稀勢の里横綱昇進記念! 日本で走っていた珍しいオープンカーを大特集!

稀勢の里横綱昇進記念! 日本で走っていた珍しいオープンカーを大特集!
     
   

先月の大相撲初場所を制し、晴れて18年ぶりに日本人として横綱に昇進した茨城県出身力士の稀勢の里関。優勝パレードで彼が乗っていたクルマは、アウディ・A5カブリオレでした。今回は稀勢の里昇進記念と題して、昨年4月にも取り上げたオープンカーについて再び特集。今ではめったに見ることのできない珍しいモデルも紹介していきます。皆さんの記憶に残るオープンカーは何台あるでしょうか。

茨城県出身の新横綱、 稀勢の里 のプロフィール

稀勢の里photo by 江戸村のとくぞう(CC 表示-継承 4.0)

さて、まずは今回の主役である稀勢の里関のプロフィールについて見ていきましょう。彼は1986年7月3日に兵庫県芦屋市で生まれ、2歳の時に茨城県竜ケ崎市に転入しています。

幼少期から相撲が好きでテレビでよく見ていた一方、小学4年生から野球を始めており、キャッチャー(中学時代からはピッチャー)を務めていました。地元の強豪校である常総学院からの誘いもありましたが、中学卒業後は鳴門部屋に入門。

その後17歳9か月で十両に昇進、18歳3か月で新入幕を果たします。そして2011年には大関に昇進、2017年には念願の初優勝。待望の横綱の称号を手にしたのです。

優勝パレードで活躍した、アウディ・A5とは?

オープンカーphoto by 公式サイト

1月22日、大相撲初場所千秋楽。結びの一番で横綱白鵬関を下して優勝した稀勢の里関は、優勝パレードに臨みました。使用されたクルマは、アウディ・A5カブリオレ。実はアウディ車を日本で取り扱うアウディジャパンと日本相撲協会は深い関係にあり、2013年より優勝パレードにはA5カブリオレが用いられています。

これは相撲の本来持つ不屈のチャレンジ精神と、アウディが掲げる先進のブランドコンセプトが互いに共感したことで実現したコラボレーションということです。日本仕様のA5カブリオレは、本国ではオプション扱いとなる耐候性に優れたアコースティックソフトトップを標準装備。「TFSI」と呼ばれる直噴ターボエンジンに、ダイレクトなドライブフィールが魅力の7速Sトロニックを組み合わせ、優雅で力強い走りを実現しています。

まだまだこんなにある! 日本を走っていた オープンカー

前回の特集では比較的メジャーなオープンカーを取り上げていきましたが、まだまだ魅力的なオープンカーはたくさんあります。ここからは、そんな魅力にあふれたモデルをまとめてみました。中古車選びの参考にもいかがでしょうか。

軽自動車の本格スポーツ、スズキ・カプチーノ

photo by wikipedia

軽自動車のオープンカーとして、未だに人気の高いクルマがスズキ・カプチーノです。1991年に登場し、軽自動車初のダブルウィッシュボーンサスペンションが採用されて注目を集めました。また当時の軽乗用車としては珍しいFR方式とし、走りに振った軽自動車として多くのクルマ好きに好まれました。51:49という、理想的な前後重量配分も魅力です。

アメリカンテイストの強い、スズキ・カルタスコンバーチブル

1992年にデビューしたのが、スズキ・カルタスコンバーチブルです。ほぼ同時期に発売されたカプチーノに比べると、走りを追求したモデルとはいい難く、日本では販売は振るいませんでした。しかし北米では好評を博し、人気モデルの1台となりました。スズキ初のCVTである「SCVT」が用意されるなど、技術的にはチャレンジングなクルマといえます。

草の根からメジャーレースまで、トヨタ・MR-S

photo by Mytho88(CC 表示-継承 3.0)

ハイパワーでピーキーな特性であったMR2の反省から、トヨタが送り出したオープンスポーツがMR-Sです。控えめな出力特性でありながらもスポーツドライビングが十分に堪能できるところが受け、ジムカーナなどの「草の根モータースポーツ」では高い人気を誇りました。また全日本GT選手権やスーパーGTにも参戦し、多くの有力な若手ドライバーを輩出しています。

オープンカーの敷居を低くした、マツダ・ロードスターRHT/RF

オープンカーは楽しいけれど、セキュリティの面などが心配…こういった声に応えて登場したのが、ロードスターRHTです。2006年からラインナップに加えられ、3代目の販売台数半数以上はこのRHTが占めていたといわれています。2016年にはファストバックスタイルの美しさとオープンの快適性を両立したRFが登場。エンジンも2リッターに拡大され、大人のスポーツカーとして仕上がっています。

流行りに乗ってみた!? ダイハツ・リーザスパイダー

軽スペシャリティのエースとして存在していたダイハツ・リーザのオープンモデルとして、1991年にデビューしたのがリーザスパイダーです。当時流行していた軽オープンのカテゴリーに参入すべく、造り出されました。しかし実際はライバルのようにスポーティな特性を狙ったわけではなく、雰囲気を重視したものでした。販売的には失敗でしたが、ここでの経験がのちのコペンの成功へとつながるのです。

侮れない実力を持つ、フィアット・バルケッタ

photo by Tennen-Gas (CC 表示-継承 3.0)

マツダ・ロードスターが巻き起こしたオープンカー旋風は本場欧州にまで伝わり、様々なフォロワーが生まれます。フィアット・バルケッタもその1台です。スペックとしては平凡な数値が並びますが、高いトラクション性能とテクニックを活かせることができれば、FFでもとても痛快なドライブフィールを味わうことができます。最新型のアバルト・124スパイダーももちろん魅力的ですが、中古市場で手頃な価格で入手できるのがバルケッタの強みといえます。

旧車イベントでは欠かせない、ホンダ・S500/S600/S800

ホンダが誇る20世紀の傑作といっても過言ではないクルマが、S500/S600/S800です。1963年、ホンダは初の普通乗用車としてS500を発売。初の乗用車がスポーツカーという、いかにもホンダらしいやり方が世間の注目を集めます。もちろん単に話題作りをするだけでなく、2輪で鍛え上げたレーシングテクノロジーを余すことなく注ぎ込んだ点も評価に値するでしょう。

DOHC+4連キャブのエンジンは「精密な時計のようなエンジン」と呼ばれ、当時ひとクラス上のスポーツカーでも手に入れることが難しかった高い走行性能を実現。独特のチェーンドライブ式後輪駆動もあいまって、オリジナリティの塊のようなクルマでした。その後1964年にはS600に、1966年にはS800へ発展。S800ではモデル途中から一般的なシャフトドライブへと変更されましたが、こちらは北米拠点のアイデアが採用されたという裏話があります。現在も、クラシックカーのイベントなどで人気が高い1台です。

実はとても人気車種だった、ホンダ・シティ カブリオレ

1980年代初頭のホンダの顔といえば、シティと思う方も多いことでしょう。「トールボーイ」と呼ばれる背の高いスタイルは、カーデザインに新しい風を吹き込みました。そんなシティに1984年に追加されたモデルが、シティ カブリオレです。イタリアのカロッツェリアであるピニンファリーナがデザインした幌に、当時のシティ ターボⅡのような迫力のあるフェンダーデザインが組み合わされました。製造は東洋工機(現在のパジェロ製造)で行われ、マツダ・ロードスターが登場するまでは国産オープンカーではトップクラスの販売実績を誇ったクルマとしても有名です。

新世代のマイクロ・コミューター、ホンダ・ビート

photo by 韋駄天狗(CC 表示-継承 3.0)

1991年に発売されたホンダのオープンカーが、ビートです。表向きはコミューターという扱いでしたが、3連スロットルと燃料噴射制御マップ切替方式を組み合わせた吸気システム「MTREC」やミッドシップ初のフルオープン・モノコック構造のボディ、軽自動車初の4輪ディスクブレーキを採用するなど、その造りは本格スポーツカーともいえる出来でした。SOHCでありながら高回転まで使い切れるエンジン性能やデザイン性の高さが評価され、中古車市場では現在も高い人気を誇ります。

オープンカーでしか味わえない感動がある!

オープンカーは普通のクルマと違い、少々面倒な乗り物です。ほかの人から見られているという感じを強く受けることにより、ファッションにもかなり気を遣わなければなりません。しかし、それだからこそ得られる「クルマとの一体感」が最大の魅力です。身近に非日常が味わえるオープンカー、ここで挙げた以外にもいろいろな車種があります。ぜひ前回の記事も一緒に読んであなた好みのクルマを見つけてみてください。

そして、気になるオープンカーを見つけたいならホンダカーズ総合サイトから「U-car検索」にアクセス! ホンダが認定した中古車ディーラーの強みを活かし、充実のラインアップでお待ちしています。

【関連項目】

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