンション取付位置を最適化したことで、従来以上の操縦安定性を達成しているようです。
- シートには、かなりこだわっているようです、骨格をしっかり支えるシートを作り上げることで、仙骨を支え、振動が頭に伝わらないシートに仕上がっています。乗り心地を感じるのは、脳であることを意識したシート作りです。
②「安全性能は?」
- 一番の特徴は、新世代に進化したアイサイトの搭載です。これにより視野角が従来の2倍になっています。さらに解析ソフトをアップデートさせたことで、より広範囲で遠くの距離まで認識できるようになりました。
- 電動ブレーキを搭載したことで、プリクラッシュブレーキや急な自転車の飛び出しなどへの応答債が向上しています。とくに前車追従時の割り込みなどにも対応できるとのことです。
③「ユーティリティアップは?」
- エアコンシステムをより細分化し、必要な所へ稼働できるようになりました。これによって、快適性や燃費向上につながっています。ドライバーシート・フロントシート・全席と区分けができます。
- 一部のグレードには、STARLINK対応の11.6インチマルチインフォメーションディスプレイが搭載されています。これによって、スマートフォンリンクも可能です。
スバル 新型インプレッサのグレード展開は?
米国での現行型インプレッサスポーツは、1グレードのマニュアルとCVTモデルがラインアップしています。新型でも同じような展開になるのではないでしょうか?そのかわり、セダンやプレミアムモデルもラインアップするのかもしれません。
今回は、排気量を2.5Lに高めたRSグレードが新たに展開されるようです。米国のような広大な土地には、必要な排気量かもしれません。
スバルクロストレックの特徴などは?
引用:https://www.subaru.jp/crosstrek/crosstrek/design/exterior
クロストレックは、コンパクトサイズにギラギラするような鋭いデザインが特徴です。これによって、都会派ユーザーから、アプトドアユーザーまで幅広くカバーできるとしています。
クロストレックは、XVの後継モデルとして登場することとなりそうです。スバルでは、3世代目の新型となっているのですが、その説明が「初代XVから数えて」となっているからです。筆者は、営業車でXVに乗っています。このモデルは、短い全長にワイドなフォルムが最大の特徴であると考えます。
引用:https://www.subaru.jp/crosstrek/crosstrek/design/exterior
今回のインプレッサでも採用されている11.6インチのマルチインフォメーションディスプレイが、内装関連での最大特徴と考えます。さらに新世代アイサイトも搭載されているようです。
クロストレックの車両価格
グレード名 | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
ツーリング | FF | 16.4km/l | 2,662,000円 |
ツーリング | フルタイム4WD | 15.8km/l | 2,882,000円 |
リミテッド | FF | 16.4km/l | 3,069,000円 |
リミテッド | フルタイム4WD | 15.8km/l | 3,289,000円 |
先日クロストレックの車両価格が公開されました。XVでは、4WDモデルしか設定されていなかったのですが、クロストレックでは、FFも用意されています。都会派仕様には、FFでもよいと考えます。
まとめ
スバルが新型インプレッサを初公開・クロストレックも発売開始をまとめると
- 新型インプレッサが、かなり刷新されて米国で初公開されました。
- 同時にXVの後継モデルとなるクロストレックが、日本で発売となりました。
スバルの足回りジオメトリーは、本当に素晴らしいと思います。ひとえに水平対向エンジンだから可能になっているとも思います。スバルの運動性能を一度試してみてください。