フリード がついにフル モデルチェンジ !知っておきたい情報まとめました

     
   
photo by ホンダ公式サイト

フルモデルチェンジのアナウンスからずいぶんと時間が経ってしまったフリードですが、2016年の夏には新型フリードの登場が確実とされています。

コンパクトサイズのミニバンとしては異例の大ヒットとなったフリード。新型フリードにはいくつかの変更点と、新技術の使用があるようです!

ついに念願のフルモデルチェンジとなったフリード

ホンダ・モビリオの後継モデルとして2008年にデビューしたフリードですが、その評判は既にみなさんもご存知の通りでしょう。

スタイリッシュなコンパクトミニバンとして人気を博したフリードですが、フルモデルチェンジの情報については、ずいぶんと以前から伝えられていました。

代表的モデル・フィットをはじめとした「ホンダ・リコール問題」によって開発陣に負担がかかり、開発が後手に回ったとの情報もささやかれています。やはり大きな問題でしたから、開発の遅れに影響している可能性は高いと言えるでしょう。

フリードの競合車として真っ先に名前が挙がるのは、トヨタ・シエンタ。最大の対抗馬となる同一セグメント車種、シエンタがフルモデルチェンジを果たしたのは2015年の7月でした。

photo by トヨタ公式サイト

本来であれば、コンセプトの似たシエンタに対抗する形で、同年夏にはフルモデルチェンジのタイミングを合わせたかったという思惑がホンダにはあったようです。

しかし、現実はホンダの不都合な方向に…。先述した開発の遅れとともに、先にフルモデルチェンジを果たしたトヨタ・シエンタはコンパクトミニバンのシェアを独占し、大ヒットとなりました。

現状としてホンダはトヨタに大きく水をあけられてしまったというのが、市場の見方かもしれませんね。

そんなわけで劣勢な状況下でのデビューを強いられた新型フリードですが、シエンタときっちり差別化できるのかどうかが、気になるところ。

新型フリードの新技術とは

まず、一番気になるのがホンダの次世代パワートレインとなる、「ダウンサイジングターボエンジン」ですよね!

ステップワゴンに搭載されて登場したダウンサイジングターボエンジンは、燃費とパワーを両立させることに成功した、ホンダの新技術です。

ハイブリッドカーが普及してきた日本では、メインストリームから外れたアプローチですが、欧州などでは燃費向上技術としてよく使われてきた手法です。

新型フリードには1リッターのダウンサイジングターボエンジンが採用される予定でしたが、どうやらこちらの新型エンジンも開発が遅れているようで、夏のフルモデルチェンジには間に合わないだろうと言われています。

今回は据え置きの1.5リッターVTECエンジンを搭載して販売し、新型エンジンの開発終了と共に切り替えていく戦略が取られるだろうとの予測も。

今回のフルモデルチェンジに新開発のエンジンが間に合わないのは残念ですが、どうしてもダウンサイジングターボエンジン搭載モデルが良いという人は、もう少し様子を見る必要がありますね。

その他、現行モデル同様にフリード・ハイブリッドも登場します。ハイブリッドエンジンを含めると、パワートレインひとつとってもいろいろなバリエーションが楽しめそうです。

ハイブリッドモデルは燃費性能を上昇させたトヨタ・シエンタに対抗して、さらなる燃費性能向上が図られるようで、27.0km/ℓ以上が燃費目標となるでしょう。

先進的システムの「ホンダセンシング」

オデッセイなどに搭載されてから話題となっている先進的な安全運転支援システム「ホンダセンシング」ですが、これも注目すべき進化点。

photo by ホンダ公式サイト

ふだんあまり馴染みのない「ミリ波レーダー」と呼ばれる、小さな目標も確実に検知するタイプのレーダーを利用しており、非常に精度の高い監視システムといえるでしょう。カメラとレーダーの情報をもとに、メインユニットは独自の演算処理と状況判断を行い、ドライバーの安全性をサポートします。

ミリ波レーダーと単眼カメラを利用して衝突を回避支援する「衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)」や、適切な車間距離を保つ「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」などは、耳にしたことがある人も多いはず。

安全運転は、たくさんの友達や家族を乗せるミニバンの最優先課題。こうした先進的な試みはとてもありがたいものですよね。

夏頃の登場に向けて、今後ますます情報が明らかになっていくことでしょう。ホンダの技術を尽くした新型フリード、今から待ちどおしいですね!

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