これって「”名”車」?「”迷”車」?幻のマイナー車大集合!

これって「”名”車」?「”迷”車」?幻のマイナー車大集合!

世間には後世まで語り継がれる「名車」というものが存在する一方、いつの間にか消えていった「迷車」と呼ばれるものが必ず存在します。日が当たるところがあれば影がかかるところがあるように、まさに迷車とは日の目を見ることがなかったクルマたちのことです。ここでは、そんな「超」マイナーなクルマたちを一挙10台ピックアップして特集。あなたの記憶に残っているクルマは、果たして何台あるでしょうか。

「迷車」って何?まずは迷車の定義から

迷車を語る前に、まずはその定義をはっきりさせておく必要があります。確かに限定車など、生産台数の非常に少ないクルマは珍しいものといえます。しかし、それだけではまだ迷車と呼ぶことはできません。そこで今回は、以下のような要素が少なくともひとつ以上含まれるクルマたちを迷車と呼ぶことにします。

  1. 時代を先取りしすぎていた
  2. 性能が尖りすぎていた
  3. デザインが斬新過ぎた
  4. ブームに乗り遅れてしまった
  5. 価格が高すぎた。もしくはターゲットがよくわからない
  6. 背景に物語性が感じられる

さて、これらの要素を含んだクルマたちにはどんなものがあるのでしょうか。さっそく挙げていってみましょう。

走るオーディオルーム?三菱・ミラージュ XYVYX

photo by 三菱自動車工業株式会社

「『XYVYX』…なんて読むんだ?」という方もきっといらっしゃることでしょう。これは「ザイビクス」と読みます。1987年に登場した3代目ミラージュに設定されていたグレードで「2シーター+自由改造スペース」をコンセプトとして、ユーザーが自由に後部スペースをカスタマイズできるというクルマでした。凝ったオーディオやAVシステムなど、クルマの後部をシアターのようにできるオプションも用意されていましたが、システムが高過ぎたのか時代を先取りし過ぎていたのか、さほど話題になることはありませんでした。

お楽しみは、来なかった…マツダ・オートザム クレフ

photo by Kuha455405(CC 表示-継承 3.0)

バブル期のマツダといえば、最大の愚策である「5チャンネル体制」が有名でしょう。トヨタや日産にシェアで追いつこうと、ディーラーが乱立しました。そんな5チャンネルのひとつであるオートザムから販売されていたのが、クレフです。スポーツセダンをコンセプトとしていましたが、ベースは当時姉妹車の多かったクロノスそのもの。専用の内装が与えられるなど力の入ったつくりでしたが、圧倒的な知名度の低さと斬新過ぎるデザインから一般に認知されることはありませんでした。「お楽しみは、これからだ」というキャッチコピーも、今となっては完全に空振りだったといっていいでしょう。

格好は「あのクルマ」の方が上?ダイハツ・シャレード ソシアル

photo by ダイハツ工業株式会社

1987年に発売された、3代目シャレード。バブル期ということもあり、非常に高品質なつくりが魅力でしたが、あまりにも先鋭的なデザインから保守的なユーザーにはあまり人気がありませんでした。そんな中加わったのが、セダンモデルのソシアルです。このソシアルはのちの4代目モデルにも設定されますが、デザインが洗練されておらず「取って付けた」ようなスタイリングは衝撃的でした。当時ダイハツにはアプローズというセダンがありましたが、単純にかたちという面ではこちらのほうが完全に上をいっていました。「デ・トマソ」などのスポーツグレードがあれば、もう少し記憶に残っていたのかもしれませんね。

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