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なぜもっとこだわらないの?「タイヤ」の基礎知識まとめました

2016.06.08

行楽シーズンも終わり、いよいよ梅雨。あなたのクルマのタイヤは大丈夫ですか?

「そろそろ溝も減ってるみたいだし、換えどきかなぁ」という方や、「タイヤなんてどれも同じでしょ?」と考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

タイヤは重要な情報源!チェックを欠かさずに

最近、自分のクルマのタイヤをチェックしましたか?チェックの方法が分からない?それでは、まず簡単なタイヤのチェック方法について説明していきましょう。

まずは空気圧

タイヤの空気は、多すぎても少なすぎてもクルマに悪影響を与えます。

空気が多すぎると…

「トレッド」と呼ばれる路面と接するゴム層が傷つきやすくなったり、トレッド中央部だけがすり減るセンター摩耗が起こったり、タイヤの寿命が短くなってしまいます。また、路面の段差に敏感に反応するため、乗り心地も悪くなってしまいます。

空気が不足していると…

タイヤのたわみが増え、よく転がらなくなる(=転がり抵抗が増える)ため燃費が悪化します。またこのたわみにより偏摩耗を起こし、クルマの走行性能が落ちてしまいます。そしてタイヤが発熱しやすくなり、タイヤの損傷の原因にもなります。

タイヤの適正空気圧はクルマによって異なりますので、自分の乗っているクルマの取扱説明書やドアピラー部分に貼られている適正空気圧のステッカーを一度確認しておきましょう。月に一度の空気圧点検がおすすめです。

Close Up Of Man Inflating Car Tyre

外観のチェックも忘れずに

タイヤの一部分の溝のみが極端に減っていたりすると、先ほどのようにタイヤの空気圧異常や足周りの取り付け角度(アライメント)が狂っている可能性があります。空気圧を適正にしても変わらない場合は、一度ディーラーやタイヤ販売専門店などでの点検をおすすめします。

タイヤ外観で一番わかりやすいものは、残り溝と傷です。中でも溝は残り1.6mm以下になると、法令で装着を禁じられています。タイヤの摩耗を示す「スリップサイン」というものがありますので、これを基準に見てみましょう。スリップサインの位置は、タイヤの側面(タイヤの商品名やサイズなどが刻印されている場所)に4〜9ヶ所ほどあります。

タイヤは路面と接している唯一の部品です。ハンドルを据え切りしすぎるなど、自分の運転のクセなども分かる重要な要素のひとつですので、タイヤからいろいろな情報をつかんでみましょう。

「タイヤ=黒いゴムの塊」ではない!タイヤの構造や役割とは

タイヤには、

荷重支持機能(クルマ全体の重量を支える)

駆動・制動機能(スムーズに走り、きちんと止まる)

進路保持機能(方向を転換、維持する)

緩衝機能(タイヤ自体がクッションの役割を果たし、快適な乗り心地を実現する)

という4つの役割があります。

またタイヤは大きく分けて「トレッド」「ショルダー」「サイドウォール」「ビード」という4つの部分から構成されます。それぞれに強度を上げるため、鋼製のワイヤーや石油由来の樹脂などを使った繊維などが複雑に織り込まれているのです。

トレッド部・・・路面と直接接する部分で、パターンと呼ばれる溝などが刻まれている。

ショルダー部・・・トレッド部やタイヤ内部の熱を発散する役割がある。

サイドウォール部・・・タイヤが最もたわむ部分。スムーズに屈曲することで衝撃を吸収。

ビード部・・・ホイールと組み合う部分。タイヤとホイールのリム部を固定する。

これら4つの役割や強度が保たれ、専用にチューニングされたタイヤは自動車メーカーで製造される新車に組み込まれることが多く、OE(オリジナル・エクイップメント)タイヤと呼ばれています。タイヤを交換する際は、このOEタイヤを基準に選んでいくといいでしょう。

タイヤがただの黒いゴムの塊ではないことが、よくわかりますね。

car tire profil

タイヤ選びのコツ~軽自動車・普通車編~

燃費がいいクルマが最も多いジャンルです。ここでのタイヤ選びのコツは「転がり抵抗が少ないこと」「音が静かなこと」になるでしょう。タイヤのたわみが少なく真円を維持できる強度を持ち、かつ軽いタイヤが有利になります。

低燃費タイヤはどのメーカーも最も力を入れているジャンルですので、選択肢は多いです。タイヤに貼られたラベリング(燃費性能やウエット時の性能を表したもの)などを参考にし、OEタイヤ以上の性能のものを選びましょう。

また音の静かさに関しては、内部構造を工夫(吸音スポンジを内蔵するなど)しているものもあります。

タイヤ選びのコツ~スポーツカー編~

最近は自分のクルマでサーキット走行などをする方が増えてきました。スポーツカーにおけるタイヤの重要な要素は「剛性が高いこと」「発熱が早く、グリップが長時間維持できること」に絞られます。

「剛性」とは、主にサイドウォール部の強度を指します。ここが高くなければコーナリングで腰砕けの体勢になってしまい、思ったようなラインがトレースできません。

またタイヤは発熱し、ゴムを削り(溶かし)ながら転がっているので、好タイムを効率よく狙うなら発熱が早いタイヤが有利でしょう。

Woman Checking Tread On Car Tyre With Gauge

タイヤ選びのコツ~ミニバン・SUV編~

背の高いミニバンやSUVで最も気になるのは、「コーナリングやレーンチェンジ終了後のフラつき」ではないでしょうか。また「横風によるクルマのフラつき」もあります。「ミニバン専用」と謳われているタイヤは、これらの問題を主にサイドウォール部の剛性を確保することにより克服しているものが多いです。

またパターンを専用のものにすることで、クルマからかかる荷重を均一にする工夫なども行われている商品もあります。

最近ではネット通販が発達したため、さまざまなブランドのタイヤが安く手に入ります。しかし、本当に自分のクルマに合っているタイヤはほんの一握りです。

「安全を買う」という意味で、多少高くてもこだわってクルマの性能を落とさないものを必ず選びましょう。それが、クルマを運転する者の責任と言えるのではないでしょうか。

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文:イキクル編集部


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