旧車やバイクのキャブレターとは?キャブ車の調整・セッティングや清掃、オーバーホールの方法を大公開!

旧車やバイクのキャブレターとは?キャブ車の調整・セッティングや清掃、オーバーホールの方法を大公開!
     
   

ここからは一部ファンの間で、現在でも指示を得ているキャブレターの魅力をご紹介します。

セッティング次第でEFI以上のふけ上がり

キャブレターの魅力として最初にあげられるのは、その秘めたポテンシャルではないでしょうか?

先ほど、使用環境に応じて個々にこまやかなセッティングが必要であるために量産の世界では敬遠されがちだという説明をしました。しかし、その裏を返せば、

「キャブレターは使用環境やその他の要望に応じてどのようにでもセッティングできる」

とも言えます。実際にレースの世界なのでは今でもサーキットの標高やその日の天気・湿度などによってキャブレターを調整し、最高のパフォーマンスを得ているレーシングカーが数多く存在します。

EFIと違い、その時の環境や車のコンディションによってきめ細やかな調整のできるキャブレターは、環境によってはEFI以上に車の状態とマッチングし、結果としてEFI以上のパフォーマンスを発揮してくれます。

特に、自然吸気エンジンの場合には高回転域でのエンジンのふけ上がりはキャブレター方式の方が滑らかで、心地の良いふけ上がりだとして、多くのファンを虜にしています。

ウェーバー・ソレックス・SUとは?

引用元:みんカラ

コアなファンの多いキャブレターですが、中でも特に人気なのが「ウェーバー」や「ソレックス」といった海外の部品メーカーキャブレターです。

こんな写真を見たことがありせんか?

この種の海外メーカーのチューンナップ用キャブレターの多くは、その性能もさることながら装着した際の見た目も相まって、現在でも多くのファンが存在します。各メーカー毎に特色のあるセッティングも魅力で、こだわり派のユーザーからは「○○が一番」などといった意見も多く聞かれます。

各メーカーの特色としてはざっくりと次のようなことがあげられます。

「ウェーバー」

イタリアの部品メーカーで、国内ではスカイライン200GTに採用された実績がある。固定ベンチュリー方式の為部品交換やそもそもの構造が簡易で、セッティングのしやすさには定評がある。

ただ、固定ベンチュリー方式であるため高回転ではその威力を最大限実感できるが、低回転特にアイドリングの際の調整に難しさがある。

「ソレックス」

フランスの部品メーカーだが、日本国内でもOEM生産がおこなわれていた影響で日本国内でもなじみの深いキャブレター。基本構造はウェーバーのそれと大きくは変わらないが、ピカピカに磨かれたファンネルが特徴的でその見た目の美しさにほれ込んだユーザーも多い。

「SU」

ソレックスやウェーバーとは違い、可変ベンチュリー方式を採用したキャブレター。固定ベンチュリー方式が高回転域での性能に特化したのとは逆に、街乗りでも神経質になる必要のないセッティングで多くの国産車に純正キャブレターとして採用された。

キャブレターのオーバーフローとは?

さて、そんなキャブレターですが純正での採用が少なくなった背景には、ある程度こまめな手入れが必要であることも大きく起因しています。その中でも代表的なトラブルがいわゆる「オーバーフロー」と呼ばれる症状です。ここではキャブレター最大の敵「オバーフロー」について、対処法も合わせて詳しくご説明します。

オーバーフロー(ガソリン漏れ)の症状

では、オーバーフローとはどのような現象なのでしょうか?

キャブレターはその構造上、一定の量の燃料を常にその機内にためている状態にあります。その流入量はフロートと呼ばれる部品によって通常は自動で調整されています。しかし、何らかの原因で流入する燃料の量が吐出される燃料の量を上回ってしまった場合に、キャブレターから燃料が漏れだしてしまうことがあります。

この状態が「オーバーフロー」と呼ばれる状態です。このオーバーフローが発生してしまうと、エンジン内部の燃料と空気の比率が大きく変わってしまい、エンジンは不調を訴えます。症状としてはいわゆる「被った」ような状態となり、エンジンがふけ上がらなくなったり、場合によっては停止してしまいます。

オーバーフロー(ガソリン漏れ)の原因

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