なつかしいCMソングで振り返る!名車名曲特集~90年代編~

なつかしいCMソングで振り返る!名車名曲特集~90年代編~
     
   

前回の1980年代の名車シリーズに引き続き、今回は1990年代の名車をそのTVCMとともに振り返ってみたいと思います。1990年代の車は今でも街で見ることが多くあるともあるでしょう。比較的部品も手に入りやすく、整備が1980年代の車に比べてもしやすい点で維持がしやすいといえるでしょう。それでは早速、どのような車が登場するのかを見ていきましょう。

90年代を彩った名車名曲たち

まず初めに、1990年代という時代のことをおさらいしてみましょう。携帯電話などの通信機器やゲーム機、ルーズソックスに代表されるようなコギャルファッションなど、特異な文化が流行し、音楽や車においてもデジタル技術が導入されるようになった時代でした。自動車に関しても、現在でも車好きの方が乗っている車が多数出現した時代でもあります。

スバル・LEGACY(2代目)/Rod Stewart「People get ready」1993年

2代目スバル・LEGACYは1993年に発売されました。当時大型、大排気量化する他社の自動車の中にあって小排気量、5ナンバーサイズを維持し、上級車種に負けない走りを実現しました。目玉は水平対向2Lターボエンジンで、現在でも非常に人気の高いエンジンとなっています。マニュアル車に乗る人も多く、スバル好きにはたまらない一台となっています。

またCMソングはRod Stewartの「People get ready」。Rod Stewartはジェフベックグループやフェイセズを経て、ソロデビューをしましたが、この「People get ready」はその中でももっとも有名な一曲です。ジェフベックのギターも光ります。

トヨタ・CARINA(5代目)/財津和夫「Dream with you」1991年

トヨタ・CARINAは1988年にフルモデルチェンジをしました。駆動はFF化し、セダンとワゴンの両方が用意されましたが、今ではどちらかというとワゴンの数が多い印象です。エンジンは1.5L、1.6L、1.8L、2Lの直4エンジンがラインナップされています。

CMソングは財津和夫の「Dream with you」。財津和夫はニューミュージックグループ、チューリップのリーダーで、一時解散をした際にはソロでも活動をしていました。この楽曲はその際に謳われたものです。

トヨタ・CHASER(6代目)/Stevie Salas「Kickback」1998年

トヨタ・CHASERは今でもかなり人気のある車種で、とりわけ若い世代に人気のある車種です。カスタマイズカーやドリフト車として人気があります。とりわけ5速トランスミッションのグレード「ツアラーV」は現在でも非常な人気を誇っており、値段も年式や走行距離の割には比較的高値で取引されています。

またCMソングはStevie Salasの「Kickback」です。Stevie Salasはアメリカのギタリストで、ファンクやサイケデリックを基調としたメタリックなギターに定評があります。ミック・ジャガーやロッド・スチュアートなど著名なミュージシャンとも多数共演を果たしています。

ニッサン・SILVIA(6代目)/ザ・ハイロウズ「Happy Go Lucky」1997年

ニッサン・SILVIAも車好きにはチェイサー同様絶大な人気を誇る車種です。6代目SILVIAは1993年にフルモデルチェンジをしました。車の漫画ではジゴロ次五郎の主人公、次五郎が乗る車として登場します。次五郎の乗るのはS13で先代のモデルですが、S14も今でも人気があります。直4エンジンにNAとターボモデルが設定され、それぞれ愛好家が存在します。

CMソングはザ・ハイロウズの「Happy Go Lucky」です。ザ・ハイロウズは元THE BLUE HEARTS、現クロマニヨンズの甲本ヒロトが率いたパンクバンドです。ストレートなパンクロックとギターの真島昌利のブルージィなギターが魅力的な一曲です。

ニッサン・SKYLINE(10代目)/Van Halen「You Really Got Me」1998年

10代目スカイラインは1998年にフルモデルチェンジを果たしました。エンジンはそれぞれすべて直6で2L、2.5L、2.5Lターボがラインナップされました。1999年にはGT-Rも発売されました。こちらのモデルは現在でも乗っている愛好家の数も多く、街で見かけることもしばしばです。

CMソングはVan Halen「You Really Got Me」。Van Halenはアメリカ出身のハードロックバンドです。ライトハンド奏法を定着させたギタリストとしてギタリストのエドワード・ヴァン・ヘイレンは一躍有名になりました。また「Jump」という曲のイントロは誰もが耳にしたことのある曲としても有名です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。1980年代はいわゆるスーパーカー最盛期で、スタイリングも奇抜な車が多い印象ですが、1990年代ではスペックも技術の向上とともに上昇し、洗練されたスタイリングになっているのが特徴です。CMソングの毛色もかなり異なっていますよね。1990年代の車は、現在でも街で目にすることがある車が多かったのではないでしょうか。気になる車があれば、街でよくよく注意をして道を眺めてみましょう。きっと、皆様にとって一生の一台が見つかるはずです。また、様々なCMソングからお気に入りのアーティストを見つけるのも、楽しいものです。気になる曲や車から、その時代が見えてくると、その時代通しのつながりも把握しやすくなるはずです。

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