平均年俸200%増!でも選手の自動車は●●%ダウン!?【プロ野球選手の年俸×車を徹底調査】〜楽天編〜

     
   

プロ野球選手の年俸と所有している車に焦点を当てて調査するシリーズ。第1回は巨人、第2回は阪神、第3回は広島、第4回は初のパリーグ編としてソフトバンクを調査しました。

今回は引き続きパリーグ編。2年前に日本一になった東北楽天ゴールデンイーグルス(以下、楽天イーグルスと表記)を特集します。

優勝してから年某ランキングトップ10選手の平均年俸が80%上がった楽天ですが、選手たちの乗っている車の平均価格はなんと安くなっていました

一体何が起こったのでしょうか?

楽天イーグルスの誕生時と現在の年俸×車の調査結果を紹介します。

※選手の画像はAmazonで販売されているプロ野球オーナーズリーグカード、 BBM2015ベースボールカードの画像を利用させていただいております。

徹底比較!2015年と2005年の年俸×車の調査結果

平均価格調査:年俸編

2005年2015年

7150万円 1億3030万円

2015年の楽天イーグルスの年俸ランキングトップ10に名を連ねる選手の平均年俸は、1億3030万円でした。7150万円だった、球団創立時の2005年から10年で約2倍も増えていることが分かります。

次に愛車の平均価格についても見てみましょう。

平均価格調査:愛車編

2005年 2015年
1377万円 1174万円

では次に愛車について見てみましょう。2015年のベスト10にランクインしている選手が所有している愛車の平均価格は、1174万円でした。一方、2005年の選手たちの愛車は1374万円。10年間で、その差はなんと約15%ダウンしていることがわかりました。

ここからは、具体的にどの選手の年俸がいくらで、度の車にのっていたのか、詳細を見ていきましょう。

2015vs2005 東北楽天ゴールデンイーグルス推定年俸ベスト10

ここからは、最新2015年と球団創立当初の2005年の年俸トップ10を見てみましょう。

【最新】2015年東北楽天 ゴールデンイーグルス 推定年俸ベスト10

順位 写真 選手名 推定年俸/車種
1位 サンチェス選手 2億5000万円 データなし※ 写真左の白人選手です。
2位

松井 稼頭央選手 1億6000万円 ベンツ
3位 ミコライオ投手 1億5000万円 データなし
※写真は広島カープ時代のものです
4位
後藤 光尊選手 1億5000万円 BMW
5位 則本 昴大投手 1億2000万円 データなし
※ヒーローインタビューなどで「ベンツが欲しい」とたびたび発言しています。
6位
嶋 基宏選手 1億2000万円 データなし
※過去に「プリウスPHV」に体験乗車、絶賛しているコメントがありました。
7位
藤田 一也選手 1億1000万円 ベンツ
8位

銀次選手 9000万円 リンカーンナビゲーター
9位
聖澤 諒選手 7800万円 ベンツ
10位 青山 浩二投手 7500万円 アウディ

かつては「寄せ集め」と揶揄された楽天イーグルスですが、現在では1億円プレーヤーが7人、トップ10の平均年俸は1億3030万円と、一流選手が揃う球団になりました。

年俸だけ比較してみると、2005年よりもはるかに高い金額になっていることがわかります。

2015年その他の有名選手

斎藤 隆投手 4400万円(インフィニティQX56)※非公式情報
美馬 学投手 3700万円(レクサス)
小山 伸一郎投手 3200万円(ベンツ)
松井 祐樹投手 2500万円 (データなし)
ペーニャ選手 7000万円(データなし)
西田 哲朗選手 1500万円(レクサスRX)

【元祖】2005年東北楽天 ゴールデンイーグルス 推定年俸ベスト10

突然発表された近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブ合併から、大きく発展したプロ野球再編問題。半世紀ぶりの新球団として東北楽天イーグルスは誕生しました。

田尾 安志監督が就任し、注目度の高いシーズンでしたが、戦力不足は否めず、1年目のシーズンは38勝97敗1分の最下位に終わりました。

そんな球団創立当時の選手の年俸と愛車を見てみましょう。

順位 選手名 推定年俸/車種
1位 岩隈 久志投手 1億8000万円 キャデラックセビル
2位 磯部 公一選手 1億3000万円 データなし
※2015年の選手名鑑ではベンツCL500に乗っていると回答しています(現在はコーチ)
3位 吉岡 雄二選手 7500万円 ベンツ
4位 高村 祐投手 5200万円 ベンツ
5位 小倉 恒投手 6300万円 ベンツ
6位 川尻 哲郎投手 5500万円 ベンツ
7位 金田 政彦投手 5300万円 ベンツ
8位 マイエット投手 5000万円 データなし
9位 山崎 武司選手 5000万円 ランボルギーニ
9位 大島 公一選手 5000万円 データなし※2015年の選手名鑑ではベンツに乗っていると回答(現在はコーチ)
9位 ホッジス投手 5000万円 データなし
9位 ロペス選手 5000万円 データなし

1億円プレーヤーは現在はメジャーリーガーの岩隈 久志投手と再編騒動でも奮闘した磯部 公一選手。ランキングトップ10の選手が貰っている年俸の平均は7150万円でした。

しかし乗っている愛車に目を向けると、トップ10のうちベンツオーナーが5人。選手が乗っている愛車の平均価格は1377万と、高級車が多いことがわかります。

これは、年俸は抑えられていても、元々は最優秀防御率、本塁打王などのタイトルホルダーや、ノーヒットノーランを達成した一流選手が多く在籍していた楽天イーグルス。楽天イーグルスに来てから自動車を買ったわけではないため、平均金額が高くなったのではないでしょうか。

2005年当時のランキング外の有名選手

福盛 和夫投手 1800万円(ポルシェ)
一場 靖弘投手 1500万円(2006年にBMWと回答)
小山 伸一郎投手 1250万円(ベンツ)
関川 浩一選手 4500万円(ポルシェ)
中村 武志選手 4000万円(ベンツ)
飯田 哲也選手 3500万円(ベンツML55 AMG)

ところで、優勝当時はどうだったのか?

今回は、創設当時と最新の平均年俸×愛車の値段を調べてみましたが、ここで優勝した当時の様子も確認してみましょう。

エース田中が25連勝!震災を乗り越え、初の日本一になった 2013年 東北楽天ゴールデンイーグルス 推定年俸ランキング

順位 選手名 推定年俸/車種
1位 田中 将大投手 4億円 ポルシェ
2位 A.ジョーンズ選手 3億円 データなし
3位 松井 稼頭央選手 1億3000万円 ベンツ
4位 小山 伸一郎投手 1億2000万円 ベンツ
5位 マギー選手 1億円 データなし
6位 聖澤 諒選手 9800万円 ベンツ
7位 青山 浩二投手 9000万円 アウディQ7
8位 鉄平選手 8000万円 レクサス
9位 ラズナー投手 6500万円 データなし
10位 嶋 基宏選手 6000万円 データなし
10位 永井 玲投手 4900万円 ベンツ

1億円プレーヤーは、田中 将大投手をはじめ5人。年俸4億円の田中投手は、25勝 1S 防御率1.27という圧倒的な成績を残し、初の日本一に貢献。翌年にはメジャーリーグ、ニューヨークヤンキースの一員になりました。

日本一になった2013年、トップ10の選手の平均年俸は、これまでの調査で一番高い、1億3563万円でしたが、愛車の平均価格は927万円と、なんと球団創立時よりも低い価格になりました。

東日本大震災を乗り越えての感動的な日本一は、車に目もくれず、野球だけに集中して掴みとったものと言えそうです。

2013年優勝当時のランキング外の有名選手

永井 玲投手 4900万円(ベンツ)
美馬 学投手 3300万円(レクサス)
斎藤 隆投手 3000万円(データなし)
則本 昴大投手 1200万円(データなし)
藤田 一也選手 4300万円(ベンツ)
銀次選手 2200万円(リンカーンナビゲーター)

終わりに

今年で創立10年目の楽天イーグルス。リリーフに転向した松井投手や、昨年ドラフトで獲得した安楽投手など、若手選手の活躍も期待されます。

昨年は優勝から一転し下位に低迷、今シーズンも苦しい試合が多いですが、もう一度、優勝で東北を一つにできるよう頑張ってほしいところです。

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