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高級車といえばドイツ車を想像する方が多いと思います。
実際に、現在でもそのイメージ通り、ドイツ自動車メーカーの売れ行きは伸び続けています。
ですが、なぜドイツの自動車はそれほどまでに信頼され、そして販売台数を伸ばしているのでしょうか。
今回はそんないわゆる「ドイツ御三家」、「ジャーマンスリー」といわれるドイツのプレミアムブランド、メルセデス・ベンツ、BMW、Audiの中型セダンに焦点を当てて、その魅力と、メーカーごとの特徴に迫ります。
「ジャーマンスリ―」って!?
「ジャーマンスリ―」とは、ドイツを代表するプレミアムブランドの総称して使われる呼称です。
スリーと名の付く通り、ドイツを代表する自動車メーカー三社を指して言うのですが、その三社とは「メルセデス・ベンツ」、「BMW」、「Audi」のことです。
ここでは、その三社の歴史と特徴をご紹介していきましょう。
まずは何といってもAudi!
アウディは四つのリングが重なったエンブレムが有名ですが、こちらは四つの会社の統合を表しています。
その四つの会社とは、「アウディ」、「DKW」、「ホルヒ」、「ヴァンダラー」の四社です。
1964年からはフォルクスワーゲン傘下となり、その技術の共有を図っています。
フォルクスワーゲングループはポルシェやランボルギーニ、ベントレーやブガッティなど多くの高級車メーカーとともに、巨大なグループ企業体を形成し、相互に影響を与え合って発展してきました。
もちろんアウディもその例外ではありません。
とりわけWRCなどのラリーにおいては常勝を誇り、その分野で培った技術をいち早く市販車にも投入することで自動車業界における新技術のけん引役としても自信を持っています。
「技術による先進」
アウディのスローガンは「技術による先進」です。
アウディはかねてから「クアトロシステム」や「シングルフレームグリル」の採用など、ラリーで培った技術や空気力学に基づいたデザインを積極的に取り入れてきました。
近年ではより知性的で都会的なデザインやスポーツに注力した活動で人気を博しています。
メルセデスやBMWに比べ、ヘッドライトの小型化によるデザインの自由度を増し他ことで、よりシャープでインテリジェンスなラインを獲得しています。
その新技術を積極的に採用していくスタンスは近年の自動車業界の中で随一のアグレッシブさでメルセデスやBMWを抜きトップに立とうという気概が感じられます。
次にメルセデス・ベンツ
メルセデス・ベンツは世界で最初の自動車会社であるといわれています。
創業者である「カール・ベンツ」が世界初の三輪自動車「モトールヴァ―ゲン」を制作したことで、一躍有名になりました。
その頃時を同じくして世界初の四輪自動車を開発した「ゴットリープ・ダイムラー」と、「カール・ベンツ」の会社が合併し、「ダイムラー・ベンツ社」が誕生します。
その後、第二次世界大戦の敗戦や、復興を経験しながら、様々な名車を生み出し、ドイツの経済とともに、企業体としての成長を続けてきました。
スリーポインテッドスター
メルセデス・ベンツといえば、ボンネットから張り出したエンブレムを思い浮かべる方も少なくはないでしょう。
このエンブレムは「スリーポインテッドスター」というのですが、「陸・海・空」の交通分野それぞれで頂点を目指す、という思いが込められています。
「最善か無か」
メルセデスの掲げるスローガンは「The Best or Nothing」。
これを日本語で訳すと「最善か無か」になります。
これはメルセデスが常に最善の選択をとることを目指し続けるという思いが込められた言葉です。
この言葉はメルセデスの車としての設計思想やデザイン、安全思想に脈々と受け続けられています。
とりわけメルセデスの安全に対する考え方は、世の中を常に一歩リードするものでありました。
「エアバック」や「ABS」の採用は今ではスタンダードなものとなりましたが、これらはすべてメルセデスが世界で初めて採用したものです。
メルセデスは常に世界の中で先んじることで、その業界、ひいては社会を牽引してきました。
その先進性こそが世界のユーザーに選択される所以となっています。
最後にBMW
BMWは他のメーカーと異なり、航空機のエンジンメーカーとしてのそのキャリアをスタートさせました。
そして、オートバイや自動車の製造を手掛けるようになり、その地位を確立します。
「駆け抜ける歓び」
BMWのスローガンは「駆け抜ける歓び」です。
BMWは航空機メーカーとして出発し、オートバイ製造も手掛けていることから、自動車の趣味性を前面に押し出した、「走り」に対して非常に力を入れ低開発を行っているメーカーです。
具体的なところで言えば、どの車種でも前後の重量バランスを限りなく50:50に近づけ、旋回性の向上を図る試みや、「シルキーシックス」と呼ばれる絹のように滑らかなふけ上がりの直列六気筒エンジンなど、ハンドルを握った瞬間から、どこまででも走っていきたくなるような魅力的な車づくりをするメーカーです。
G3主要3車種を徹底比較!
ジャーマンスリーのメーカーにはそれぞれ歴史と特徴がありますが、その開発思想の差が自動車の設計に対してどのような差が手てくるのでしょうか。
今回はそのDセグメント(中型セダン)の小排気量モデルに絞ってその特徴を比較していきたいと思います。
サイズ比較
全長(mm) |
全幅(mm) |
全高(mm) |
|
メルセデスC180 |
4,690 |
1,810 |
1,445 |
BMW 318i |
4,645 |
1,800 |
1,440 |
Audi A4 1.4TFSI |
4,735 |
1,840 |
1,430 |
スペック比較
エンジン | 最高出力(kW[PS]/rpm) | 最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) | AT | |
メルセデスC180 | 直列四気筒+ターボ | 115[156]/5,300 | 250(25.5)1,200-4000 | 9速 |
BMW 318i | 直列三気筒+ターボ | 100[136]/4,400 | 220(22.4)/1,250-4,300 | 8速 |
Audi A4 1.4TFSI | 直列四気筒+ターボ | 110[150]/5,000 | 250(25.5)/1,500-4,300 | 7速 |
Audi A4 1.4TFSI
価格は4,470,000円からとなっており、メルセデスC180と同等の価格となります。
A4 1.4TFSIの他社にない最大の特徴は、それが前輪駆動のFFであるといえるでしょう。
FFである分、重量もC180に比べると約50kgほど軽く、その走りはキビキビとドライバーの運転にこたえてくれる軽快な走りを実現しています。
また、デュアルクラッチの市販車への採用や、Audi MMIの採用など、新技術を積極的に採用しているのも特徴的な魅力の一つです。
さらに、エンジン性能も他社メーカーと比べてスペックは圧倒しているばかりでなく、その燃費も他車を遥かに上回る燃費を実現しています。
さらに、7速のSトロニックとの組み合わせによって、パワーロスの少ない力強い加速を実現しています。
見た目の派手さよりもこういった細かいところへのこだわりが、Audiの特徴といえるでしょう。
コストパフォーマンスとしてみれば価格に対するスペックは頭一つ抜けているといってもいいでしょうし、また洗練されて都会的なスタイリングは他の車よりも洗練され先端のデザインとなっているところが、Audi A4が選ばれ続ける理由の一つであるといえるでしょう。
メルセデスベンツ C180
メルセデスからはC180。
価格は4,410,000円からとなっております。
サイズ的にもエンジンスペック的にも日本ではこの車に乗っている方が最も多いのではないでしょうか。
C180の特徴は穏やかな自動車の挙動と9速ATによる滑らかな加減速にあるといえましょう。
三車種のうち、唯一エアーサスペンションを採用しており、その乗り味も非常にソフトな乗り心地となっています。
全体的に他の二車種に比べると運転感覚としては角のない優しい印象で、そこが国土の狭い日本においても高評価を得ている理由になっているようです。
BMW 318i
318iの面白いと頃はダウンサイジングターボの時代をどの自動車メーカーにも先駆けて直列三気筒エンジンを採用したところにあります。
他社が四気筒+ターボチャージャーのエンジンの採用にとどまっているところ、BMWは三気筒のエンジンで勝負をかけています。
出力的にもトルク的にも他社と比べて遜色なく、燃費でも他社に勝る17.2km/Lを誇っています。
価格は4,690,000円からと三車種の中では一番高い価格設定となっています。
航空機メーカーらしいエンジンへのこだわりと、足回り、前後重比で乗り味は非常にスポーティなものとなっています。
ステアリングフィールもそのメーカーよりも鋭敏で切っただけ曲がる、というような運転者が車と一体になったかのような運転感覚を味わうことができるのがこの車の魅力といえるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ドイツ御三家の各種メーカーのミドルクラスのセダンを比較してまいりましたが、それぞれの車にはそれぞれの会社の歴史と技術に裏打ちされた特徴が見出されます。
メルセデスはその車本来の移動手段としての安全性や社会的な責任に重きを置きいています。
またBMWは車の趣味性を前面に押し出し、その「走る」ことで得られるプレジャーを最大限に引き出す車づくりに取り組んでいます。
そしてAudiもまた、ラリー活動に裏打ちされた新技術を常に投入し続けながら、常に自動車業界の技術革新をリードし続けてきました。
スペックの比較からも分かる通り、A4は他車に比べてより洗練された部分も持っています。
さらにデザインの面でも近年ではより先鋭で知性的な探求を続けていて、それが都市の文化的な層にも共感者を多数生んでいます。
以上三メーカー、それぞれ魅力のある車たちばかりですが、Audiのこだわりは細かいところにも随所に見て取れます。
もしお時間があれば皆様も一度ディーラーへ行ってそのすばらしさを実際に体験してみてはいかがでしょうか。