クルマを選ぶとき、私が気にするのは家族が喜んでくれるかどうかでした。
先日3人目の子どもが生まれ、ようやく落ち着いてきた我が家。一生ものの思い出をたくさん作りたいと、旅行の計画をする毎日です。しかし、5人家族ともなると今のクルマでは手狭です。ローンの返済も終わり余裕ができたので、思い切ってこれまで乗っていたプリウスから新車購入に踏み切りました。
色々調べて見たのですが、旅行などに出かけるには狭いということで買い替え候補に上がったのがフルサイズのSUVでした。また欧州車に憧れていたこともあり、初の外車購入を決意したのです。それがフォルクスワーゲン・トゥアレグ。
結果は大成功でした。
これまであまり旅行に行きたがらなかった長男も、その乗り心地に大喜び。本日は私の体験談から、フォルクスワーゲン・トゥアレグの魅力をお話しできればと思います。
筆者紹介
衣笠 健太(きぬがさ けんた)/37歳。千葉県在住。メーカー勤務のサラリーマン。妻と6歳と4歳の子供が2人の4人暮らし。持ち家。3人目の妊娠が発覚し、プリウスからトゥアレグに買い替え。年収は600万円台だが、双方の実家の援助で家のローンは既に返済が終わっているため比較的生活には余裕がある。
長時間でも快適、トゥアレグのヒミツ
子どもにとって、長時間のドライブは不満がたまりやすいもの。ただ座っているだけでも疲れるのに、走っている最中は揺れもあるので、なかなか居心地良く感じるお子さんはいないでしょう。
その点、トゥアレグはその重量を感じさせないパワフルな走りはもちろん、運転席や助手席の後ろにモニターをつけやすいので子供達がアニメを観たりして長時間のドライブも快適に過ごすことができます。
ご存知の方も多いと思いますが、VWとポルシェは車を共同開発しています。トゥアレグはポルシェのカイエン、アウディのQ7と同じプラットフォームを使っていると言われているのです。トゥアレグとカイエン、その違いはエンジンにあります。V6のカイエンならエンジンはVW製だと言われているますが、そこにポルシェがどうチューニングして性能を上げているのか気にはなりますよね。すると「それならポルシェでいいのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
私もカイエン、マカンやQ7などのラグジュアリーSUVも今回の購入の候補に一度は真剣に考えました。しかし、流行りのマカンは5人家族には少しサイズ的に小さい印象を受けたので候補から外れました。カイエンは一度試乗まで行きましたが、ポルシェは全く値引きしてくれないんですよね。しかも、なんだかんだオプションが高すぎる。サイズが大きい、格段に安い、乗り心地も言うことなし。VWの方が、私にはぴったりだと思ったんです。(笑)
また、納期も新車で買う場合は1年以上先までかかると……。子供の出産に間に合わないし、納車が遅すぎるのはマイナスです。かといって中古もあまり出回っていない。VWは決算セールなどもあるので、タイミングによっては大変お買い得なときがあります。とくに、自分の場合はあるタイミングが購入の決め手となりました。
排ガス不正問題
VWといえばコスパと性能の良い車というポジティブな印象を持っていた人が多かったのに、一点してイメージが悪くなってしまったのが一昨年に発覚した排ガス不正の問題です。
「リセールを考えると、VWの車を買うのは失敗ではないか……」と私もかなり悩みました。しかし、不正と言っても、乗っていて命に危険があるような安全性に影響があるわけではありません。また、店頭で大幅な値引きとオプションの無料アップグレードの提示があったので、逆にチャンスだと捉えました。
結局、あれほど連日新聞やテレビを賑わせた話題だったのに、2017年の今では殆ど話題に上がりもしませんよね。結果として買って正解だったなと思っています。
中古車を買うにもVWの方が魅力的
先ほども述べたように、VWは決算セールを行っていますので、タイミング次第で大変お買い得なときがあります。これは前もってチェックしておくことをオススメします。
私も出産と同時に、安値でトゥアレグを購入するべく、前々からしっかり計画を立てていました。そうして手に入れることができたフォルクスワーゲン・トゥアレグ。家族との思い出を作りたかった私にとって、子どもの笑顔が溢れるトゥアレグは生涯最高のお買い物でした。
もし「クルマの買い換えを考えている」「家族が喜んでくれるクルマがほしい」とお考えの方がいらっしゃいましたら、私は『フォルクスワーゲン・トゥアレグがいいですよ』とアドバイスします。
決して安くはないお買い物。でも、家族の笑顔が見たい私にとって、フォルクスワーゲン・トゥアレグは生涯でもっとも満足したお買い物になりました。
次回は国産SUVとの比較を中心に話していきたいと思います。
【関連項目】
トヨタが自動車販売台数で5年ぶりに首位陥落。日本人がフォルクスワーゲンを好きなわけ