覆面パトカーの車種って何?スピード違反の取り締まりで知っておきたい4つのこと

     
   

せっかくのドライブの最中に、嫌な思いをしてしまう原因の1つ、取り締まり。悪気がなく、無意識でスピード違反になってしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。

今回はスピード違反の取り締まりで知っておきたいことを徹底解説します!

目次

1.覆面パトカーの特徴とは?
2.スピード違反を見極める3つの砦
3.最悪の場合、免許停止も。あなどれないスピード違反の処罰
4.スピード違反にならないために、気を付けたい3つのポイント

1.覆面パトカーの特徴とは?


覆面パトカーにあると言われている特徴の中から、今回は4つをご紹介します。

1.クラウンが来たら要注意


Photo By Mic

一番に多いのが、トヨタ・クラウン。カラーは黒、白、グレー。さらに、トヨタ・マークXも最近増えているようです。

日産では、スカイラインセドリックに、珍しいところでステージア。スバルはレガシーインプレッサも多いと言われています。また、変り種はスズキの2000ccキザシがあります。

全てを覚えると疑心暗鬼になってしまい大変ですので、とりあえずトヨタのクラウンが走っていたら少し注意しましょう!

2.青い制服の二人組

覆面パトカーの乗員は必ず2名です。クラウンなどの高級車の場合、民間では後部座席に偉い人を乗せて走ることが多いのですが、覆面の場合、運転手以外のもう一人は必ず助手席です。

また、乗員は青い制服を着ている場合が多く、中には白いヘルメットを被っていることもあります。

覆面かも……と思ったら載っている人を観察してみましょう。

3.おとなしい運転


覆面パトカーに載っている人はもちろん、警察官なので制限速度を守っています。さらに、車線変更などで出すウィンカーも非常に丁寧な傾向があります。つまり、上手な運転をしている車です。

それだけでなく、周囲の百戦錬磨のドライバーたちが「何かあやしい」と察知して丁寧な運転を心がける傾向があります。そのため、覆面パトカーと思しき車の周りは全体的に運転が丁寧になる傾向があります。

周囲がおとなしいからといって、調子に乗って車線変更を繰り返しているとうっかり捕まってしまうので注意です。本来はそういった人を取り締まるための覆面パトカーなので、当然と言えば当然なのですが……。

4.車の装備

車内のバックミラーが助手席からでも後ろが見えるように、2つついている覆面があります。

また、覆面パトカーに使うクラウンのグレードは、アンテナがリアガラス上の真ん中についていないので、そこにアンテナがある場合、パトカー無線のために後付けした覆面の可能性があります。

さらに、都道府県警のパトカーが他県で取り締まることはないので、その道路のある都道府県ナンバーの車は要注意です。また、以前は覆面パトカーは8ナンバーしかなかったようですが、最近は3ナンバーも多くなったのでご注意。

2.スピード違反を見極める3つの砦


取り締まりはもちろん覆面パトカーだけではありません。覆面パトカー以外の砦もご紹介します。

1.無人式速度取り締まり機(オービス)


道路の上に固定された速度測定機がオービスです。

白い1m四方の平板が設置されていたり、野球のスピードガンに似たタイプがあります。速度オーバーが検知されると、高感度のカメラで運転手の顔、車のナンバーが撮影され、後日、車の登録者に写真が送られます。

これらのオービスが設置されている道路では手前に必ず「自動速度取締機設置路線」との表示があり、これに注意していれば大丈夫です。

2.有人式速度取り締まり機

いわゆる「ネズミ捕り」と呼ばれるもの。路上に速度測定機を設置し、通過する車が速度違反をすると、警官が飛び出して駐車スペースに違反車が誘導されます。

このレーダー式取り締まりは継続して電波が出ている状態であれば、車のレーダー探知機で検知することが可能です。しかし、最近登場したステルス型は、電波を狙った車だけに発射するので探知機でも反応できません。

最近はステルス型レーダーを搭載した覆面パトカーもあり、この防御は難しくなります。

3.高速機動隊取り締まり

パトカーや白バイが違反車両の後方を追尾し、速度を測定して取り締まります。覆面パトカーかも?と思ったら無理な追い越しは控えましょう。

3.最悪の場合、免許停止も。あなどれないスピード違反の処罰


Photo By Japanexperterna.se

では、実際にスピード違反で捕まってしまうと、どのようなを受けるのでしょうか。曖昧にしか覚えてない方、ここでおさらいしましょう。

スピード違反の反則金と違反点数は超過速度によって変わります。一般道路と高速道路で異なりますが、30km超過までは一緒です。

超過速度 違反点数 反則金
15km未満 1点 9,000円
15km以上~20km未満 1点 12,000円
20km以上~25km未満 2点 15,000円
25km以上~30km未満 3点 18,000円

30km以上で異なる違反点数と反則金

一般道の場合、違反点数は30km以上~50km未満で6点、50km以上は12点。反則金は簡易裁判で決まりますが、ケースによって6~8万円。悪質と判断される60km以上となると10万円にもなることがあります。

高速道の場合、30km以上~40km未満の違反点数は3点。反則金は30km以上~35km未満で25,000円、35km以上~40km未満35,000円となります。40km以上~45km未満は違反点数6点、50km以上は12点。40km以上の反則金は簡易裁判で金額を決定します。

違反点数と免停

過去に免停の前歴がない場合、違反点数が6点で30日の免停になります。9~11点で60日、12点~14点で90日です。

免停は後日、運転免許停止処分者講習の日、あるいは警察署に出頭し免許証を預けた日からになります。従って、違反をして免停相当の点数になったとしても、すぐその場から運転できなくなるわけではありません

4.スピード違反にならないために、気を付けたい3つのポイント


Photo By Joe Diaz

スピードを取り締まるのは、他でもなく歩行者と運転者自身のためです。ですが、知らないうちに速度を超えてしまっていたということも起こりえます。

そこで、スピード違反になりがちな場所と注意事項をご紹介します。

1.雨の日の翌日の運転


雨の降っている日の運転は慎重になります。路面が濡れてくると光って見えるため、道路を横断している歩行者、脇を走る自転車などが見えにくく、自然と、運転に力が入りがちになります。

そんなストレスが運転に表れがちなのが、雨の日の翌日。やっとのびのび走れると、ついついアクセルを吹かし過ぎではありませんか?思わぬ場所でネズミ捕りの餌食になってしまうので、気を抜きすぎないようにしましょう。

2.坂道の運転

坂道ではスピードがコントロールしにくくなります。長距離運転の際や、疲れている時など、長い上り坂、下り坂を走っていても、直線道路に感じる時があります。そんな場合、下り坂ではどうしてもスピードが超過しやすくなり、上りでは遅くなります。

うっかりすると速度制限を守っていたつもりなのに制限オーバーでアウトのケースも。坂道に限らずスピードを確認するクセをつけましょう。

3.夜間の運転

夜の走行は周囲の景色が見えなくなるので、スピード感が昼間とはまったく異なります。そのため、実際の速度より遅く感じたり、注意がおろそかになりがち。

漫然と走ってしまって、ふと気づくと、道路の上に設置してあるオービスが目の前に。あわててスピードメーターを見ると、40km/hの速度超過!

夜間の運転は特に集中しましょう。疲れたら、面倒くさがらず、軽く休憩しすることも大切です。

4.高速道路の運転

高速道路は速度が速いので、スピード感が鈍ることがあります。周囲の車が100kmの制限速度を大きくオーバーして走る車もあり、ついついその速度に引っ張られて自分も速度超過をしてしまいがち。

メーターを確認しながら走行しましょう。また、高速道路の制限速度は100kmと思い込むのは危険です。上り坂など制限速度80kmの場所があり、大丈夫だろうと走っていても、実は20km/h以上も速度オーバーということも。油断は禁物です。

誰でも速度違反になるのは気分が悪いもの。気持ちよくドライブをするには、スピードを守って安全運転が一番です。スピード違反にならないよう、注意を払いながら楽しいドライブをしましょう。

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