ニュースをにぎわす「あおり運転」などによる事故の映像。それは近頃多くのユーザーが装着しているドライブレコーダーが撮影したものです。その影響力は大きく、ちまたの量販店からドライブレコーダーが売り切れるほどの大人気となっています。そこで、最新のドライブレコーダー事情と、2017年最新のおすすめドライブレコーダーを紹介いたします。
ドライブレコーダーについて改めておさらい
ドライブレコーダーは、運転の状況を収録するカメラのことを言い、車載用のビデオカメラと思えば間違いないでしょう。10年ほど前からバスやタクシーなどに取り付けられ、種に社内における防犯用という意味合いの強いものでした。
もちろん、タクシーやバスでは、交通事故発生時の記録を撮っておくことで無用なトラブルを防いだり、示談交渉や裁判の証拠として、ひいては安全運転のチェックという役目も果たしています。
そして、一般のダライバーにも広く認知されるようになり、普及も劇的に進んだのは前記のように、度重なるトラブルのニュース映像が要因となったのと同時に、各メーカーの製品の機能が向上し、価格も下がり、そして機種も多くなったことで、気軽に装着できることもあげられます。
そこで現在人気のあるドライブレコーダーの中から、おすすめの最新機種を選んでみました。
ドライブレコーダーその1:ケンウッドDRV-830 最新のケンウッドも3万円を切る時代
オープン価格(実勢価格29,800円)
11月発売のケンウッドの最新機種です。地上デジタル放送で知られるフルハイビジョンの約1.8倍の高解像度で記録するWQHD(2560×1440)を搭載するため、車のナンバープレートなど細かな部分までシッカリ記録することが出来ます。撮影時の解像度が高いほど情報量が豊富で、より細かな部分の映像の記録再生が可能。ぼんやりした文字もWQHDならクッキリ再現する、これからのドライブレコーダーの新基準です。
また、高画質の走行映像をクラス最大サイズの3型画面いっぱいに映し出して確認できます。さらに、各種操作ボタンの位置が分かりやすいGUI(グラフィック・ユーザー・インターフェイス)を採用。大画面のメリットを生かして使いやすさをさらに高めています。
そして、最大容量128GBまでのmicroSDXCカードに対応するので、最高画質WQHDモードで最長約10時間、HD(ハイビジョン)モードで約26時間の長時間録画が可能。高画質だけではなく、長時間録画も可能にします。
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ドライブレコーダーその2:コムテックZDR-015 安全運転支援機能付きの高性能機
オープン価格(実勢価格29,000円)
このドライブレコーダーの売りは、200万画素の前後2つのカメラを採用していることです。これににより走行時、駐車監視中も前方/後方を録画することが可能になります。
前後に備わる200万画素のカメラは、高画質の鮮明な映像を撮影することで、万一のトラブルや予期せぬ事故が起きた時の事故原因解明やスムーズな事故処理等に役立つだけではなく、ドライブの記録映像として後から楽しむこともでき、録画映像は本体の液晶画面、パソコンで確認が出来ます。
また、6つの安全運転支援機能が装備され、これらのシステムが未装着の古い車種におなりの方にはありがたい機能。反面、購入時から自動ブレーキなどとセットで、安全運転支援システムとして装備された車種にお乗りの方には無駄になつので、ご自分の車にどのような機能があるのかを確認することが必要です。
(安全運転支援機能)
・先行車発進お知らせ機能
・車線逸脱お知らせ機能
・先行車接近お知らせ機能
・ドライブサポート機能
・前方信号お知らせ機能
・車速アラーム機能
ドライブレコーダーその3:パナソニックCA-XDR72GD パナソニック製だからこその安心感と高画質
オープン価格(実勢価格24,840 円)
コストパフォーマンスの高さが人気のパナソニック製のドライブレコーダー。それでも対角155°という広視野各と約408万画素というパナソニックならではの高画質が特徴です。パナソニックこだわりの画像補正技術搭載で、明るい日中に起こりやすい白とびや、夜間の撮影時の黒つぶれを抑え、自然色に近い映像を録画可能。美しい景色も万が一の記録もより鮮明に残せます。
また、GPS機能により録画した場所や時刻、さらに走行速度などの情報も一緒に記録可能。同梱のソフトウェア「DVR プレイヤー」を使えば、Googleマップと連動して再生することもできます。
また、日本全国のLED信号に対応し、車内温度-10〜70℃まで対応するので、夏場の猛暑や冬場の寒さでも安心して使用可能など、パナソニックならではの信頼性も決め手になるはずです。
ドライブレコーダーその4:ユピテルDRY-ST3000P まずはこの機種から
オープン価格(実勢価格 12,980円)
低価格で基本性能に優れたドライブレコーダーならユピテル。このST3000Pモデルはweb限定モデルですが、駐車中に、動きを感知した時だけ自動で記録する胴体検知機能を搭載し、白とびや黒つぶれを抑えるHDR&FULLHDで高画質記録が可能なので、いたずらや車上荒らしにも対応します。
さらに、G(加速度)センサーで衝撃を検知すると、衝撃前後の映像を専用フォルダに記録します。古い映像を上書きしながら常に記録し続けますが、Gセンサー記録の映像には上書きしないようになっています。また、GPSを搭載しているので、映像とともに位置・日時・速度情報なども記録することができ、パソコン用の専用ビューアソフトを使って、記録された位置情報から走行軌跡を見ることも可能です。
この性能でこの価格なら、ドライブレコーダー初心者でも取り付ける気になるでしょう。
番外編:東京海上日動ドライブエージェント パーソナル 事故の解決に特化するならこんな方法も
特約保険料 ドライブレコーダー無料供与、通信料込み 月額650円
これは、東京海上日動火災保険が通信型ドライブレコーダーを貸与する自動車保険特約「ドライブエージェント パーソナル」で、事故が発生した場合に映像を活用した示談交渉や自動通報に対応することを目的としています。ドライブレコーダーはパイオニアと共同開発したもので、事故発生の可能性が高い場合に注意喚起する機能も備えています。
さらに、事故発生直後には、東京海上日動火災が提携している警備会社のオペレーターとドライブレコーダーを通じて通話することが可能で、必要に応じて警備会社から消防への連絡も行います。
ドライブレコーダー自体はパイオニア製で、事故発生時に記録した映像を示談交渉に活用する他、LTE通信機能を利用して、強い衝撃を検知した場合の自動通報による事故受付や、映像の自動送信が可能となっていて、フルHD(約200万画素、画素数1920×1080)で映像を記録します。
事故やトラブルを未然に防ぐ高性能なドライブレコーダーを取り付けよう
ドライブレコーダーは前方にも後方にも取付けることができますが、後方からぶつけられた場合、その責任のほとんどは後方の車が負うことになるので、前方にド取付けるだけで十分とも言えます。ただし、盗難被害の防止や解決のためには後方、もしくは室内に向けたカメラも必要です。そして、最も重要なのは「ドライブレコーダー作動中」というステッカーだったりします。
ステッカーだけの「なんちゃってドラレコ」も多いのは犯罪者も知っていますが、あえて危険は犯さないでしょうし、後方に張ってあれば、あおり運転なども防げるかもしれません。
ドライブレコーダーが役に立つのは、事故やトラブルの時だけと考えると手が出しづらくても、ドライブの楽しい記録を楽しむという使い方を考えれば、欲しくなるはず。そのためにも、多少金額が張っても高画質のものを選んでおきましょう。