自動車に求めるものは人それぞれです。
スタイル
走行性能
フィーリング
etc…
そんな中でも全員が求め、重視されるのは耐久性ではないでしょうか。
長く使える愛車であって欲しい。乗用車はもちろん、特に仕事で重要な役割を持つ商用車こそ、耐久性が命。様々な環境でも仕事を進めることができる丈夫さが求められているのです。
ここまでやるの!?すごすぎる耐久実験
Photo By MartialArtsNomad.com
耐久性と一口に言っても、その車がどのぐらい丈夫か、ハードな環境に耐えられるかは、外見から判断することはできません。
そんな中、日産がやってくれました。
日産NV350キャラバンを使って、様々な環境試験、耐久試験を実施した内容をyou tubeの動画で公開しているのです。
タイトルは過酷すぎる!?キャラバンの耐久実験。今回は、このやり過ぎな耐久実験を紹介します。
ドアでスイカ割ってみた
Photo By KT King
「これは、実際に行われているNV350CARAVANの過酷な耐久実験の過酷さを、わかりやすく表現した映像である」
重々しいテロップから始まる動画ですが、いきなり呆気に取られるシーンが始まります。
白衣をまとった男性と女性の実験スタッフが見つめるのは、何とスイカ!です。
Photo By 過酷すぎる!?キャラバンの耐久実験
自動車の耐久試験になぜスイカが関係するのでしょうか。荷室にスイカが何個詰めるかの試験?いやいやそんなはずは・・・
と見ていると、何と自動車のドアの開閉耐久試験にスイカが関係しているのでした。
男性と女性のスタッフが真面目な表情で延々実験を繰り返す姿は、思わず笑ってしまいますが、よくぞスイカをここに登場させたものです。
なるほど、夏の海水浴場でスイカ割りの風景を思いおこすと、妙に納得してしまいます。
シャボン玉凍った
Photo By 過酷すぎる!?キャラバンの耐久実験
マイナス24.7度。日本一寒いと言われる北海道・陸別町が記録したことがある温度です。決して、有り得ない温度ではありません。実際に陸別町で仕事をする人たちは、この厳寒の下、車に乗って働いているのです。
マイナス24.7度とは、シャボン玉が凍る温度です。
そんな中でも商業車はお客さんに荷物を届ける必要があります。もし、ストーブが壊れた時には命に関わる事態です。そんな時、駆けつけるまでに凍えてしまっては意味がありません。
動画を見れば、マイナス24.7度でも車内は温かいということがわかります。
目玉焼き焼いてみた
Photo By 過酷すぎる!?キャラバンの耐久実験
寒さの次は暑さですね。
夏も厳しい環境になります。外気温が30度以上にもなると、車のボディも直射日光で温められ高温になります。
では、ボディが熱く熱せられても車内は涼しい状態を維持できるのでしょうか?
動画では熱くなったボディで目玉焼きを作ることで実験することにしました。熱せられたボディの屋根に生卵を落とすとあっという間に、美味しそうな目玉焼きの完成です。
そんな高温の中でも実験員の2人は車内で美味しそうに目玉焼きを食べ始めました。汗もかいていません。快適そうに目玉焼きを食べています。
商用車といえば…
商用車には耐久性以外にも、多くの利便性が求められます。荷物を多く積載できる能力、社用なので経済性も重要な点です。さらに、仕事で出かける運転手のために、乗用車に近い運転性能、乗り心地も必要です。
この世界の両雄、ハイエースとキャラバンを比べてみましょう。
大きさ
ワンボックスの商用車であるハイエースとキャラバン。標準モデルは共に全長4695mm、全幅1695mmで4ナンバー枠いっぱいのサイズになります。
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ハイエースはさらに4840mm×1880mmサイズのロングワイド、5380mm×1880mmサイズのスーパーロングワイドのボディがラインナップです。
Photo By 公式サイト
これに対しキャラバンは5080mm×1695mmのスーパーロング、5230mm×1880mmのスーパーロングワイドを揃えています。
最大積載量
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商用車として重要な積載量は荷室の大きさによります。
後席を畳んで前席の背面から車内後端までの荷室の長さは、ハイエースが3000mm、キャラバンは3050mmと、キャラバンが5cm長くなっています。荷室の最大幅は1520mmで共通です。両車とも3m近い脚立や多くの荷物を詰める積載量を誇ります。
ただ、キャラバンにはさらに、服などもかけられるルーフインナーバーや、ヘルメットなどを吊り下げるユーティリティーフックも付いており、収納性が高くなっています。
乗り心地
商用車であれば、仕事だけに使えればいいわけではありません。個人で利用する場合、平日は仕事で、週末はレジャーに利用することも、商用車には求められます。
そこで、乗り心地を比較してみましょう。
ハイエースはショックアブソーバーを乗り心地重視に変えた評価は高いのですが、荷物が無い状態ではリアが跳ねる感じを指摘する人も多いようです。
キャラバンは、フロントノーズの向きの方向に、しっかりと、なおかつスムーズについてくるリアの動きが良くなっているようです。「乗用車と商用車を2台買ったよう」と表現する人もいます。ハンドリングも乗用車並みの扱い安さです。
まとめ
自動車にとって耐久性は大切な要素です。しかし、どれだけ頑丈かはなかなか見えにくいものです。そんな中、この動画は自動車の耐久性をわかりやすく見えるようにしてくれました。
これだけ頑丈な車だったら選んでみたくなるかもしれません。
Top Photo By 過酷すぎる!?キャラバンの耐久実験