茨城県の名産品を聞かれて、「納豆」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ネバネバ食感で楽しいし、味もおいしいし、栄養満点だし、わたしも大好きな食べ物です。
「大好きな納豆のことを詳しく知りたい!」「とっておきの納豆を堪能したい!」。
そんな思いで今回やってきたのが、茨城県常陸大宮市にある「丸真食品」。舟の形の容器に入った納豆「舟納豆」が名物の、昭和26年創業の老舗納豆専門店です。
こだわりの製法で納豆が作られる様子を見学してから、9種類の納豆を食べ比べしてきました。たっぷりと満喫してきたので、レポートしますね!
取材・文 かしみん
〈本記事は茨城県のホンダカーズさんにご協力いただいています〉
茨城県のホンダカーズは、「県民のみなさんに、すてきなドライブライフを送ってもらいたい」という思いのもとホンダ車を販売。
車を通して茨城県の魅力的なスポットを知ってもらいたいので、本記事でお出かけ場所を提案しています。
車を借りるために「ホンダカーズ北茨城 大津港店」へ!
「丸真食品」がある常陸大宮市は、自然が豊富な場所。「せっかくなら、自然のなかをドライブしながら行きたい」と思ったけれど、残念ながらわたしはマイカーを持っていません。
そこで、茨城県のホンダカーズさんに相談したところ、ご好意で車を貸してもらえることになりました(ありがとうございます!)
車を借りるためにやってきたのが「ホンダカーズ北茨城 大津港店」。
トビラを開けると、受付のお姉さんがにこやかに出迎えてくれました。
清潔感のある空間が広がっています。ブランケットが置いてあったり、雑誌コーナーがあったり、気遣いにあふれた店内です。
「『丸真食品』に行くんですよね? 長時間山道を走るので、安定感があって車内が広い『N-BOX』がおすすめです!」と親切に案内してくれたのは、営業スタッフの樫村公平さんです。
N-BOXは、国内新車販売台数が3年連続でNo. 1の人気車種。天井が高く、車内が広々としていて過ごしやすい軽自動車です。
「N-BOXは足回りがしっかりと設計されているので、天井が高くても風の影響を受けにくく、運転しやすいんです。地面からの衝撃を緩和してくれる設計にもなっているため、揺れも少ないですよ」と樫村さん。
今回は、N-BOX Customの「プラチナホワイト・パール」を借りることにしました。
「それでは、行ってらっしゃいませ!」と見送ってもらい、ドライブスタートです!
天井が高いのに安定感バツグン! 「N-BOX」で快適ドライブ!
「ホンダカーズ北茨城 大津港店」から「丸真食品」までは、車で1時間30分ほど。
途中、自然豊かな山道を通って向かいます。「袋田の滝」からだと、車で20分ほどの場所にありますよ。
フロントガラスの脇にある柱は細く、視界を遮りにくい設計です。視線が高いので、見晴らしがいい! 運転席にあるメーターは、フロントガラスの近くに設置されていて、視線をあまり移し変えることなく運転できました。
樫村さんが言っていた通り、デコボコ道でも車内に激しい衝撃が伝わらないことに感動です。
この日は風が強かったのですが、車体がフラフラすることなく、安定してスムーズに走れました。
今回借りたN-BOXは、ベンチシートタイプ。天井が高いうえに前後の広さもあるため、軽自動車なのに狭さを感じることなく、快適に過ごせます。
今回はふたりでのドライブでしたが、ファミリーや荷物が多い方にも向いてそう!
納豆について勉強しよう! 「丸真食品」の工場見学
山道のドライブを楽しんでいたら、「丸真食品」に到着。工場と店舗が分かれていて、工場から200mほど離れたところに店舗があります。
納豆についてよく知ってから食べ比べをしたかったので、まずは工場見学をすることに。
工場見学に関しては、状況により変更する場合もございます。見学希望の場合は、事前に電話連絡等でご確認をお願いいたします。
納豆の原料「大豆」をイメージした工場の外観は、インパクト大です!
早速なかに入り、受付をします。工場見学は完全予約制なので、予約しておくのを忘れずに。
2カ月前から予約を受け付けていますよ。
工場見学を実施していない日もあるため、詳しくは公式カレンダーをチェック。
受付をしたら、約40分間の工場見学がスタート。
まずは、エントランススペースで、丸真食品のこだわりなどを解説した映像を見ます。
昭和26年に創業した、丸真食品。名物「舟納豆」が考案されたのは、昭和32年です。丸真食品の近くを流れる「久慈川」の渡し船をヒントにして、商品が生まれました。
舟形の容器には、松の経木(きょうぎ)を使っています。松の経木は、松の木を薄く削ったものです。香り豊かなうえ、抗菌作用と保湿作用があるんだとか。
すべて国産の大豆を使っていて、安心して食べられる納豆を届けています。
エントランススペースには、納豆の豆知識がたくさん飾られていました。
丸真食品で実際に使っている大豆にさわれるコーナーも。
納豆の勉強をしたら、いよいよ工場見学へ!
納豆は、「大豆保管→選別→洗浄→浸漬(しんせき)→蒸煮(じょうしゃ)→納豆菌接種(せっしゅ)→充填(じゅうてん)→醗酵(はっこう)→熟成・冷蔵→タレ入れ→包装→印字・検査」という工程を経て、やっと完成します。
選別を開始してから店頭に並ぶまで、5日間かかるのだそうです。
こちらは、「納豆菌接種」をしているようすです。蒸煮した大豆に、納豆菌を均一になるように付着させていきます。
大きな釜からたくさんの大豆を移すようすは、ダイナミック。工場見学時に必ずしも見られる場面ではないらしく、ラッキーでした!
びっくりしたのは、醗酵をするときに、醗酵室で納豆たちにクラシック音楽を聞かせていること! 「『おいしくなあれ』と願いを込めて、モーツァルトの音楽を流しているんですよ」と工場長さんが教えてくれました。
納豆って奥深いんだなあ。
工場見学が終わり、写真映えバツグンの食品サンプルを発見。記念にパシャりと写真を撮って、次は店舗に向かいます。
9種類の納豆を食べ比べ! 無料試食がある「丸真食品」の店舗
工場から歩いて5分ほどの場所に、丸真食品の店舗があります。
さまざまな種類の納豆や、大豆を使った食品が販売されているほか、納豆の試食ができるんです。
店内中央には、大きな試食コーナーがあります。この日並んでいたのは、丸真食品自慢の9種類の納豆です。スタッフさんに解説してもらいながら、味見をしていきます。
温かいお茶といっしょに試食できるという、うれしいサービスも。
せっかくなので、すべて試食してみて、気に入った納豆をおみやげとして買って帰ることにしました。おみやげの納豆は、次の日の朝ごはんに。果たして9種類のうち、どの納豆が選ばれるのでしょうか?
エントリーNo. 1は、名物「舟納豆」。使っているのは、茨城県産の極上小粒大豆です。
経木の爽やかな香りがふんわりと漂い、あとから大豆のコクと深みがしっかりと感じられます。
エントリーNo. 2は「もち麦入り舟納豆(左)」。「舟納豆」と同じ大豆を使っており、奥久慈産のもち麦が20%入っています。
もち麦は、食物繊維がたっぷりと入っており、栄養満点の食材です。プチプチとした食感が楽しく、食べ応えがありました!
エントリーNo. 3は「みどりご(中央)」。国産の「黒神」という、緑色の小粒大豆を使っています。
カツオ風味のタレとしそのりが、味のアクセントに。噛めば噛むほど、うまみがじんわりと口いっぱいに広がります。
エントリーNo. 4は「黒船(右)」。小粒黒大豆「くろこじろう」を使っています。
納豆特有のねばりと匂いが控えめで、納豆が苦手な方におすすめしたい一品です。
エントリーNo. 5は「こごいら納豆」。「こごいら」とは、茨城の方言で“この辺り”という意味です。茨城名物の「切り干し大根」と、大根の葉っぱが混ぜられています。
納豆だけではなく、パリパリ食感の「切り干し大根」も、丸真食品で作っているんだとか。カルシウムや鉄分、食物繊維などが摂取できて、栄養たっぷりです。
エントリーNo. 6は「紅わっぱ(左)」。希少価値が高い「紅大豆」を使っています。
大粒で、モチモチとした食感です。もみじおろし風の爽やかな納豆タレで、ごはんのオトモにも、お酒のつまみにも!
エントリーNo. 7は「黒粒納豆(中央・左)」。おせちにも使われる、北海道産の高級黒豆を使っています。
ぜいたくな豆の味が、ダイレクトに舌のうえに広がります。匂いは控えめです。
エントリーNo. 8は「青仁一粒(中央・右)」。宮城県産の「青大豆」を使っています。
こちらの納豆、巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんも好きな一品なんだとか。歯ごたえが特徴的で、食べ応えがあります。しそ風味のタレであっさりといただけますよ。
エントリーNo. 9は「わっぱ納豆(右)」。宮城県産の「ミヤギシロメ」という大豆を使っています。
「第24回全国納豆鑑評会」で優良賞を受賞した納豆です。上からかける金山寺味噌たれが濃厚で、コクがある豆とマッチしています。
9種類食べてみて、明日の朝ごはんに選ばれたのは……
エントリーNo. 2の「もち麦入り舟納豆」でした!
プチプチの食感と強い粘りが決め手となり、おみやげに購入。最近、ジャンクフードばかり食べていたので、栄養価が高いのもうれしいポイントです!
丸真食品の店舗には、今回試食した納豆以外にも、さまざまな商品が並んでいます。ワインに合う納豆「ワインdeナットーネ」や、人気餃子店とコラボした「納豆大餃子」など。
納豆好きなら、つい手を伸ばしてしまう商品がたくさんありますよ。
納豆の奥深い世界へドライブ! 茨城県常陸大宮市にある「丸真食品」
工場見学をしたり、納豆の食べ比べができたり、納豆好きにはたまらない「丸真食品」。
違う種類の納豆をいくつか購入してみて、毎日の楽しみにするのも素敵ですね。
奥深い納豆の世界に、足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
「どの納豆が一番おいしかった?」「工場見学、楽しかったね!」という会話が盛り上がる帰り道。
安定感のある走りで、車内の会話も弾み「N-BOXで来てよかったな」としみじみ思いました。
「自分の車を買ってドライブしたい」「車を買い換えようと思っている」という方、ぜひお近くのホンダカーズにいらしてくださいね。