007最新作『Spectre』の公開前に【歴代ボンドカー28種総まとめ】

007最新作『Spectre』の公開前に【歴代ボンドカー28種総まとめ】
     
   

2015年最新作『Spector(仮)』公開予定!!

男性なら誰もが一度は真似したであろう伊達男の自己紹介。

「…Bond, James Bond」
「ボンド、ジェームズ・ボンドだ。」

そんな007シリーズ24作目となる最新作『Spector』が2015年に公開されます。ジェームス・ボンド役には前作に引き続きダニエル・クレイブ、ボンドガール役にはイタリアの宝石モニカ・ベルッチ、そしてボンドカーとしてアストンマーティンDB10が使用されることが決定しました。

『Spector』のボンドカーはアストンマーティン

ASTON MARTINDB10
Photo By Youtube

007の最新作『Spector』のボンドカーに選ばれたのは、やはり長年パートナーシップをとってきたイギリスのラグジュアリ―・スポーツカー・ブランド、アストンマーティンでした。

そして007シリーズとのパートナーシップが50周年を迎えた今回、ジェームス・ボンドのためだけに『DB10』というスペシャルな一台が製作されました。

DB10のベースになっているのはV8ヴァンテージで、VHプラットフォームとエンジンがそのまま使われているということです。そしてこの、DB10のデザインはアストンマーティンのデザインチームと本作の監督であるサム・メンデスが意見を交換しながら製作されたものです。

歴代のボンドカーを振り返る!

ジェームス・ボンドを語るうえで欠かすことのできないのが「美女」「マティーニ」そして「ボンドカー」です。この3つの要素が映画をよりスリリングで魅力的なものにしてくれています。ここからは、その中でも特にボンドカーに注目していきたいと思います。

ジェームス・ボンドの愛車として皆さんが真っ先に思い浮かぶのは、アストンマーティンDB5かもしれません。しかし、実はDB5以外にも活躍したボンドカーは数多くあります。それでは、歴代のボンドカーを少し振り返ってみましょう。

007 ドクター・ノオ サンビームアルパイン
007 ロシアより愛をこめて ベントレーマークIV・コンバーチブル
007 ゴールドフィンガー アストンマーチン・DB5(DP216-1プロトタイプ)
007 サンダーボール作戦 アストンマーチン・DB5
007は二度死ぬ トヨタ・2000GT
女王陛下の007 アストンマーチン・DBS
007 ダイヤモンドは永遠に フォード・マスタング・マック1
007 死ぬのは奴らだ ボンドカー登場せず
007 黄金銃を持つ男 アメリカン・モーターズ マタドール
007 私を愛したスパイ ロータス・エスプリ
007 ムーンレイカー ボンドカー登場せず、
代わりに007が乗るゴンドラは通称ボンドラと呼ばれる
007 ユア・アイズ・オンリー ロータス・エスプリターボ
007 オクトパシー メルセデス・ベンツ250SE
アルファロメオ・GTV
007 美しき獲物たち ルノー・11
ロールスロイスシルバークラウドⅡ
007 リビング・デイライツ アストンマーチン・V8
アウディ・V8
007 消されたライセンス ボンドカー登場せず、
代わりにタンクローリーに乗るシーンはある
007 ゴールデンアイ BMW・Z3
アストンマーチン・DB5
007 トゥモロー・ネバー・ダイ BMW 750iL
アストンマーチン・DB5
007 ワールド・イズ・ノット・イナフ BMW・Z8
007 ダイ・アナザー・デイ アストンマーチン・V12ヴァンキッシュ
007 カジノ・ロワイヤル アストンマーチン・DBS
アストンマーチン・DB5
フォード・モンデオ
007 慰めの報酬 アストンマーチン・DBS
007 スカイフォール アストンマーチン・DB5
スペクター アストンマーティン・DB10

引用:Wikipedia

今回の調査では全24作品の内、28車が映画中にボンドカーとして登場することがわかりました。メーカーの国別に見ると、もちろんイギリスはトップ、その中でもアストンマーティンは最多の15種類登場しています。

dondcar
内訳:イギリス:17種、ドイツ:5種、アメリカ:3種、フランス・イタリア・日本:各1種

忘れられない歴代ボンドカー

ここからは、歴代ボンドカーの中でも特に印象深いものや、注目すべきものを紹介します。

元祖ボンドカー:サンビーム アルバイン

アルバイン
Photo By Youtube

初代ジェームス・ボンドのショーン・コネリーが第1作でハンドルを握っていたのは、DB5ではなくサンビームのアルバインという車でした。

サンビームは1964年にクライスラーUKの傘下になり、1976年にメーカーとしての終焉を迎えているために、日本人にとっては馴染みのない車かもしれません。しかし、イギリス人にとっては伝説的な車でした。

というのも、サンビームは英国車として初めてグランプリレースで優勝した車であり、その後も数々の速度記録を樹立していたからです。007第1作『ドクター・ノオ』が公開された1962年当時は、確かにサンビーム・アルバインは最高の男にふさわしい最高の車だったのです。

水陸両用!まさにボンドカー!

ロータスエスプリ
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007シリーズ第10作目の『私を愛したスパイ』でボンドカーとして登場したのが、通称ウエットネリーとして親しまれているロータス・エスプリです。この車はMI6の架空の研究開発施設であるQ課の課長が改造して作り出した潜水可能なボンドカーとして劇中に登場します。

敵の刺客から追い詰められて海へ落下した状態から潜水艦へと変形していく姿に衝撃を受けた方は少なくないはずです。そして、潜水できるだけでなく垂直発射のミサイルで追手のヘリを撃墜し、魚雷、水中煙幕などの秘密兵器を駆使している姿に心を躍らせたのではないでしょうか?

ロータス・エスプリは007シリーズの中で記憶に残るボンドカーであることに間違いはありません。

ですが、残念ながら2004年まで約1万台生産されたスクリーンの外のロータス・エスプリには当然ながら潜水機能はありません。しかし、世界には本当に潜水してしまう車も存在します。

リアル・ボンドカー:sQuba

sQuba
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sQubaはスイスの自動車メーカーリンスピード社が開発した世界初の潜水可能な水陸両用車です。フランク・リンデルクネヒト社長が007に影響を受けてロータス製の車を約1億6,000万円かけて改造して開発しました。地上を時速160キロ、水上では時速50キロでの航行が可能というまさに、本物のボンドカーです。

▼動画▼一見沈没してるようにしか見えません。

歴代最多の登場!アストンマーチン

女王陛下の007
Photo By Amazon

アストンマーティンは1913年創業のイギリスの名門メーカーです。100年以上もブランド名が生き続けている理由は常に最高のスポーツカーを生み出すことに全力を注いでいるからです。

それを裏付ける面白い逸話がこのメーカーにはあります。

アストンマーティン中興の祖と言われているディビット・ブラウン氏の友人が

「友達なんだから原価でクルマを売ってくれ」

とお願いしたところ、

「じゃあ定価以上になってもいいのか」

と答えたといいます。

ちなみにこのディビット・ブラウン氏のイニシャルをとったモデルが007でもお馴染のDBシリーズです。『ゴールドフィンガー』『サンダーボール作戦』で使用されたDB5や『女王陛下の007』で使用されたDBSなど名車が数多くあります。

トヨタもボンドカーだったことがある

T2000
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ボンドカーと聞くとアストンマーティンやロータスなどイギリスのスーパーカーが選ばれているイメージがあります、ですが、007シリーズの第5作『007は2度死ぬ』ではトヨタの2000GTがボンドカーとして採用されました。

ただ残念なことに007シリーズの中で唯一ボンドが車を全く運転しないという作品で、ボンドがトヨタ2000GTのハンドルを握っている映像を見ることはできません。

とはいえ、この作品の中で存在感は確かに発揮しており、007最新作『Spectre』でボンド役のダニエル・クレイブは最も好きなボンドカーとして2000GTの名を挙げています。流麗な美しいボディと映画用に特注されたオープンボディは一見の価値があります。

まとめ

果たして、最新作の『Spector』ではジェームス・ボンドがハンドルを握るアストンマーティンDB10がどんな活躍をするのでしょうか?

現在、ローマを舞台にしたカーチェイスの撮影がすでに行われているという情報もあり最新作のカーアクションに期待が高まります。

トップ画:Youtube

(執筆・編集 サムライト)

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