人のフリ見て我がフリ直せ ドライブレコーダー動画から雪道での事故と安全を考えよう!

     
   

いよいよ冬も本番を迎えますが、冬のドライブは降雪や路面凍結など、気を付けなければ大事故につながりかねません。
雪に弱い関東以南の都市部ドライバーはもちろんですが、降雪地帯のドライバーだって、油断は大敵です。

以下、雪道・路面凍結あるあるを思いつくままに挙げてみますと……。

  • あるある①:関東以南の方は、年に数回あるかどうかの積雪時、不慣れな為に運転操作を誤り「ドン!」
  • あるある②:「これくらいの雪なら大丈夫」と言って夏タイヤのまま走行して「ドン!」
  • あるある③:スキーやスノーボードへ行く道中に「ドン!」
  • あるある④:『これだから非積雪地域のドライバーは・・・』なんて言ってる方も、チョットした油断から「ドン!」

どうですか?幸いにして「ドン!」しなくても、ヒヤッとした事はあると思います。
誰しも、事故なんか起こしたくないはずですよね。しかし、いくら自分が安全運転をしていても、相手が突っ込んで来ることもありますので、決して他人事ではありません。今回は、誰だってこんな目には遭いたくない、でも誰にでも起こり得る雪道での事故から、どうやって安全を確保するのかを考えてみたいと思います。

なお、今回は普及が著しいドライブレコーダー動画をYouTubeより転載させていただいております。

それでは、よ~い「ドン!」

事故動画Chapter1:曲がらないのね~(゜-゜*;)オロオロ(;*゜-゜)編

曲がらない~衝突

この動画を見る限り、速度は充分に落としているように思えますが、ツツ~っと滑ってしまい、行きたい方向に曲がらずに「ドン!」してしまいました。

実際の原因はわかりませんが、こんなに簡単に滑るものなのです。住宅地での「ドン!」ですから、歩行者がいたらと思うと、嫌な汗が出ます。

降雪時や路面凍結時走行の安全確保方法の一つは、アクセルのオンオフ操作時、ブレーキ操作時、ステアリング操作時に、タイヤが確り路面を捉えているかどうかを感じ取る事を意識するのがポイントです。常に路面状況を把握しながら走行することを心掛けないといけません。

曲がらない~衝突②

この動画は、遊んでいる結果だと思いますが、明らかにスピードが高いですね。

恐らくドリフトでもしようとしていたのではないかと思います。

結局、前輪が押し出される形で「ドン!」してしまいました。

雪遊びをしたいというのも分からなくはないですが、運転者自身にも、周囲を走る運転者にも危険を及ぼすことですので、こんなことはやめてくださいね。

安全確保の方法は、こんなことしない。これに尽きますね。

曲がらない~衝突③

こちらは短い動画ですが、それほど高い速度を出していた訳ではなさそうですね。

それでもステアリング操作が効かず、雪の壁に「ドン!」してしまいました。

除雪によって高く積み上げられた雪の山は、結構硬いものですから、そこへ突入してしまった場合、予想以上に車へのダメージを与えることも多いもので、脱出不能なんてこともあり得ます。また、脱出できたとしても、フロンドグリルに雪が詰まり、極寒にも関わらずオーバーヒートなんて事もあるのです。

安全確保には路面状況を感じ取りながら走るのはもちろんですが、それでもこうなってしまう事を想定して、タイヤチェーンやスコップ、脱出用ラダーなど、万全な準備が必要ですね。

事故動画Chapter2:止まらないじゃんスカヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ編

出会い頭 衝突

高い雪の壁ができた道路。

この壁がカーブの先の視野を完全に遮断してしまっているために、対向車の存在に気付いた時にはブレーキが間に合わない・・・。お互いに回避を試みるも、「ドン!」という結果になってしまいました。反射的に危機回避行動を取り、ブレーキ操作やハンドル操作が急になると、余計に車は意に反した動きをしてしまいます。

このように、除雪した雪を路肩に積み上げている状況では、道幅が通常よりも狭くなり、対向車とのすれ違いの余裕が非常に少なくなります。

安全確保の方法は、ブラインドコーナーの先には何かがあるだろうと予測し、回避できる速度で走行することと、何かが起きた時に回避する方法を想定しておくことです。

事故動画Chapter3:コッチ来るな(||゜Д゜)ヒィィィ!編

出会い頭 横転 衝突

すれ違いができない道幅の雪道・・・どうして対向車はあんなに速度を出していたのでしょうか。

最終的に、対向車は路肩の雪の山に乗り上げながら横転し、こちらの車にぶつかってしまいましたね

安全確保の方法は、Chapter2の動画と同様です。この動画では、右カーブの手前に道幅が広く確保された場所がありました。先の予測を立てていれば、この道幅を利用してカーブを大回りすることで、対向車の存在に気付くことができたはずです。

事故動画Chapter4:もうどうにも止まらないドリドリ(+。+)アチャー編

橋 路面凍結

橋のジョイントを超えた時に、少しだけ左に修正舵を当てていたようです。橋は路面の下側も冷気に晒され、地熱が伝わる地面に接した道路は平気でも、橋の上は凍結しているという事があるのです。

こちらのケースでも、凍結していることを予測し、車に姿勢変化を起こさないようにすることで安全確保が可能になります。

テールスライド~横転

こちらの動画も、小さな川を跨ぐ橋のジョイントを超えた瞬間に、テールスライドが始まってしまいました。雪の下の路面は凍結していたのかもしれませんし、左にカーブしながら大きめのギャップを超えたために、タイヤのグリップ力を超える力が掛かってしまったのかもしれません。

やはり、先を予測して走ることが安全確保の方法となります。

テールスライド~衝突

こちらの動画では、左カーブを走行中、一瞬ですが轍を外れて左側の雪にタイヤが乗り上げたことを切っ掛けにテールスライドが始まってしまいました。雪道の走行では、こうした瞬間に車の制御が効かなくなることがあります。路面のミューが車輪の位置によって大きく変化したり、雪に乗り上げた瞬間にハンドルが切れ込み姿勢変化が起きたりということで、一気に滑り出してしまいます。

安全確保の方法は、轍に沿って走行することです。また、轍を超えなければならない場合は、速度を充分に落とし、滑ることを想定しながら走行することです。

如何でしたでしょうか。

もしかして、「安全確保の方法なんて、結果論でモノ言うのは簡単」とか「分かり切ってることばかり並べてる」なんて思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。それでも、現実にこうした事故やアクシデントが起きているということを理解してください。このような事を述べている筆者も、若かりし頃にスキーに出かけた際に、山深い下りの積雪路が路面凍結していて、危うくガードレールと仲良くなりそうになったことがあります。コーナーで思いのほかテールがスライドしたこともあります。スタックしてしまったこともあります。

幸いにして、いずれの場合にも動画にあるような事態にまでは至りませんでした。その理由は、もしもの想定をした運転と、装備をしていたことにあると考えています。だからといって偉ぶるつもりもありません。これまで無事でいられているのは、幸運だったからだと思っています。ですから筆者は、今でも予測運転+万一のための装備を欠かしません。

誰しも事故やアクシデントなどに遭遇したくありません。起こさぬための運転と、図らずも起きてしまった時の準備をすることが、最も有効な手段です。高度な運転技術で、鮮やかに危険を回避するなんて、カッコイイ気もしますが、そもそもそんな状況に陥らないようにすることが大前提ですね。たまたま大事に至ることはなかった筆者も、その寸前までは経験してしまっていますので、人様のことを非難するつもりなど毛頭ありません。

自動車大国と言われる日本です。当たり前に安全確保ができるように、皆で、本当の意味での自動車大国にしていきましょう。

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