メルセデスベンツから初のSUVの電気自動車EQCを国内で発表!最新EVの航続距離や性能を徹底比較!

     
   

2019年7月4日、ドイツの高級自動車メーカーメルセデスベンツは、日本国内で初の量産型電気自動車「EQC」を発売することを発表しました。

 

現在アメリカのテスラを筆頭に、世界中で電気自動車化の波が押し寄せています。メルセデスベンツも電気自動車化に対応すべく、電動モビリティ(電気自動車)専用のサブブランド「EQ」を立ち上げました。

 

その日本発売第1弾として特別仕様車「EQC Edition 1886」、第2弾に「EQC 400 4MATIC」の発売が今後それぞれ予定されています。

 

今回はメルセデスベンツから初のSUV電気自動車「EQC」の様々な情報についわかりやすくご紹介します。

 

メルセデスベンツ・EQCはどんな車?

引用:https://www.mercedes-eq.jp/lineup/eqc/performance/

メルセデスベンツユーザーはもちろんのこと、世界中のモーターカーユーザーも今回のメルセデスベンツ「EQC」の発売については大きな話題になっています。

 

こちらではメルセデスベンツ「EQC」が一体どんな車なのかについてご紹介します。

 

先行発売される「EQC Edition 1886」ですが、モデル名に「1886」という数字が冠されています。

 

「1886」とはダイムラー・ベンツ社の創業者であるカール・ベンツとゴットリープ・ダイムラーがガソリン自動車を初めて完成させた「1886年」に由来しています。

 

「EQC」に「1886」を今回冠した理由は「EQC」の発売がメルセデスベンツの電気自動車にとって新たな幕開けを意味して命名されました。

 

ところでメルセデスベンツが自動車の電動化の検討を始めたのは2009年頃からといわれています。

 

その後2014年には「EVA1」の試作に成功します。そして翌年2015年の4月からはいよいよ「EQC」の製品化に向けて開発がスタートされます。

 

「EQC」のベース車となったのは、名前からもわかる通り同社のミドルサイズSUV「GLC」がモデルとなっています。よって「EQC」は「GLC」のプラットフォーム(シャーシ、車体)と共有しています。

 

「EQC」の製造はドイツのブレーメン工場で「GLC」と同じラインで製造されています。

 

また今現在SUV市場が世界的に加熱している状況です。このことからメルセデスベンツの電気自動車のデビュー車は「SUV」のセグメントが選ばれたといわれています。

 

メルセデスベンツによると「EQC」のファーストインプレッションは、誰が見ても「メルセデスベンツらしいデザイン」にすることを優先させたといわれています。

 

また「EQC」のエクステリア(外観)は、EVを意識させるつるんとした先進的なテイストが用いられました。

 

さらにデザインの根幹はメルセデスベンツの共有思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」が採用されています。よってデザインはシームレスでどこまでも続くような美しいフォルムに仕上がっています。

 

「EQC」のインテリアは、いかにもメルセデスベンツらしく上質な質感であふれています。

 

モニターは10.25インチ液晶パネルを2個連結させています。これにより運転しながら様々な情報をドライバーに見やすく提供されるように設計されています。

 

「EQC」には標準装備で「MBUX」が装備されています。「MBUX」とはAI(人工知能)を利用した音声認識アシスタントのことです。CMでの「ハイ、メルセデス」のあの機能のことです。

 

「MBUX」は「充電管理」「走行レンジ」「目的地までの距離」「運転モード」「ナビゲーション」などあらゆる便利機能が搭載されています。

 

また荷室の容量は、後席使用時でも500Lも可能です。

 

「EQC」のパワートレインは、前後のアクスルに2基のモーターがそれぞれ搭載されています。駆動方式は4WDです。バッテリーは大容量80kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載されています。

 

走行モードは一般走行の「コンフォート」、節電して長距離走行が可能な「エコ」、スポーティーで電力消費が高い「スポーツ」が用意されています。

 

またサスペンションやステアリングの個別の設定が可能な「インディビジュアル」も装備されています。

 

さらに「EQC」のユニークな機能としてバッテリーのSOC(充電率)を変更することも可能です。この機能の面白いところは毎回満充電する必要がなくなることです。

 

仮に街乗りがメインであれば、満充電を50%に設定することもできます。また逆にロングドライブをしたい時には満充電を100%にワンタッチで変更することが可能です。

 

これによりバッテリー寿命を延ばせるという、うれしいメリットもあります。

 

「EQC」の充電方法は6.0kW2までの「交流普通充電」、50kWまでの「直流急速充電(CHAdeMO規格)」の2つの充電方法に対応しています。

 

メルセデスベンツ・GLC350eとサイズ・スペックを比較すると?

引用:https://www.mercedes-eq.jp/lineup/eqc/design/

こちらではメルセデスベンツ「EQC」と「GLC350e」のサイズとスペックについて比較させていただきます。

 

「GLC350e」とはGLCクラスのプラグインハイブリッドモデルのことです。

 

〇「EQC」と「GLC350e」のサイズとスペック比較

 

EQC

GLC350e

全長(mm)

4.761

4.670

全幅(mm)

1.884

1.900

全高(mm)

1.623

1.640

ホイールベース(mm)

2.873

2.875

車両重量(㎏)

2.495

2.110

最高出力(kw)

300

155

最大トルク(N・m)

760 

350

燃料

電気

ハイオク

燃費(km/L)

13.9(JC08モード)

 

メルセデスベンツ・EQCと他メーカーのSUVの電気自動車と航続距離や性能を比較!

 

こちらではメルセデスベンツ「EQC」と他メーカーSUVの電気自動車の航続距離、性能を比較します。

 

〇EQCと他メーカーSUVの電気自動車の航続距離、加速、最高速度の比較

 

航続距離(km)

0-100km/h加速(秒)

最高速度(km/h)

EQC

450(WLTPモード)

5.1

180(リミッター制限)

テスラ モデルX 70D

400(EPA)

6.2

225

Model X 90D

413(EPA)

5.0

250

アウディ e-tron

402(WLTPモード)

4.6

210(リミッター制限)

ジャガー I-PACE

470(WLTPモード)

4.8

 

メルセデスベンツ・EQCの価格と納車時期は?

 

こちらではメルセデスベンツ・EQCの価格と納車時期についてご紹介します。

 

特別仕様車「EQC Edition 1886」は日本限定で55台販売されます。価格は1200万円で2019年10月以降に納車が予定されています。

 

スタンダードモデル「EQC 400 4MATIC」の価格は1080万円で、2020年春以降の納車を予定しています。

 

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