派手なアクションや手に汗握るカーチェイス。理屈抜きで誰でも楽しめるのが、カーアクション映画のいいところですよね。
ここでは、クルマ好き必見のカーアクション映画をご紹介します。レンタルショップに行く前に、ぜひチェックを!
不朽の名作と言われるカーアクション映画
グラン・プリ(1967)
photo by amazon | グラン・プリ
タイトルにもあるように、F1グランプリを舞台にした映画。4人のF1ドライバーを追ったストーリーで、第39回アカデミー賞でも受賞しています。世界中のグランプリで撮影を行った映像は、今なお色あせない魅力を持っています。
ミニミニ大作戦(1969)
photo by amazon | ミニミニ大作戦 スペシャル・コレクターズ・エディション
金塊を手に入れるべく主人公一味が向かったのはイタリア。この時代のイギリスのシンボルであるミニが、所狭しと走り回ります。アルファロメオやランボルギーニなど、ミニ以外のカーアクションシーンも豊富。2003年には同じタイトルでリメイク版が公開されました。
https://twitter.com/atsushikasahara/status/741282969768235010
栄光のル・マン(1971)
photo by amazon | 栄光のル・マン
フランスのル・マンで行われる24時間耐久レース。そこへカメラを持ち込み、セミ・ドキュメンタリーの手法で描き出す大作です。シンプルにカーアクションを楽しみたい、余計な要素はいらない!そんな方におすすめの映画。
バニシング・ポイント(1971)
photo by amazon | バニシング・ポイント
アメリカン・ニューシネマに分類される名作。警官の追跡を振り切って爆走する主人公の姿を描いています。シンプルなストーリーながら、印象に強く残るシーンが目白押し。王道とはひとあじ違ったカーアクション映画が観たいときにぜひ。
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スリル満点のカーアクション映画
ダーティ・メリー クレイジー・ラリー(1974)
photo by amazon | ダーティ・メリー クレイジー・ラリー
クルマを手に入れるため、現金を強奪した若者3人。そしてそれを追う警察のカーアクションがメインとなっている映画です。主人公・ラリー役のピーター・フォンダは、なんとスタント無しで出演しているというから驚き。
バニシング in 60(1975)
photo by amazon | バニシング IN 60" HDニューマスター<コレクターズ・エディション>
主人公の裏の顔は窃盗団のボス。仲間の裏切りによって警察に追われ、カーチェイスを繰り広げることになります。上映時間98分のうち、約40分はカーチェイスのシーン。2000年にはニコラス・ケイジ主演でリメイクもされたので、タイトルに聞き覚えがある人も多いはず。
デス・レース2000(1977)
photo by amazon | デス・レース2000
カーアクション中に人を殺すことでポイントを稼ぐ、死の大陸横断レースを描いた作品です。いわゆるB級映画ですが、他に類を見ないユーモアセンスで今も多くのファンが支持しています。「ロッキー」出演前のシルヴェスター・スタローンの姿も!
デイズ・オブ・サンダー(1990)
photo by amazon | デイズ・オブ・サンダー
トム・クルーズふんする主人公コールは、デイトナ500のウィンストン杯を狙うドライバー。迷いや悩みがある人にとっては、挫折と栄光を題材にした本作はグッとくることでしょう。もちろんレースシーンも必見です。
迫力満点のカーアクション映画
RONIN(1999)
photo by amazon | RONIN
パリに集められた5名の元スパイを軸にしたストーリー。すべて実写カーアクションシーンは迫力満点です。監督が元アマチュアレーシングドライバーだったこともあってか、クルマに対して並々ならぬこだわりが伝わってきます。
デス・プルーフinグラインドハウス(2007)
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カート・ラッセル演じるスタントマン・マイク。美女の前にふらりと現れますが、実は・・・。前半と後半で雰囲気がガラリと違うのがおもしろい映画。登場人物が前述の「バニシング・ポイント」について熱く語るシーンもあり、クルマ好きならニヤリとするはず。
ドリヴン(2001)
photo by amazon | ドリヴン
アメリカ・CARTシリーズを舞台にレーサーたちの争いを描く作品。世界5か国・9本にわたる実際のレース映像が使われています。その中には日本(ツインリンクもてぎ)でのレースも!ややB級な雰囲気が好きな人にはたまらない映画です。
スピード・レーサー(2008)
photo by amazon | スピード・レーサー
原作は1967年に放送された日本のテレビアニメ「マッハGoGoGo」。亡き兄の後を追ってレーサーになった主人公が、業界の闇と戦います。アニメらしい良い意味でのチープさや、カラフルな映像も特徴的!子どもと一緒に観ても楽しいカーアクション映画かもしれませんね。
ストーリーが深い!!!カーアクション映画
ドライヴ(2012)
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自動車修理工、そしてカースタントマンとして働く主人公。夜には強盗の逃がし屋という裏の顔も持っていますが、ある人妻と恋に落ちたことからストーリーが動き出します。渋くてスタイリッシュなクライム・サスペンス。100分があっという間に過ぎていきます!
逃走車(2013)
photo by amazon | 逃走車
「ワイルド・スピード」シリーズでも有名なポール・ウォーカーが主演・制作総指揮を務めた映画。外国で事件に巻き込まれていく男を描いているのですが、ほぼ全編にわたって車の中からの映像で構成されている点が特徴的。
ラッシュ/プライドと友情(2014)
photo by amazon | ラッシュ/プライドと友情
70年代、F1で激しく競い合ったジェームス・ハントとニキ・ラウダの関係を題材にした映画。正反対の性格の二人が紡ぎだす人間ドラマには引き込まれます。70年代を舞台にしているので、先述の「グラン・プリ」「栄光のル・マン」が好きな人も楽しめるのでは。
単にカーアクション映画といえど、そのテイストはさまざま。人間ドラマに重きを置いた重厚な作品もあれば、とにかくクラッシュ!クラッシュ!なパワフルなものも。
シリーズもののカーアクション映画
「ワイルドスピード」
- ●ワイルド・スピード (2001年)
- ●ワイルド・スピードX2 (2003年)
- ●ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (2006年)
- ●ワイルド・スピード MAX (2009年)
- ●ワイルド・スピード MEGA MAX (2011年)
- ●ワイルド・スピード EURO MISSION (2013年)
- ●ワイルド・スピード SKY MISSION (2015年)
カーアクション映画の金字塔と言ってもよいほど、絶大な人気を誇るシリーズ。3作目となる「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」では、タイトルの通り舞台が東京に設定されており、妻夫木聡や北川景子が出演しています。
昨年には映画最新作である「ワイルド・スピード SKY MISSION」が公開され、多くのファンが映画館に足を運びました。クランクアップ前に主演のポール・ウォーカーが急逝するという悲しいニュースもありましたが、映画の魅力は衰えることなく、何度でも見直したくなる作品に仕上がっています。
日本車のシーンが多いことでも知られる本シリーズ。登場する日本車については、こちらの記事でご紹介しています。
【最多登場はNISSAN】映画『ワイルド・スピード』歴代7作品に登場する日本車を全部調べてみた。
「TAXi」
- ●TAXi (1998年)
- ●TAXi2 (2000年)
- ●TAXi3 (2003年)
- ●TAXi4 (2007年)
フランスを舞台にした「TAXi」シリーズ。タクシードライバーのダニエルと、マルセイユ警察に勤めるエミリアンを軸に話が展開していきます。カーアクションとコメディの絶妙なバランスで、観客を最後まで飽きさせません。
ハリウッドや日本の映画とはまた違った、フランス映画らしい雰囲気が全編を通じて味わえます。この点は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、ハマればこの上なく面白い映画です。ちなみに2作目には日本の防衛庁長官がマルセイユに訪れ、事件に巻き込まれます。
シリーズを通してリュック・ベッソンが脚本・制作を務めています。また、2005年にはアメリカでのリメイク版である「TAXI NY」が公開されました。
「トランスポーター」
- ●トランスポーター(2003年)
- ●トランスポーター2(2006年)
- ●トランスポーター3 アンリミテッド(2009年)
- ●トランスポーター イグニション(2015年)
「トランスポーター」シリーズの主人公は、「契約厳守・名前は聞かない・依頼品は開けない」…そんなルールを自らに課すプロの運び屋。息もつかせぬドラマチックな展開は、車好きでなくても思わず引き込まれてしまうほどです。
3作目まではジェイソン・ステイサムが主役のフランク・マーティンを務めています。この映画で彼を知ったという人も多いのではないでしょうか。元水泳選手というだけあって、みごとな肉体美も披露しています。
その後、TVシリーズの「トランスポーター ザ・シリーズ」を経て、映画4作目となる「トランスポーター イグニション」が公開されました。フランク役はエド・スクライン。どちらのフランクが好きか、一緒に観た人と語り合うのも楽しそうですね。
「マッドマックス」
- ●マッドマックス(1979年)
- ●マッドマックス2(1981年)
- ●マッドマックス/サンダードーム(1985年)
- ●マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年)
未来の荒野を舞台に繰り広げられるアクションが目玉の、「マッドマックス」シリーズ。一作目が公開されたのは30年以上も前のことですが、車やバイクの熱い戦いに古さを感じることはありません。アクションシーンのみならず、悪役キャラクターや車の個性あふれるデザインにもぜひ注目を!
昨年公開された最新作「怒りのデス・ロード」では、マックス役がメル・ギブソンからトム・ハーディにバトンタッチ。さらに、丸刈りのヘアスタイルで役に臨んだシャーリーズ・セロンの迫力は凄まじいものがあります。ハロウィンの時期にはウォー・ボーイズの仮装をしたファンも現れました。
また、第88回アカデミー賞においては美術賞など6つの部門で受賞を果たしており、映画界でもその面白さは認められたようです。最近刺激がない…そんな人に特におすすめしたい映画と言えます。
「キャノンボール」
- ●キャノンボール(1981年)
- ●キャノンボール2(1983年)
- ●キャノンボール3 新しき挑戦者たち(1989年)
米20世紀フォックスと香港ゴールデン・ハーベストの合作によるカーアクション映画「キャノンボール」。北アメリカ大陸を市販車でどれだけ速く横断できるかを競う、非公認レースを舞台にしたお話です。
どこか間抜けな007や、日本人として出てくるジャッキー・チェンなど、くすりと笑ってしまうようなユーモアが満載。肩肘はらずに観られる、おおらかな娯楽映画です。本編が終わっても、NG集つきのエンドクレジットが流れるので最後まで楽しみましょう。
ただ、続編の「キャノンボール2」「キャノンボール3 新しき挑戦者たち」はラジー賞ことゴールデン・ラズベリー賞に多数ノミネートされました。気になった方は、ぜひご自分の目で確かめてみてくださいね。
「カーズ」
- ●カーズ(2006年)
- ●カーズ2(2011年)
「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」などで知られるピクサースタジオが制作した、車を主人公にしたアニメーション映画。レースのシーンはアニメであることを忘れてしまいそうなほど、疾走感があって引き込まれます。
それでいて、見終わる頃には心が温かくなるストーリー展開。子どもと一緒に見ていたけれど、自分の方がすっかりハマってしまった…そんなお父さんお母さんも多数です。DVDには短編も収録されているので、カーズの世界にどっぷり浸れますよ。
登場するキャラクターすべてにモデルカーがあり、車好きなら楽しめること間違いなし。キャラの性格や設定にあわせたデザインには、スタッフの並々ならぬこだわりを感じます。モデルカーについてはこちらの記事もどうぞ。
ディズニー映画「カーズ」に出てくるキャラクターのモデル車総まとめ
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何度でも繰り返し観やすいのが、続編のない作品のいいところ。自分だけのお気に入り作品をぜひ見つけてみてくださいね。
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