実は、ラピュタみたいな島がある!パンダだけじゃない【和歌山県】の隠れた30の魅力

     
   

和歌山県と聞いて、あなたはどんなものをイメージしますか?

岡山県と聞き間違えられたり、みかんしかないと言われたり、和歌山県出身の方の中には

「…またか。」

という思いを抱いたことがある方も多いのではないでしょうか。

そんな悔しい思いをすることもある和歌山県。今回は、編集部が隠れた魅力を30個掘り出してきました。「岡山県」と間違えるような人や、「地味」などと言ってくる人に対して

「そんなことはない!」

と反論してやりましょう。

目次


1.世界遺産:熊野古道7つの魅力
2.パンダだけじゃない【動物】に関するオススメスポット
3.海水浴やマリンスポーツが楽しめるスポット
4.温泉があるスポット
5.海と山に囲まれ、自然の魅力が楽しめるスポット
6.歴史と街を堪能できるスポット
7.名産品が楽しめるスポット

今回、編集部では独自に各スポットのおススメ度をランク付けしました。

世界遺産:熊野古道7つの魅力

最初に、和歌山県にある世界遺産を紹介します。一度は訪れたこともある方も多い、熊野古道は2004年に世界遺産に登録されました。正式名称は「紀伊山地の霊場と参詣道」。道だけでなく熊野古道周辺エリアも一緒に世界遺産に登録されています。

1.熊野古道

熊野古道は大阪、和歌山、伊勢などと熊野、高野山、吉野を結ぶ古い街道の総称で、いくつかのルートがあります。

http://www.pref.mie.lg.jp/KODO

熊野古道で特に人気なのコースは中辺路のウォークコース。道も比較的整備されており、棚田や茶畑が美しい集落の近くを通ることができる気持ちのいいルートになります。

オススメ度

住所 熊野古道センター 三重県尾鷲市向井12-4
アクセス 尾鷲北IC→国道42号→尾鷲市
公式サイト http://www.pref.mie.lg.jp/KODO/

2.高野山

高野山は1200年もの歴史がある高野山真言宗の総本山です。ことわざ「弘法も筆の誤り」でも有名な空海が開山しました。

標高約900mの山のうえには金剛峯寺などの宗教施設が集い、厳格な雰囲気に満ち溢れています。

オススメ度

住所 和歌山県伊都郡高野町高野山132
アクセス 河内長野→国道371号→橋本→国道370号→国道480号
時間 8:30-17:00
公式サイト https://www.koyasan.or.jp/

3.熊野本宮大社

熊野古道の定番ルート「中辺路」を歩くと、最初にたどり着くのが熊野本宮大社です。全国の「熊野神社」の総本山で、山岳修行の舞台としてにも登場します。

古くから熊野の自然は、生命にパワーを授けるご利益があると信じられ、「熊野信仰」として語り継がれてきました。

オススメ度

住所 和歌山県田辺市本宮町本宮1100
公式サイト http://www.hongutaisha.jp

4.熊野速玉大社

熊野3山のひとつで、主神は熊野速玉大神。建設年代も不明なほど古く、謎めいた神社です。境内にある神宝館には、国宝の「古神宝」をはじめ、徳川吉宗公奉納の糸巻太刀などが展示されています。

また、平家物語にも登場する平重盛の手植と伝わる推定樹齢1000年のご神木は天然記念物にも指定されています。

オススメ度

住所 和歌山県新宮市新宮1
公式サイト “http://kumanohayatama.jp/

5.熊野那智大社

317年に創建された神社で、主神は夫須美神。日本サッカー協会のロゴに用いられていることでもお馴染みの「八咫烏の烏石」などがあります。

サッカー日本代表のファンなら、一生に一度はあのロゴマークの由来となったここ、熊野那智大社を訪れてみてはいかがでしょうか。

オススメ度

住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1.
公式サイト “http://www.kumanonachitaisha.or.jp/

6.那智の滝(飛瀧神社)

国の名勝に登録されている那智の滝。

華厳滝、袋田の滝と共に日本3名瀑に数えられています。高さは133m、幅は13mもあり、壮大なスケールと水量に圧倒されることでしょう。

これからの暑い季節、マイナスイオンに癒されに来てみてください。

オススメ度

住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
アクセス 南下新宮IC、南紀田辺ICより国道42号経由 
駐車場 あり 
公式サイト http://www.nachikan.jp/kumano/nachinotaki/

7.紀三井寺那智山 青岸渡寺

那智山青岸渡寺の始まりは、4世紀頃の仁徳天皇の時代と言われています。ただ、那智滝を中心とした自然信仰がさらに古くから開けていたとも言われており、その始まりは定かではありません。

西国三十三所と言われる、近畿2府4県と岐阜県に点在する33箇所の観音信仰の霊場の一つでもあります。

オススメ度

住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
アクセス JR線紀伊勝浦駅よりバス
公式サイト http://www.nachikan.jp/

パンダだけじゃない【動物】に関するオススメスポット

自然があふれる和歌山県には、人気の動物に会える場所がたくさんあります。わざわざ県外から、彼らに会うために和歌山までやってくる人もいるそうです。和歌山の人気の動物をご紹介させていただきます。

8.アドベンチャーワールドの双子のジャイアントパンダ、桜浜と桃浜

http://www.aws-s.com/

まずは鉄板の和歌山のパンダからご紹介。
先日、ついに双子のパンダが運動場にデビューし話題になりました。

ただ、和歌山県民的には

「また生まれたのか」

という印象らしいです。

オススメ度

住所 和歌山県西牟婁郡 白浜町堅田2399
アクセス 阪和自動車道 南紀田辺IC、紀勢本線白浜駅よりバス10分
営業時間 9:30~17:00
代金 大人:4,100円(18歳以上)・小人:2,500円(4歳~11歳)
公式サイト http://www.aws-s.com/index.php/

9.和歌山電鐵貴志駅のたま駅長

駅の猫と言えば、ここ和歌山電鐵の執着駅、貴志駅の駅長の「たま」が有名です。

「赤字に苦しむ和歌山電鐵の招き猫になってほしい」という想いから、2003年に駅長に就任し、一躍人気者になりました。

基本は月曜日と木曜日が休みの週休2日で働いています。ただ、最近は高齢のため欠勤や代理のニタマ駅長が登場するそうな。会いたければ訪れる前に確認しておくようにしましょう。

オススメ度

場所 和歌山電鐵 貴志駅
公式サイト http://www.wakayamakanko.com/seeing/interesting1.html/

10.和歌山公園動物園

http://www.city.wakayama.wakayama.jp/

1915年(大正4年)に整備が開始された、和歌山城の敷地内にある歴史がある動物園です。こじんまりした場所ですが、入場料も無料ですのでふらりと訪れるのにちょうどいい場所になります。

オススメ度

住所 和歌山県和歌山市一番丁3
公式サイト http://www.city.wakayama.wakayama.jp/

11.串本海中公園

http://www.kushimoto.co.jp/

日本で最初に海中公園として指定された場所でもあり、世界最北のテーブルサンゴ群生地としても有名です。

世界中を見渡しても希少なサンゴたちを眺めることができます。また、園内では赤ちゃんウミガメのタッチングなどの体験もできます。

オススメ度

住所 和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
アクセス JRきのくに線串本駅から 熊野交通海中公園行きバスで13分、海中公園センター下車すぐ(串本駅から無料シャトルバスあり)
開演時間 9:00~16:30
料金 大人:1800円、子供:800円
駐車場 あり
公式サイト http://www.kushimoto.co.jp/

12.太地町立くじらの博物館

http://www.kujirakan.jp/

世界一のクジラ専門の博物館です。

珍しいクジラやイルカのショーが見れる他、実際に近くで餌をやることも出来ます。博物館には捕鯨に関する資料も豊富に取り揃えられており、昨今話題になった捕鯨文化について考えさせられる内容になっています。

オススメ度

住所 和歌山県東牟婁郡太地町太地2934-2 太地町立くじらの博物館
アクセス 南紀田辺IC→国道42号→太地、熊野大泊IC→国道42号→太地、
JR線太地駅よりバスで10分
開演時間 8:30~17:00
料金 大人1300円、小中学生以上700円
駐車場 あり
公式サイト http://www.kujirakan.jp/

海水浴やマリンスポーツが楽しめるスポット


Photo By Yacine Petitprez
※画像はイメージです

真っ白なビーチで有名な白良浜。でも、和歌山県で海を堪能できるスポットはここだけじゃないんです。ここからはそんな、実はオススメな和歌山県の海に関する魅力を紹介します。

和歌山県の海水浴場マップ

13.白良浜

南紀白浜にある白良浜は、関西屈指の海水浴場として多くの海水浴客で賑わいます。今年の夏は、白い浜辺で海水浴を検討されてみてはいかがでしょう?

オススメ度

住所 和歌山県西牟婁郡白浜町1600
アクセス 南紀田辺ICより15分
開演時間 8:30~17:00
駐車場 あり
公式サイト http://www.kujirakan.jp/

14.那智海水浴場

和歌山県最大級のリゾートビーチです。

絶好のサーフポイントでもあるので、様々なマリンスポーツが楽しめます。

過去のその他の地域の花火大会の日程もまとめたのでそちらも御覧ください。

【2015年版】日本全国の花火大会総まとめ!全40大会の日程を網羅!

オススメ度

住所 和歌山県那智勝浦町浜の宮
アクセス  
開演時間 8:30~17:00
駐車場 あり 1回500円
公式サイト http://www.nachikan.jp/

15.橋杭海水浴場

天然記念物の橋杭岩に隣接し、遠浅で透明度の高い海水浴場です。また、前方には紀伊大島・くしもと大橋を眺められる絶景スポットでもあります。

7月1日から海開きの予定です。海開きの後はダイビングやシュノーケルなどのマリンスポーツなども楽しめます。

オススメ度

住所 和歌山県和歌山市田野
アクセス JR線串本駅よりバスで橋杭海水浴場前下車、南紀田辺ICから国道42号経由
駐車場 あり 
公式サイト http://www.kankou-kushimoto.jp/index.html

16.加太海水浴場

遠浅で穏やかな波が特徴なのがここ、加太海水浴場です。そのため小さい子どものいる家族連れでも安心して楽しめます。

かつて万葉集に「潟見の浦」と詠まれたことがあるほどの景勝地で、周辺の景色や温泉なども一緒に楽しめます。

オススメ度

住所 和歌山県和歌山市加太北浜
アクセス 南海加太駅より徒歩15分、和歌山ICから16km
駐車場 あり 1回500円
公式サイト http://www.kada.jp

温泉があるスポット

和歌山は日本を代表する温泉がたくさんあり、古くから温泉街として栄えてきました。今回はその中でも近くに行ったら寄るべき4箇所を紹介します。

和歌山県の温泉マップ一覧

17.南紀白浜温泉

日本を代表する温泉地で、休暇期間になると、多くの観光客が海水浴が訪れます。

万葉集に「牟婁の湯」としても登場する、歴史ある温泉です。

オススメ度

住所 和歌山県和歌山県西牟婁郡白浜町
アクセス 南紀田辺ICより1416km
公式サイト http://www.nanki-shirahama.com/index.php

18.南紀勝浦温泉

世界遺産に登録された熊野三山などの観光拠点として賑わいを見せる、歴史ある温泉郷です。宿泊施設の中には、複雑な形のリアス式海岸や洞窟を生かした特徴的なものが多くあります。

オススメ度

住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
アクセス JR線紀伊勝浦駅、南紀田辺ICより国道42号経由
公式サイト http://katsuuraonsen.jp/

19.龍神温泉

江戸時代に徳川家の別荘として使われた温泉で、「日本三美人の湯」として有名です。

オススメ度

住所 和歌山県田辺市龍神村
アクセス JR紀伊田辺駅から龍神バス約1時間20分、有田ICより車で70分
公式サイト http://www.ryujin-kanko.jp/contents/spa/motoyu.html

20.本宮温泉郷

熊野大社の近くにある本宮温泉郷には、「湯の峰温泉」、「川湯温泉」、「渡瀬温泉」という効能が異なる3つの温泉が湧いています。熊野古道を歩いた後は、温泉に浸かって疲れを取りましょう。

オススメ度

住所 和歌山県田辺市本宮町本宮
アクセス 南紀田辺ICから車で60分
公式サイト http://www.hongu.jp/

自然を満喫できるスポット

21.潮岬

日本最南端の潮岬。明治6年に完成した潮岬灯台や、潮岬タワーからの太平洋の眺めは格別です。昨今の日本の端に旅行に行くブームに乗って目指してみてはいかがでしょうか。

オススメ度

住所 和歌山県和歌山県東牟婁郡串本町
アクセス 田辺ICより車で約4時間
駐車場 あり 
公式サイト http://www.kumakou.co.jp/tower/

22.白浜の海岸線(千畳敷・三段壁)

リアス式海岸の紀伊半島。白浜の海岸線は断崖絶壁の名勝として知られる「三段壁」や、「千畳敷」があります。夕方になると見られる、太平洋に沈む壮大な夕日も、是非一度立ち寄っていただきたい場所です。

オススメ度

場所 千畳敷
アクセス JR線白浜駅からバスで20分、田辺ICから車30分
住所 和歌山県西牟婁郡白浜町
アクセス JR線「白浜駅」からバス、
場所 三段壁(洞窟)
アクセス JR線「白浜駅」からバス、
住所 和歌山県西牟婁郡白浜町
アクセス JR線「白浜駅」からバス、
料金 大人(中学生以上)1300円、小人(小学生のみ)650円
営業時間 8:00~17:00
公式サイト URL:http://sandanbeki.com/

23.友ヶ島

紀淡海峡にある友ヶ島は、かつて日本軍の要塞として使われ、現在も砲台跡などが残されています。無人島ですがフェリーを使えばわたることのできるこの島。

ネットでは、スタジオジブリの作品「天空の城ラピュタ」の世界にそっくりだと話題になっています。

オススメ度

住所 和歌山県和歌山市加太
アクセス 加太港より船で30分、
駐車場 あり 1回500円
公式サイト http://www.kada.jp

歴史と街を堪能できるスポット

熊野信仰や温泉街をはじめ、古典に登場する場所も多い和歌山県。江戸時代には紀州徳川家が置かれるなど、歴史的なスポットが点在しています。

24.和歌山城

徳川御三家の一つ、紀州徳川家の居城として有名な和歌山城。重要文化財となっている城門などがあるだけでなく、忍者の格好になれたりとエンタメ性に富んでいることも特徴です。

オススメ度

住所 和歌山県和歌山市加太
アクセス 加太港より徒歩30分、和歌山ICから16km
駐車場 あり 1回500円
公式サイト http://tomogashimakisen.com/

25.和歌山マリーナシティ ポルトヨーロッパ

和歌山市にある中世の地中海にある港街を再現した遊園地です。

遊園地以外にも、海の幸が売られている黒潮市場や紀州黒潮温泉、海釣りが楽しめる海釣り公園などがあり、さまざまな楽しみ方が出来るエリアです。

オススメ度

住所 和歌山県和歌山市毛見1527
アクセス  
開演時間 10:00~17:00 
入園料 大人:1500円、子供(3歳~小学生):900円 
駐車場 あり 1回1000円
公式サイト http://www.toretore.com/

26.伊太祁曽神社

「日本書紀」 にも書かれている 「五十猛命(いたけるのみこと)」 を祀った神社です。

古くから林業の盛んな地域であったため、五十猛神は林業の神としても有名です。それだけでなく、商売繁盛、開運招福などのご利益があります。様々なご利益の中でも特に、厄難除けの神としても有名で、毎年多くの厄除け祈願の参拝客が訪れます。

オススメ度

住所 和歌山県和歌山市伊太祈曽558
アクセス 和歌山電鐵伊太祈曽駅より徒歩、和歌山ICより車で約15分
駐車場 あり 
公式サイト http://itakiso-jinja.net/

27.白浜エネルギーランド

地球とエネルギーに関する展示がある、アミューズメントスポットです。

白良浜の近辺では数少ない、雨の日でも楽しめるスポットでもあります。恐竜時代をテーマにした、シミュレーター「ジュラシックツアー」や、トリックアートの写真撮影が楽しめます。

オススメ度

住所 和歌山県西牟婁郡白浜町3083 白良浜前
アクセス 、JR線白浜駅よりバスで15分、南紀田辺ICより車で30分
開演時間 8:30~17:30 
入園料 大人:1800円、子供:1200円 
駐車場 あり 
公式サイト http://www.energyland.jp/

28.湯浅町 湯浅伝統的建造物群保存地区

熊野古道の宿場町として栄え、醤油発祥の地としても有名です。

その発祥は鎌倉時代、中国の宋で修行を積んだ僧が「金山寺味噌」から作り出したのが始まりと言われています。

オススメ度

住所 和歌山県有田郡湯浅町
アクセス 阪和自動車道有田I.C、湯浅御坊自動車道路湯浅I.C、広川I.Cより車で約5分
公式サイト http://www.town.yuasa.wakayama.jp/kanko/index.html

名産品が楽しめるスポット

29.とれとれ市場

白浜町で漁業協同組合が運営している海鮮マーケットです。おみやげはもちろん、海鮮丼などその場で新鮮な海の幸が味わえます。

市場は始まるのも早いですが、店が閉まるのも早いので楽しみたければ少なくとも午前中に行くようにしましょう。

オススメ度

住所 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2521
アクセス JR白浜駅から車で5分、徒歩30分
開演時間 8:30~18:30
駐車場 あり 
公式サイト http://www.toretore.com/

30.有田みかん資料館

和歌山県と言えば忘れてはいけないのがみかん。

400年の歴史がある有田みかんは、毎年11月~1月ごろに収穫のピークを迎えます。中には、東京で本場愛媛よりも美味しいと言われるようなみかんがあったりも…。

オススメ度

住所 和歌山県有田市箕島27
アクセス JR線箕島駅から南へ徒歩5分
開演時間 9:30~17:00
公式サイト http://www.mikan.gr.jp/sisetu/siryoukan/

終わりに

ここまで読めば、もう「岡山県」と間違えることもないのではないでしょうか。

一見、地味であったり、魅力がないと言われているような場所であっても実は他にはない日本一のものや、世界一のものがある場合が多々あります。編集部ではこれからも、そんな日本各地の隠れた魅力を発掘していきたいと思います。

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