前回までのあらすじ
アニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台、茨城県大洗町で開催される「大洗あんこう祭り」に痛車で参加しようするイキクル編集部牧野。
ところが、予算や製作期間など、痛車素人の牧野にとって予想外のことが重なり、痛車制作を断念。代わりに、今後の痛車制作の参考として、4人の痛車オーナーにインタビューを敢行しました。
【大洗あんこう祭り】ガルパンの痛車で聖地巡礼したかったけど失敗した話【現地レポート前編】
さて、後編では前編では展開の都合上、一切お伝えできなかった大洗あんこう祭りを密着レポート! 商店街にズラリと並ぶ痛車や美人コスプレイヤーさんたちの写真なども紹介します! さらに、牧野とカメラマンが大洗の街を歩いて見回ってきましたので、アニメを知らない人もきっと行きたくなる大洗町の観光名所や見どころなどもお伝えしていきます!
13万人が来場した第21回大洗あんこう祭り2017を徹底レポート!
11月19日(日)に開催された大洗あんこう祭りは来場者13万人を記録し、例年同様の盛り上がりを見せました。
私とカメラマンは早朝から鹿島臨海鉄道に乗って大洗へと向かいましたが、既に車内もホーム上も大混雑。あまりの人ゴミに圧倒されます。
去年はあまりの来場数にキャパオーバーを起こしていたようで、これでも今年の交通整理はかなりマシになっていたとのこと(道すがら出会った交通整理員のおじさんいわく)。
まだ午前9時すぎだというのに、会場にはすでに多くの人だかり。出店も多く立ち並んでおり、来た観光客に向けて地元名産の海の幸、山の幸をふるまっていました。早速、牧野も腹ごしらえをします。
大洗あんこう祭りは1998年から開催されているイベントで、今年で21回目。元々は地元を代表するグルメであるアンコウを味わうためのイベントで、ガルパン関連のイベントが行われるようになった現在でも「あんこうの吊るし切り」の実演やあんこう汁の販売などが行われます。
そして今年も例年通り、アニメ『ガールズ&パンツァー』のメインキャストのトークショーが開催。声優さんたちが登場すると会場は大盛り上がりでした。
また、プロレスラーの蝶野正洋さんも参加。あんこうの吊るし切りに乱入して自撮り写真を撮っていくなど、イベントを盛り上げていました。
ヒール役のプロレスラーとして有名な蝶野さんですが、娘と一緒に鑑賞したガルパンに大ハマリ。それがきっかけでガルパン応援大使に就任し、今では大洗大使、さらにはいばらき大使も兼任しています。
牧野がガチでオススメする、大洗町を観光しよう
というわけでメイン会場を離れ、大洗町を移動する牧野とカメラマン。まずは会場から近い「大洗リゾートアウトレット」へとやってきました。服や雑貨、スポーツ・アウトドア用品など、60店舗以上のショップが集まるアウトレットモールです。
そうです。アウトレットに限らず、舞台となった大洗町の描写は非常に再現度が高く、制作スタッフの大洗町へのリスペクトが感じられるのです。
続いて、私たちは大洗町の商店街へ。
それだけではありません。商店街の店舗の軒先には「ガルパン街なかかくれんぼ」という名前で、総勢54人の登場キャラクターの等身大パネルが設置されているのです!
そして、街の人たちは、ガルパン目当ての人もそうでない人も分け隔てなく優しい! 実際に、僕たち取材スタッフが商店街を歩いているだけで町の人から声をかけられるくらいでした。とにかくフレンドリーなんです。
我々は商店街を抜けて海の方へ。「大洗磯前神社」へと向かいます。
古くは平安時代のころから続く由緒正しき神社で、社殿は水戸黄門こと、徳川光圀によって造営されました。また、パワースポットとしても有名で、海から見える「神磯の鳥居」はまさに絶景です!
この神社のすごいところは境内に飾られたファンたちの絵馬です。それぞれ思い思いに作品、大洗への感謝のメッセージやイラストを書いており、中には有名なイラストレーターさんの絵馬なども。いかに作品が愛されているかが分かりますね。
アニメスタッフがいいアニメを作り、大洗の人たちはアニメを使って自分たちの街を最大限にアピール。そして、ファンはマナーを守って聖地巡礼する。この3者の互いに対するリスペクトが上手くハマったおかげで、『ガールズ&パンツァー』はここまで人々に愛される作品となったのです。
会場で見かけた痛車&コスプレイヤーを一気に紹介!
大洗あんこう祭りのレポートはいかがでしたでしょうか? ガルパンファンはもちろん、ファンでない方にとっても大洗はとても魅力的な街です!
今回、あんこう祭りに始めて参加しましたが、本当にたくさんのファンが来場していて、エネルギーを感じられました。また、街の人たちも初めて来た私たちにとても好意的で、取材にも二つ返事。誇張ではなく、この地元の人柄の良さは本物です。また、機会があればぜひ訪れたいですね。
さて、ここからはあんこう祭りの様子をダイジェストで紹介していきます。前編でも痛車コンテストに参加されていた痛車&痛車オーナーを紹介しましたが、まだまだたくさんの痛車が並んでいました。ここからは紹介しきれなかった痛車、そして、街で出会ったコスプレイヤーさんたちをご覧ください。
以上、朝から一日中楽しめたあんこう祭り2017の取材レポートでした。