茨城県笠間市あたりを産地とする、江戸時代中期から続く伝統的な「笠間焼」。土の質感があたたかみを出していて、生活になじみやすく、多くの人に愛されている陶器です。
そんな笠間焼、自分で作ってみませんか? 笠間市には現在300名ほどの陶芸作家や窯元がいて、陶芸体験を実施している窯元もあります。
200年以上の歴史をもつ「常陸窯いそべ陶苑」では、ろくろ・手ひねり・絵付の体験ができるうえ、併設されているそば処「一休庵」で絶品そばがいただけるんです。販売センターも隣にあるので、プロが作った笠間焼をおみやげに持ち帰ることもできます。
実際に陶芸体験をしてオリジナルの笠間焼を作ってきたので、早速レポートしていきますね!
取材・文 かしみん
〈本記事は茨城県のホンダカーズさんにご協力いただいています〉
茨城県のホンダカーズは、「県民のみなさんに、すてきなドライブライフを送ってもらいたい」という思いのもとホンダ車を販売。
車を通して茨城県の魅力的なスポットを知ってもらいたいので、本記事でお出かけ場所を提案しています。
※新型コロナウイルス感染症対策をとりながら取材しています
車を借りるため「ホンダカーズ下妻 下妻店」へ!
ドライブするのが好きだけど、残念ながらマイカーを持っていないわたし。「せっかく陶芸体験に行くなら、道中でドライブも楽しみたい」と思っていたら、茨城県のホンダカーズさんが車を貸してくれることになりました(ありがとうございます!)。
というわけで、車を借りるために向かったのは「ホンダカーズ下妻 下妻店」です。
白とベージュを基調とした店内には、明るくて清潔感のある空間が広がっています。漫画本もそろっているので、車について相談する時間以外でも、充実したときを過ごせそうです。
店内には、キッズスペースも用意されています。ズラッとおもちゃが並べられた大きなラックは、まるでおもちゃ売り場の一角のよう。お子さんが遊んでいるようすを眺めながら、車についての相談ができるので、子連れファミリーも安心です。
「ドライブがお好きだと伺いました。それでしたら、なめらかな走りと力強い加速が特徴のSUV『CR-V』がおすすめですよ!」と案内してくれたのは、営業スタッフの石川直人さんです。
石川さんにおすすめしてもらい、借りることにしたのは、CR-Vの「e:HEV EX・Masterpiece」。カラーは、上品な輝きが美しい「プラチナホワイト・パール」です。
「アウトドアやレジャーなどの場面に活用しやすく、そのうえ都市になじむスマートさを兼ね備えたデザインです」と説明してくれました。
広々として大容量の荷室には、パワーアウトレットが付いているため、アウトドアやレジャーで大活躍しそうです!
ズッシリとした車は、重さゆえにガソリンを消費しやすく、燃費が悪くなりやすいもの。しかし、今回乗るCR-Vには、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」が搭載されています。2つのモーターが稼働するので、低燃費でパワフルな走りを実現してくれるのです。
それでは、ハイブリッドのCR-Vに乗って行ってきます!
CR-Vの静かでなめらかな走りで、快適なドライブタイム!
「ホンダカーズ下妻 下妻店」から「常陸窯いそべ陶苑」までは、車で1時間ほど。わたしは、北関東自動車道を通るルートで行きました。緑に囲まれていて、鮮やかな景色が広がっています。
アクセルを踏むと、力強く加速してくれるので、リラックスして高速道路での運転ができました。パワフルさを兼ね備えながら、静かでなめらかな走りを実現くれて、快適なドライブタイムに。
ハンドルは軽くて操作しやすく、車両挙動をコントロールしてくれるアジャイルハンドリングアシストが搭載されているため、連続したカーブでもスッと曲がれます。
運転席は視界が広く、見晴らしがいいので、周りの状況を把握しやすくて安全運転できました!
小物やドリンクなどを収納できるスペースが多いのも、うれしいポイント。パワーアウトレットも付いているので、スマートフォンで好きな音楽を流しながら、ノリノリな時間を楽しめました!
「常陸窯いそべ陶苑」に到着! まずはろくろで陶芸体験
夏うたソングのメドレーを聴きながらドライブしていると「常陸窯いそべ陶苑」に到着しました。
車を停めて、陶芸教室の受付へ。200年以上の歴史をもつ笠間焼きの窯元「常陸窯いそべ陶苑」では、ろくろ・手ひねり・絵付の体験ができます。
電動のろくろを使う「ろくろ」は、焼き上がりまで約3,000円から。自分の手でねんどをこねる「手ひねり」は、1,200円(1玉750g)から。専用の絵具で色を付けていく「絵付」は、430円から。
陶芸初心者のわたしは、ろくろと手ひねりを体験してみることにしました。うまく作れるか、ドキドキ……!
〈陶芸体験をする前に! 笠間焼きとは?〉
笠間焼きとは、江戸時代中期から続く、茨城県笠間市あたりが産地の伝統的な焼き物です。1992年、経済産業省によって伝統工芸品に指定されました。笠間焼きに使われる、関東ローム層から出土する笠間粘土は、粘り強くてきめ細かいのが特徴です。
完成した陶器は、丈夫な仕上がり。土の質感があたたかくて生活になじむため、水がめや食器など、日常雑器として普段使いされています。
それでは、ろくろからスタートです! まずは、職人さんに電動ろくろの使い方やねんどの挽き方(ろくろを使うときは「挽く」と表現します)をじっくりと教えてもらいます。
ひと通り説明してもらったあとは、いよいよろくろ体験に。
手を濡らし、親指でねんどの中心に穴を開け、ゆっくりと穴を広げていって……と教えてもらったことを順番に実践していきます。「納得のいく作品を作らねば」といつになく真剣な表情です。
ねんどは、みるみるうちに形を変えていきます。力加減を調整するのが難しくて、なかなか均一に整えられない……(けど、楽しい!)。少し形がいびつになってしまったところは、職人さんが手助けして整えてくれました。
もし失敗してしまっても大丈夫。ろくろに乗っているねんどがなくなるまで、何度もチャレンジできます。
職人さんのサポートもあって、完成です!
その後も、ねんどが尽きる限り作品づくりにチャレンジして、おちょこ・湯呑み・皿・茶碗と合計4つの陶器を作りました。最後のねんどを挽く頃には、職人さんの手を借りなくても、ひとりで作れるように!
まだ焼いていないため、ねんどの塊の状態ですが、一生懸命に作った作品は愛おしい。約1カ月後に焼き上がるそうで、完成した陶器を見るのが楽しみです。
こねて叩いて思うがままに! 手びねり体験でオリジナルの皿づくり
ろくろの次は、手びねりです。手びねりに使うのは、大きなねんどの塊。わたしは、浅くて大きなお皿づくりにチャレンジすることにしました。
硬めのねんどを手のひらで叩いて押しながら、平たく伸ばしていきます。
適度な薄さに伸ばしたあとは、ねんどのフチを手で形作り、
たくさん用意されたスタンプを使って、好きなように模様を付けていきます。名前を入れてもよし、記念に日付を入れてもよし! わたしは肉球をチョイスしました。
そして、世界にひとつだけのオリジナル皿が完成です! 手作り感があふれ、味のある作品になりました。
焼き上がりは、ろくろと同じく約1カ月後。この皿が届いたら何を入れようか、今からワクワクです!
香り高く、コシがある絶品そば! 併設されたそば処でおなかも心も満たされる
「常陸窯いそべ陶苑」には、そば処「一休庵」が併設されています。陶芸体験に夢中になり、パワーを使っておなかが減ったので、そばを食べて帰ることに。
こちらは、海苔がたっぷりとかけられた「ざるそば(大)」。
ツルッとしたのどごしで、そばの香りがふんわりと鼻から抜けていきます。太めにカットされたそばはコシが強く、食べ応えバッチリです。最後は、優しい風味のそば湯でシメ!
こちらは、「えび天」と「とろろそば」です。
サクッと歯切れの良い衣をまとったえび天は、ジューシーながらもあっさり。プリッとした食感で、身が肉厚でした。
とろろそばは、少し甘みのあるつゆでいただきます。とろろが絡んだそばがツルツルとのどを通り、あっという間に完食しました。とろろが溶け込んだつゆもまた美味。
笠間焼きの陶芸体験ができる「常陸窯いそべ陶苑」までドライブを!
伝統工芸品である笠間焼きの陶芸体験ができて、絶品そばまで食べられる「常陸窯いそべ陶苑」。初挑戦の陶芸は、なかなか難しかったですが、子どもの頃に戻ったような気持ちで楽しめました。
1カ月後の焼き上がりが待ち遠しかったので、併設されている「販売センター」で自分用におみやげを買うことに。
茶碗や徳利、コップ、ランプ、箸置きなど、さまざまな笠間焼きの作品が並んでいます。曲線が美しくて細部までこだわられており、「やっぱりプロが作る作品はひと味違うなあ」と感動しました。
毎日の食卓が楽しくなるような食器を数点ゲットし、帰路につきます。車で割れものを持ち帰るのが少し心配でしたが、静かで安定した走りのおかげで、安心して運転できました。CR-Vで来てよかった!
「自分の車を買ってドライブしたい」「車買い換えようと思っている」という方、ぜひお近くのホンダカーズにいらしてくださいね。