2019年7月9日ダイハツ・タント、タントカスタムは約6年ぶりにフルモデルチェンジを果たし発売されました。
タントは初代モデル発売から2019年モデルまで、軽自動車の販売ランキングでは常にベスト5以内にランキングしているダイハツの人気車種です。
2019モデルも発売から1か月の累計受注台数は何と想定の3倍になる約37.000台と報告されています。
今回はダイハツ・タント、タントカスタムのフルモデルチェンジに関する情報、またライバル車N-BOX、スペーシアとの比較についてわかりやすくご紹介します。
新型ダイハツ・タント/タントカスタムの特徴、進化のポイントは?
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/
2019年モデルダイハツ・タント、タントカスタムのフルモデルチェンジの特徴を一言でいうと、
「プラットフォーム(シャーシ、車体)」「パワートレイン(エンジン部)」「サスペンション(衝撃吸収装置)」「エクステリア(外観)・インテリア(内装)」など全てが
リニュアル(刷新)された点です。
2019年モデルのプラットフォームは次世代車両作りシステム「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」が採用された初めてのモデルとなります。
パワートレインは従来型改良エンジン「直列3気筒DOHCエンジン」に「マルチスパーク」「スワール噴射」を採用することで燃焼効率アップに成功しています。
サスペンション系はロールセンターを下げ、スプリングレートを約15%下げ、フリクション低めのショックアブソーバーをそれぞれ採用しました。
さらにスタビライザー強めでロール剛性を高めたことで、前モデルでの不安定さを解消しました。
エクステリアを前モデルと比較するとタントはヘッドライトが横長になったことと遊びのある立体感のあるボディに一新されました。
カスタムもフロントマスクが刷新され、前モデルの面影が低減されています。
インテリアでの大きな変更は前モデルでのセンターメーターが廃止され、運転席前に変更されました。室内がフルフラット化されたことで、車内泊も可能になりました。
また2019年モデルの進化のポイントは4つあります。
1点目が世界初採用となる運転席シートが最大540mmも前後にスライドする点です。
2点目が軽自動車初の「タッチ&ゴーロック」機能が搭載されたことです。この機能はフロントドアハンドルに触れただけでドアロックが施錠されます。
3点目も軽自動車初になる「ウェルカムオープン」機能です。こちらは逆にドアロックがかかっている時にスライドドアを自動でオープンすることを予約が出来る機能です。
4点目が運転支援機能「スマートアシストプラス」が採用されたことで、さらに安全性が高まりました。
新型ダイハツ・タント/タントカスタムのグレード構成、価格は?
こちらでは新型ダイハツ・タント/タントカスタムのグレード構成、駆動方式、価格についてご紹介します。
〇ダイハツ・タント(税込)
モデル |
駆動方式 |
価格 |
Xターボ |
2WD |
1,560,600円 |
4WD |
1,684,800円 |
|
X |
2WD |
1,463,400円 |
4WD |
1,587,600円 |
|
L |
2WD |
1,306,800円 |
4WD |
1,431,000円 |
|
L(スマートアシスト非装着車) |
2WD |
1,220,400円 |
4WD |
1,344,600円 |
〇タントカスタム(税込)
モデル |
駆動方式 |
価格 |
カスタムRS ターボ |
2WD |
1,749,600円 |
4WD |
1,873,800円 |
|
カスタムX |
2WD |
1,668,600円 |
4WD |
1,792,800円 |
|
カスタムL |
2WD |
1,549,800円 |
4WD |
1,674,000円 |
新型ダイハツ・タント/タントカスタムとライバル軽ハイトワゴンのサイズ・燃費などのスペックを徹底比較!
こちらでは新型ダイハツ・タント/タントカスタムとN-BOX、スペーシアとのサイズ
・燃費などのスペックを比較します。
〇サイズ・燃費比較
全長(mm) |
全幅(mm) |
全高(mm) |
燃費(km/L) |
|
タントX 2WD |
3.395 |
1.475 |
1.755 |
27.2 |
カスタム RS2WD |
3.395 |
1.475 |
1.755 |
25.2 |
N-BOX G〈FF〉 |
3.395 |
1.475 |
1.780 |
24.4 |
スペーシア |
3.395 |
1.475 |
1.785 |
28.2 |
※N-BOX は2017年8月終了モデルが対象です。
※スペーシアは2017年12月発売モデルが対象です。
ダイハツ・タント/タントカスタムの歴史を振り返る
ダイハツ・タント/タントカスタムはこれまで初代の2003年、2代目の2007年、3代目の2013年、4代目の2019年のこれまで4回のフルモデルチェンジを行っています。
車名のタントの由来はイタリア語で「とても広い、たくさんの」という意味です。
また初代から2019年モデルまで、一貫して国内生産をしておりダイハツ工業滋賀工場で製造されています。
ダイハツ・タント/タントカスタムの最大の功績は、日本の軽自動車に「軽ハイトワゴン」という新ジャンルを確立させたことです。
また2代目2007年モデルからは「ミラクルオープンドア」が軽自動車では初めて採用されます。
3代目2013年モデルでは、ついにダイハツ初の年間新車販売台数第1位(登録車含む)を獲得しました。
実は3代目2013年モデルでの圧倒的な人気が、2019年モデルでの人気につながっています。
⑤ダイハツ・タント/タントカスタムの中古車相場は?
こちらではダイハツ・タント/タントカスタムの中古車相場についてご紹介します。
〇ダイハツ・タントの中古車相場(年式別)
年式 |
中古車相場 |
2003年モデル |
1万円~62万円 |
2007年モデル |
1万円~149万円 |
2013年モデル |
29万円~188万円 |
2019年モデル |
129万円~174万円 |
※価格ドットコムによる
〇タントカスタムの中古車相場(年式別)
年式 |
中古車相場 |
2005年モデル(2005年から発売) |
1万円~183万円 |
2007年モデル |
2万円~132万円 |
2013年モデル |
39万円~200万円 |
2019年モデル |
154万円~194万円 |
※価格ドットコムによる