松井選手が入団した長嶋監督復帰1年目 1993年の選手名鑑
1993年はJリーグの開幕や、レインボーブリッジが開通した年です。ジャイアンツは期待のルーキー松井秀喜選手(星稜高校)を獲得。長嶋茂雄監督が巨人監督に復帰しましたが、前年に「ID野球」でセリーグを制した、野村克也監督率いるヤクルトスワローズに連覇を許す形になりました。
順位 | 選手名 | 推定年俸 | 車種 |
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1位 | モスビー選手 | 2億3000万円 | データなし |
2位 | バーフィールド選手 | 1億8000万円 | データなし |
3位 | 原辰徳選手 | 1億2500万円 | ベンツ |
4位 | 駒田徳広選手 | 1億2000万円 | ポルシェ |
5位 | 斎藤雅樹投手 | 1億1800万円 | ベンツ |
6位 | 桑田真澄投手 | 8880万円 | ベンツ |
7位 | 槇原寛巳投手 | 7800万円 | ベンツ |
8位 | 篠塚和典選手 | 6800万円 | ベンツ |
9位 | 岡崎郁選手 | 6300万円 | ベンツ |
10位 | 吉村禎章選手 | 6300万円 | ベンツ |
※松井秀喜選手 720万円
1993年 読売ジャイアンツ 車種別ランキング
1位 | ベンツ | 15人 | 原選手、篠塚選手、斎藤投手、桑田投手、槇原投手など |
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2位 | ポルシェ | 2人 | 駒田選手、緒方耕一選手 |
2位 | フェアレディZ | 2人 | 木田投手など |
長嶋監督復帰1年目、松井秀喜選手が入団した1993年の巨人では、ベンツが圧倒的な勢力。選手の15名がベンツオーナーという結果になりました。年俸上位選手がそろって不振に陥るなど、この年の巨人は低迷。ヤクルトスワローズに2連覇を許す結果となりました。
このシーズンオフからフリーエージェント制度が解禁され、1994年には落合博満選手、1995年に川口和久投手、広澤克実選手などを獲得。大物選手を獲得する「巨人軍らしい」補強で毎年賑わせることになります。このベスト10の中で、翌シーズンに横浜ベイスターズに移籍する駒田選手だけがポルシェですが、ベンツユーザーの多さがフリーエージェント宣言にも影響していたのでしょうか?
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