「一般人は決してプロ野球選手と焼肉に行ってはいけない」元首位打者 鈴木尚典と一晩で7500kcal食べた話

「一般人は決してプロ野球選手と焼肉に行ってはいけない」元首位打者 鈴木尚典と一晩で7500kcal食べた話
     
   

今度こそ、鈴木尚典さんに焼肉に連れて行ってもらったときの話

話が逸れました、焼肉に行ったという話でしたね。

鈴木尚典さんといえば、とにかくよく食べるということで有名でした。そして、そんな大スターに食事に連れて行ってもらうということで、

残すわけにはいかない

というプレッシャーがすごかったことをよく覚えています。試合後の補給食などには一切目もくれず、極限まで空腹な状態を作り出し、夜ご飯へと向かいました。

メンバーは4人。尚典さんは一切お酒を飲まないため、食事のみの無制限一本勝負

ラウンド1

レバ刺し
Photo By Jun OHWADA

まずは最初のオーダー。

「ウーロン茶4、レバ刺し4、牛刺し4、サラダ4、キムチ4」
(まだレバ刺しなどの刺身系が食べられた時代の話です)

これはプロ野球を辞めてから気付いたのですが、当時は全て人数分頼むのが常識でした。

ラウンド2

ロース
Photo By Fumiaki Yoshimatsu

最初のオーダーでテーブルが一杯になったのもつかの間、2回目のオーダーです。

「牛タン4、ロース4、カルビ4、ハラミ4、大ライス4」

今から考えれば、最初のオーダーではまだ何も焼いてないんですよね。

テーブルが一杯にもかかわらず、まだ「焼肉」をしていない

続々と焼かれる予定の肉達が運ばれてきますが、当然テーブルには乗らないので、座っている横に置くなどして、とにかくそのテーブルの周りは肉だらけ。網の上は肉祭り。とにかく焼きまくり、食べまくり。

ちょっと想像していただきたいのですが、これだけ食べ続けていると、休む時間がないんです。焼き続けて、食べ続けていると、顎の筋肉がパンプアップするんですね。

ラウンド3

ホルモン
Photo By Norio NAKAYAMA

食べ続けているので、当然、会話はほとんどありません。ひたすら肉を喰らう4人。次々と焼かれていく肉。あっという間に肉が無くなりました。そして3回目のオーダーです。

「ホルモン4、ミノ4」

肉が終わると、内臓系です。

これ、プロ野球界では割と常識なのですが、内臓系はデザートです。いまだに癖が抜けないのですが、最後は内臓系を頼むというのがセオリーです。

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