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前回はトヨタ・ランドクルーザーがこの世に誕生してから現在に至るまでの軌跡を簡単に紹介しました。
登場から11年たつトヨタ・ランドクルーザー200のモデルチェンジは?40、60、80、100などランクルやプラドの歴代モデルを徹底解説!【前編】
今回は、そのランクルから派生したモデルをいくつか紹介してみたいと思います。そして最後に現行のランクル200系とプラド150系のフルモデルチェンジはいつなのか?どのような車にチェンジされるのか?などを考えてみました。
ランドクルーザー・プラドの歴代モデル
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「ランクルは魅力ある車種だけど、もう少し小さい車が欲しい」という人も多いのではないでしょうか?確かにランクルは海外、特にアメリカやオーストラリアなどの日本とは全く違うドデカイ国での販路を拡大してきた実績があります。
よって、我が国において「走るのはちょっとでかいかな~?」と感じるドライバーがいてもおかしくないでしょう。そんな人たちの希望に応えるがごとく、ランドクルーザー・プラドが発売されました。
70系からライトデューティーな「ランドクルーザー・ワゴン」が登場
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1984年、ランクル70系のライトデューティー車としてランドクルーザー・ワゴンが発表されました。ベースとなった70系ランクルに比べ、エンジンも排気量2.4Lと半分近いサイズになりました。
リーズナブルで軽量なランクルは各国で支持を得て、1985年、ついに日本でも発売されることになります。ここにプラドの原型となるランドクルーザー・ワゴンが誕生したのです。なお、この時点ではまだ「プラド」とは名乗られていません。
【初代プラド】ランクル70のライトデューティー系ワゴンから独立!「プラド」誕生!
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1990年、70系のランクル・ワゴンに「ランドクルーザー・プラド」の名前が与えられます。「プラド」の名前が付けられた最初のモデルの登場です。デザインも一新され、特にヘッドライトは丸型から角型になったためイメージは今までとガラリと変わりました。
2ドアの「71プラド」と4ドアの「78プラド」の2種類が存在し、主流は4ドアの78となって「ナナハチ」の相性で親しまれることになります。なお、国内仕様はディーゼル車のみです。
【2代目プラド】打倒パジェロ!90系プラドで宣戦布告?
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1996年に70系プラドの後継として登場したのがこの90系プラドです。2ドアは「90プラド」、4ドアは「95プラド」と呼ばれ、数字こそ違いますが、70系と同じようにわかりやすく分類されました。
ベストセラーの三菱のパジェロに対抗して開発されたためか、外観がパジェロに酷似しており、ここに関しては当初はかなり批判を受けたようです。ただし、結果的には大ヒットに繋がり「打倒パジェロ!」の部分に関しては間違いなく成功したといって良いでしょう。
【3代目プラド】ヨーロッパをターゲットとした120系プラド
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2002年に、90系からのフルモデルチェンジをする形で発売されたのがこの120系です。90系と同じくガソリン車とディーゼル車が売り出された120系は、多様化された先進技術も余すところなく投入され、高級車としての地盤をより定着させました。
2007年、排ガス規制により120系のディーゼル車は惜しまれつつも姿を消すことになります。なお、海外では「レクサスGX470」として売り出されたモデルがこれです。
【4代目プラド】2度の大きなマイナーチェンジを受けた150系プラド
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2009年、それまでの120系が生産終了となり、移行するかたちでこの150系プラドが誕生しました。「いつでもどこへでも行ける安心感と快適性」というキャッチで販売がスタート。そのキャッチの通り、車内ディスプレイ、ブレーキ制御、セーフティ関連など、近代化したシステムにより安全性能をはじめとする各種機能に向上が見られます。
排ガス規制で生産がストップしていたディーゼル車も2015年にクリーンディーゼルとして復活しました。そして現在(2018時)に至り、現行モデルがこちらの150系となります。
ランドクルーザーのレクサス版は?
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1989年にアメリカで発売された海外向け高級ブランド車のレクサス。日本でも2005年に販売が開始され、またたく間に高級車として定着しました。
聞くところによると今どき女子が迎えに来て欲しい高級車は、ベンツ、アウディ、そしてレクサスだとか…。レクサスは日本市場において間違いなく高級車としての地位を不動のものとしました。
80をベースにレクサスLX登場、100系はシグナスとして日本でも発売
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初代モデルであるLX450は1996年にレクサス初のプレミアムSUVとして販売がスタートしました(海外のみ)。オフロード走行を完璧にこなす最高級のSUV…当時はこのLXの他に類が無いといっても過言ではありません。
なお、ランドクルーザー100系で発売されたランドクルーザー・シグナスは、このLX470とほとんど(まったくか?) 同じ中身となります。2015年、日本でも販売がスタート。
アメリカで販売されていたLX570。2015年、国内でも販売開始!
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2007年、レクサスLXの3代目となるLX570がアメリカで発売されます。ただし、日本での発売されたのはそれから8年後の2015年です。
排気量は数字で示している通り5.7Lに大幅にグレードアップしました。
120系プラドをベースにレクサスGXが登場、現行モデルは150系ベース
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2002年、GX470が発売(海外のみ)されます。ちなみに、「LX」はランクルをベースにしたSUVで、「GX」はプラドをベースにしたSUVのこと。さらに、GX470の中身、実はプラド120系とまったく一緒だそうです。
そして2009年、2代目となるGX460が発売されます。こちらは150系プラドをベースにしているモデルです。そろそろ日本でも販売して欲しいですね♪
FJクルーザーはランドクルーザーの仲間?
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トヨタFJクルーザーはトヨタグループのひとつである日野自動車が製造を担当しました。そのためか、ランドクルーザーとは別のカテゴリーで考えられています。ただし、ランドクルーザー40系を思わせる外観はどう見てもランクルの「仲間」としか思えません。
120系プラドをベースに40ランクルをモチーフとした外装
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トヨタFJクルーザーは2006年に北米で販売がスタート。外観は、ランクル40系をモチーフにしたクラシカルなデザインです。ボディカラーに青、オレンジ、黄などのカラフルな色も用意され、見た目はかなりのインパクトがあります。その愛着のあるデザインは、2011年度グッドデザイン賞を受賞しました。
エンジン周りのベースは120系プラドです。そのあたりからもランドクルーザーの仲間と考えて良いと思います。もともとは北米市場が対象でしたが、日本でかなりの台数が売れました。
日本のファンに惜しまれながら、2018年に販売は終了しました。
新型ランドクルーザー300系の発表は?
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さて、ランドクルーザー200系のフルモデルチェンジはいつなのでしょう?すでに前回のフルモデルチェンジから10年以上の歳月が流れました。よって、極めて近い将来にモデルチェンジされる可能性が高いと見ています。
さらに、世界規模でエコが推奨されている時代ということもあり、いよいよハイブリッド車が登場するのかもしれません。
確かにランクルの燃費はJC08で6.7km/Lという数字がカタログにしっかりと記載されています。プリウスなんかに乗っている人からしてみれば絶句する燃料消費率ですね♪
ただ、ハイブリッド・ターボを採用すれば、ランクルとしての「どんな道でも走行可能!」というコンセプトは維持できるような気もします(素人意見)。それともまさかEV車のランクルが登場するとか??まあ、それはまず無いとは思いますが…。
いずれにせよ、ランクル300系(という名前になるかどうかもわからない)へのフルモデルチェンジに期待をしましょう!
ランドクルーザー・プラドのモデルチェンジは?
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そして、プラドのモデルチェンジいつなのでしょう?現行のプラドも2009年発売からマイナーチェンジのみで、既に9年が経過しました。つまり、ここのところで5代目への期待が高まるのも自然な成り行きです。
ハイブリッド車へのモデルチェンジはランクルよりもライトなプラドの方が実現する可能性は高いような気がします。
その他、ダウンサイジングターボという方法もありますが、ランクルのコンセプトから大きくかけ離れてしまうと思いますので、おそらくこれも無いでしょう。
いずれにしても、ランドクルーザー・プラドのフルモデルチェンジに期待して、その発表を待つことにしましょう!