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【大洗あんこう祭り】ガルパンの痛車で聖地巡礼したかったけど失敗した話【現地レポート前編】

2017.11.24

[PR by Ibarakiken Honda cars]

こんにちは、イキクル編集部の牧野です。

突然ですが、皆さんは『ガールズ&パンツァー』(通称:ガルパン)というアニメをご存知でしょうか?

2012年に放送されたこのアニメは、今なお、とてつもない人気を誇っており、2015年に公開された劇場版は興行収入25億円を突破! 舞台となった茨城県大洗町には、多くのアニメファンが連日「聖地巡礼」に訪れるという盛況ぶりです。

中でも毎年11月に大洗町で開催される「大洗あんこう祭り」はガルパンファンにとって1年に1度の大きなイベント。元々は茨城の冬の味覚であるアンコウを堪能するイベントでしたが、ガルパンの出演声優のトークショーや関連イベントが行われるようになってからはファンが多数来場。昨年は人口1万7000人の大洗町になんと13万人の来場者が訪れました!!

かくいう私、牧野もガルパンの大ファン。アニメ本編は両手指では数えきれないくらい何度も何度も視聴しました(しかもアニメを見る度に瞳からこぼれる熱いものを抑えられません)。

今回は前後編にわたって、11月19日に開催された大洗あんこう祭りを「ガルパンおじさん」牧野がレポート。そして、ガルパンの魅力を皆さんにお伝えします!

【大洗あんこう祭り】ガルパンファン必見!大洗あんこう祭り2017でアニメの舞台を聖地巡礼【現地レポート後編】はこちら!

どうしても痛車であんこう祭りに行きたい!

ここまで記事を読まれた方は1つ疑問に思われたのではないでしょうか?

【イキクルってクルマのメディアなのに、ガルパンはクルマと関係あんの?】

実は関係あるんです! ガルパンは戦”車”が活躍するアニメ!! さらに、あんこう祭りには毎年何十台と痛車が集結し、「痛車コンテスト」なる催しも開かれます。

そこで、私は考えました。ホンダカーズさんにクルマを借りて痛車であんこう祭りに行けばいいのではないでしょうか!?

※イメージ図です

趣味と実益を兼ねるまさに天才の発想! 編集部内で企画を通した際に「コンテンツを私物化している」と大きな波紋を呼びましたが、紆余曲折あり無事に承認も得ることができました。

早速クルマを借りるため、「ホンダカーズ茨城北 県庁前店」へと訪れます。以前、別の企画でもお邪魔したお店です!

【特別企画】茨城県のホンダカーズで女性スタッフにオススメの試乗車を案内してもらった

ホンダカーズ茨城北 県庁前店

牧野テスト
こんにちは、よろしくお願いします。今日お借りするクルマはなんでしょうか?
スタッフ
はい、先日マイナーチェンジしたばかりの新型オデッセイです

ホンダ・オデッセイ

11月16日にマイナーチェンジしたオデッセイは、新たにHonda SENSINGを搭載。今までの上質な室内空間や走りの性能は変わらず、安全性能がさらに高まりました。

ちなみに案内していただいたスタッフは店内最若手&売上No.1の営業マンとのこと。

上質な室内空間はまさに「走るラウンジ」

スタッフ
ちなみに、どちらにでかける予定なんですか?
牧野
このオデッセイで大洗あんこう祭りに行く予定なんです。
スタッフ
あぁ、有名ですよね! 昨年もものすごい数の観光客が来たとかで話題でしたよ

スタッフさんいわく、もはやガルパンは大洗町だけでなく、茨城県を代表する存在として広まっているとのこと。まさに茨城の顔といっても過言ではありませんね。

牧野
やっぱりガルパンは県内では有名なんだな~! 実は、このオデッセイを痛車仕様にしてお祭りに向かおうと思ってるんですよ~!
スタッフ
痛車……?

急に表情が曇るスタッフさん。

牧野
あれ、どうかされましたか? もしかしてマズいとか?
スタッフ
いえ、クルマに傷とかが付かなければ大丈夫ですが、痛車……? たぶん、制作するの大変じゃあ……(小声)
牧野
???

この後、お店を去るまでスタッフさんは怪訝な表情をし続けていました。

痛車制作は修羅の道

クルマを用意した牧野。早速、痛車制作のために意気揚々と業者に電話します。

牧野
えっ、制作費がボンネットだけで20万……?(もらった記事予算オーバーじゃん!)そこをなんとか……

牧野
サイドやテールも含めたら40万円以上!?いやいや、それは無理です~。

痛車制作の業者数件に問い合わせて尋ねてみましたが、どこも似たような金額でした。どうやら業者に頼む場合は牧野が考えていた以上に予算がかかるようです。ここでホンダカーズのスタッフさんがされていた表情の意味が分かってきました。

牧野
まだだ! 業者に頼むのが無理でもステッカーを自作するという方法がある!

痛車制作業者に頼まず自作でするならイラストと材料を用意すればいいわけですからコストを抑えられます。早速、Google検索して自作の仕方を調べる牧野。ところが、しかし!

牧野
えっ、これ作業するのめっちゃ大変じゃん。祭りまでに制作間に合わないよ……

痛車ステッカーを自作するにしても自分で用意したイラストを「カッティングシート」にプリント、カッティングし、クルマに貼り付けなければなりません。費用は抑えられますが、難しいイラストであればあるほど大変な作業。素人の牧野がいきなりやるには1ヶ月では足りなさそうです。

さらに、痛車にするイラストは解像度が高くなければならず、専用のものを用意する必要があります。

このようなカッティングシートを使ってステッカーを自作します。

業者に頼む場合は予算の問題が、自作は自作する技量や期間が必要ということが分かってきました。

八方ふさがりで考え込む牧野。

企画、終了!

 

 

 

あんこう祭りで出会った痛車オーナーにインタビュー

そんなオチで記事を終わらせるわけにはいきません!

冒頭でも述べた通り、大洗あんこう祭りでは毎年痛車コンテストが開催され、全国から痛車オーナー自慢の愛車が大洗町の商店街に立ち並びます。

今年のあんこう祭りでは断念しましたが、いつかは自分で痛車を作って参加したいところ! そこで、今回の教訓を生かすべく、あんこう祭りに来ていた痛車オーナーさんから話を伺うことにしました。

痛車オーナーインタビュー1人目

まず1人目、スバル・インプレッサ乗りのやみよさん。

牧野
おお! プラウダ高校の痛車だ! すごい!

プラウダ高校は、全国大会準決勝でみほたち大洗女子学園と戦う高校で、旧ソ連がモチーフです。

やみよさん
隊長のカチューシャが好きなのですが、プラウダのメンバー全員を見せられるようにボンネットはこだわってます

牧野
なるほど、確かにプラウダ全員集合していますね。いつ頃から痛車にしたんですか?
やみよさん
去年の10月ごろですね。まずは両サイドを制作して、今年の5月にボンネットを仕上げました。施工費は全部込みで約36万円くらいです
牧野
足掛け半年ですか!? 金額もやっぱりそれくらいはかかるんですね。どうして痛車を制作しようと思ったんでしょうか?
やみよさん
やっぱりインプもガルパンも好きだからですかね。好きなものだから熱意もかけられるんだと思いますよ

痛車作りには時間やお金以前に、愛車や”嫁”への熱意が何より大事ということを学びました。

やみよさん
それと、ガルパンのおかげでコミュ障が治ったということもあって……
牧野
ん、どういうことですか?
やみよさん
元々、コミュ障であまり人と話すのが得意ではなかったんです。でもガルパンの痛車にしてイベントにでかけたら、色んな人に注目してもらえて。他の痛車のオーナーさんとSNSなどを通じて仲良くなれたんです。だから僕にとってガルパンは気の合う仲間とのつながりをくれた存在です
牧野
めちゃめちゃいい話じゃないですか!

思いがけず深い話を聞くことができました。痛車乗りは痛車乗り同士で引かれあうようです。

痛車オーナーインタビュー2人目

続いて2人目にインタビューしたのはスバル・レガシィのオーナー、博士工房さん。

可愛い女の子が多数登場するのもガルパンの魅力の1つなんですが、博士工房さんの痛車にはメガネをかけた男性キャラが……。

牧野
これ、恰好もガルパンの登場人物のコスプレですよね?
博士工房さん
そうです、文部科学省の役人(というキャラクターがいます)のコスプレです

ちなみにこの役人、全然主要キャラクターではありません。

牧野
役人さんが好きなんですか?
博士工房さん
いえ、好きなキャラは西住まほさんです
牧野
なんなんだ

ちなみに西住まほは主人公の西住みほの姉で、戦車道の強豪である黒森峰女学園を率いる隊長です。

博士工房さん
キャラが魅力的なのはもちろんですが、私が熊本出身で、まほさんも同じ熊本出身という設定なので親近感を感じるんです
牧野
なるほど、そういう理由もあるんですね

今日もこの日のために、わざわざ熊本からレガシィに乗って遠征してきたとのことです。Googleマップで調べてみたら熊本から茨城まで車で約16時間。すげぇな……。

牧野
なんでガルパンの痛車を作ろうと思ったんですか?
博士工房さん
やっぱりガルパンが好きというのが一番大きい理由ですよ。元々乗り物好きなので、ガルパンも放送当時から気になっていたんです。実際観てみたら戦車の描写も丁寧だし、キャラクターも魅力的だし、ハマっちゃいましたね
牧野
痛車に作るにあたって、当然手間暇がかかったと思うのですが、どうだったんですか?
博士工房さん
ステッカーの制作やイラスト制作は自前でやりましたので、金額的には2000~3000円くらいですね。製作期間自体も1週間程度でした
牧野
えっ、思ってたよりもお手軽! それでこのクオリティなんだからすごい!

これもガルパンへの愛が深いからこそなせる業なのでしょうか。牧野がやったら1ヶ月で済みそうにありません。

博士工房さん
ガルパンへの思いもそうですが、地元熊本への愛着もありますね。去年、震災で辛かった時に他のガルパン痛車乗りの人たちに励まされて。その恩返しの気持ちもあります
牧野
震災……そうか! 去年の熊本地震で被災されてらっしゃったのですね。

フロントガラスには「負けんばい熊本」の文字。震災にも負けず、来年は佐世保で開かれる痛車イベントに参加されるそうです。痛車オーナーは何かしら深い話を持っている縛りでもあるのか?

痛車オーナーインタビュー3人目

続いて3人目はホンダ・アコード乗りのshowさん。やみよさんと同じく、プラウダ高校をイメージした痛車です。

showさん
プラウダ高校のノンナというキャラクターが好きなんです
牧野
こだわりのポイントはどこですか?
showさん
ルーフですね。ノンナの声優さんの上坂すみれさん仕様にしています
牧野
なるほど、すみぺ(上坂すみれさんの愛称)推しなんですね

インタビュー開始数分で、この方とは美味い酒が飲める気がしてきました。

牧野
痛車歴はどれくらいですか?
showさん
かれこれもう10年くらいですね。最初はガルパンではなく、PCゲームのキャラクターの痛車でした
牧野
10年!? ベテランの痛車乗りなんですね。
showさん
当時はまだまだ痛車文化みたいなものも普及してなくて、地元の仲間内で楽しんでいましたね。今は街中でも比較的痛車をよくみかけるようになってきましたよね
牧野
10年というとクルマも乗り換えているかと思うのですが、前のクルマでもずっと痛車にし続けていたんですか?
showさん
いえ、クルマは10年間ずっとこのアコードです。おかげで最近は少しガタが来始めていますが(笑)

当たり前かもしれませんが、痛車オーナーさんも普通のオーナーさんと変わらず、クルマへのこだわりが強い方が多いです。

牧野
痛車の制作で苦労した点とかありますか?
showさん
自分は全て自前でステッカーを制作してるですが、ステッカーの”カッティング”の工程が苦労しますね
牧野
フルラッピングのステッカーを自分で制作したんですか!?
showさん
そうです、その方がお金もかからないですし、これも制作費用は6万くらいでした
牧野
いやいや、でも自分でフルラッピングの痛車を作るとなると相当大変でしょう?
showさん
2ヶ月くらいでできますよ。カッティングだけで1ヶ月くらいかかりましたが、貼るのは1日で済みますので

うーん、今後の参考のためのインタビューでしたが、皆さんガチ勢すぎて参考になるかどうかいよいよ怪しくなってきました。

痛車オーナーインタビュー4人目

最後にインタビューをしたのは、マツダ・ロードスターに乗っているめろんさん。ちなみにめろんさんと3人目のshowさんは1人目にインタビューした博士工房さんと同じ熊本出身のオーナーさんです。

牧野
サンダース大学付属高校のケイさんの痛車ですね

これもアニメ本編の全国大会で主人公たちと戦うライバル校で、アメリカ合衆国がイメージとなっている高校です。

めろんさん
ケイさんの痛車って実は珍しくて、たぶん全国にあるガルパンの痛車の中でもケイさんの痛車は自分含めて3台しかないんです
牧野
そう言われると、とてつもなくすごいように聞こえるッ!

痛車オーナーさんはやはり横のつながりが強いらしく、その3台とも今日のあんこう祭りに来ているとのことでした。

牧野
ロードスターはロードスターでもユーノスロードスターの実物は実は初めて見ました
めろんさん
このNAロードスターは今年の初めに納車したんですが、当初はボロボロで……。レストアしてエンジン周りも丸ごと入れ替えて1から痛車にしたんです
牧野
えぇぇ!! それ普通に痛車を作る以上に大変じゃないですか! 金額とかレストア期間とかどれくらいかかったんですか
めろんさん
レストアは4ヵ月ほどかかりました。金額は全部まとめて100万円くらいでしたかね
牧野
100万円って。流石にこれはマネできない。
めろんさん
全部丸ごと入れ替えましたけど、その割に安く済んだんですよ。車体の購入やレストアは知り合いやってもらったのですが、友人価格でかなり安くしていただいたのでラッキーでしたね
牧野
すごい……。今まで聞いてきたオーナーさんの中でも飛びぬけて手間がかかってる……

ちなみにめろんさんは痛車だけでなく、バイオリンの演奏もしており、この日は商店街の特設ステージでライブも披露されていました。多彩な才能の持ち主だ……。

今回の調査結果報告と次回予告

4人の痛車乗りオーナーさんに話を伺いましたが、やはり痛車の制作には多大な金的・人的コストが必要でした。しかし、それも”愛”ゆえになせること! 痛車の制作を考えられている全国のガルパンファンの皆さんは、ぜひ今回のインタビューも参考にしてみてください。

 

今回の記事では一切レポートできなかったあんこう祭りの様子やコスプレイヤーさんたちの写真、さらにガルパンの名場面の舞台となった大洗町の名所などもご紹介!

後編記事はこちらからチェックです!

【大洗あんこう祭り】ガルパンファン必見!大洗あんこう祭り2017でアニメの舞台を聖地巡礼【現地レポート後編】

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写真:輿石有佑

文:イキクル編集部


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