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D1グランプリ(全日本プロドリフト選手権)の基礎講座!参加車両の規定や出場条件、単走・追走の審査基準はどのようになっている?

D1グランプリ(全日本プロドリフト選手権)の基礎講座!参加車両の規定や出場条件、単走・追走の審査基準はどのようになっている?
     
   

出典元:https://blogs.yahoo.co.jp/yamauchi5322/274873.html

2001年から始まったD1グランプリ(全日本プロドリフト選手権)。

サーキットをドリフトして走行し、タイムではなくその美しさや迫力をポイント化して争うこの競技はギャラリーも多く、非常に盛り上がることで有名です。

ここではその審査基準や参加する車両の規定、出場条件などについて詳しく解説していきたいと思います。

D1グランプリ(全日本プロドリフト選手権)のカテゴリーと出場条件は?

D1グランプリ(全日本ドリフト選手権)とは、ドリフト走行で競うモータースポーツのカテゴリーの中でもトップを決める大会です。

ですのでその下に下位カテゴリーの大会がいくつかある、所謂ピラミッド方式になっており、その頂点がD1グランプリという訳です。

その下位カテゴリーに位置する大会の詳細と出場条件を以下に記します。

D1ライツシリーズ

D1ライツシリーズは、2018年から発足したD1グランプリの直下に位置するシリーズです。

出場するドライバーはAライセンス以上のライセンスが必要ですが、D1スーパーライセンス所持者は出場できません。

ボクシングなどの階級と一緒で同レベルのドライバー同士を揃えて競うことができる大会になっています。

D1地方戦シリーズ

D1地方選シリーズはD1の大会の中でも一番下位に属するシリーズで、講習会を受講してD1-Eライセンスを取得すれば出場が可能になっています。

公式ホームページでは

D1地方戦は誰でも参加可能!

と参加者を募っているようです。

ポイントランキング10位以内のドライバーは「地方選全国大会」の出場権利が得られます。

更にその大会で3位以内に入賞するとD1GPライセンスを取得できるので、一番下位のシリーズから下剋上でのし上がれるチャンスがある、非常に夢のあるシステムになっています。

このシリーズでも、あまりにレベルの高いD1GPライセンスを所有している方の出場はできません。

D1レディースリーグなど過去に存在したカテゴリー

過去に存在していたけれども廃止になってしまったカテゴリーもあります。

D1レディースリーグもその内の1つで2010年に発足したその名の通り「女性限定リーグ」ですが、2016年に廃止になりました。

その他にD1ストリートリーガルシリーズも2006年から2016年まで行われていましたが、2018年に上で少し触れた「D1ライツシリーズ」として生まれ変わりました。

その為D1ストリートリーガルシリーズという名前はなくなりました。

D1グランプリ(全日本プロドリフト選手権)の出場条件・車両条件は?

 

出典元:https://www.as-web.jp/domestic/392893/attachment/0113-11

ここではD1グランプリの出場条件はどうなっているのか、車両の制限の有無などに触れていきたいと思います。

D1ラインセンスの取得

D1でのライセンスには5種類あり、上から順に「D1-SUPERライセンス」「D1-GPライセンス」「D1-Aライセンス「D1-Bライセンス」「D1-Eライセンス」となります。

D1グランプリに出場できるのは「D1-SUPERライセンス」と「D1-GPライセンス」の取得者のみとなっています。

ライセンスは取得年の12月末まで有効で、大会で優秀な成績を収めた選手は次の年に上のライセンスが取得できる仕組みです。

D1GPの車両レギュレーション

出場する車両は自動車メーカーが販売している量産車両である必要があります。出場専用の車を独自で開発してはいけないということですね。

また安全装置についてや寸法、重量、エンジンなど細部に渡って「D1車両規定」にて定められており、これに全て適合しないと出場できない仕組みになっています。

D1グランプリ(全日本プロドリフト選手権)の審査基準とは?

出典元:https://blogs.yahoo.co.jp/yamauchi5322/297101.html

D1グランプリは「ポイントを競う競技」と先に記しましたが、その審査基準はどのようになっているのでしょうか。

ここで詳しく説明いたします。

単走と追走とは?

単走とはその名の通り単独でサーキットを走ることで、D1グランプリの予選はこの方法で行われます。

どれだけ正確な技術を持っているかを採点して順位を決めます。

具体的にはカーブをどれだけ大きく安定したドリフトで駆け抜けられるか、またどれだけ角度の切り替えを素早くできるかなどが挙げられます。

追走とは先を走る車と後を追いかける車を最初に決め、スタートからゴールまで何度か順番を入れ替えます。

先に走る車は自分のペースでベストの走りをし、後を追いかける車は先の車と同じ走りになるように走行します。

タイムを競う訳ではないので、スピードを出した方が勝利という単純なものではないところが面白いですね。

こうした走行を2回実施し、点数の高い選手が勝ち上がるというトーナメント方式で追走は行われます。

審査基準とポイント制度

さて、先の記事でドリフト走行を「ポイント化」して競うと書きましたが、どのような審査基準があるのかを記していきたいと思います。

単走の場合は審査基準となる要素は4つ。

「速さ」「鋭い振り(ドリフトに入るときの速さ)」「ドリフトの角度の大きさ」「定められたトラック内を走行しているか 」です。

追走の場合は先に走る車は単走の場合と同じ審査基準で採点します。

後を追いかける車は「先に走る車について走っているか(スピードが離れていないか)」「先行車と比べてドリフト角度が大きいか」「先に走る車と並走している時間が長いか」などが挙げられます。

DOSSによる採点とは?

以前は他のスポーツのように審査員がいて上で示した審査基準を判断していたのですが、今ではDOSS (D1 Original Scoring System)というシステムを導入しています。

DOSSとは何かというと、走行する車にあらかじめGPSセンサーや角速度センサーを取り付け、ドリフト時の角度の大きさや振り戻しの速度などを機械が自動的に測定しポイント化するものです。

フィギュアスケートなどでも問題になっている「審査員が芸術点を採点する難しさ」「贔屓目」などを排除した画期的なシステムです。

しかしDOSSが導入されているのは単走の時のみで、追走はほぼ審査員が採点を行っています。

後ろから先頭車を猛追する迫力などは、やはり機械ではまだ採点できないようです。

D1グランプリ(全日本プロドリフト選手権)の開催場所・サーキットは?

出典元:http://www.okayama-international-circuit.jp/supporter/contents/photo/d1/06.html

D1グランプリの開催日、開催場所等のスケジュールは毎年1月頃に発表になります。

どのようなところで行われているのでしょうか。

D1GP2018が開催されている場所・サーキット

2018年には、以下の会場で行われました。

第1戦、第2戦:大阪 舞洲特設コース

第3戦:大分県 オートポリス

第4戦:北海道更別村 十勝スピードウェイ

第5戦:茨城県下妻市 筑波サーキット2000

第6戦:福島県二本松市 エビスサーキット

今年は北海道にD1グランプリが初上陸ということで、大いに盛り上がったようです。

過去にD1GPが開催されたことがある場所・サーキット

上に記載したサーキットの他にも、東京のお台場特設会場や静岡県の富士スピードウェイ、三重県の鈴鹿サーキット、長崎のハウステンボス特設コースなどで開催されたことがあります。

過去の開催履歴からも分かる通り全国各地でくまなく行っている印象です。

開催スケジュールも年明けに発表になりますので、全国のD1グランプリファンは観戦のスケジュールが立てやすいですね。

D1グランプリエキシビジョンマッチなど海外での開催

上で述べた開催場所は全て日本ですが、D1グランプリエキシビションマッチなどは海外でも開催しています。

例えば「アジアパシフィックD1プリムリンググランプリ」は、ロシア連邦のウラジオストクという都市の中にある「プリムリングサーキット」で行われました。

この大会は今年で5回目の開催で、「日本対ロシア」のドリフト対決が見られます。

他にも中部国際空港(セントレア)特設ステージやロサンゼルスのアーウィンデールスピードウェイ、イギリスのシルバーストン・サーキットなどでもエキシビジョンマッチが行われた過去があります。

その影響からかD1グランプリ自体の海外での注目度が高まっており、ドリフト走行の迫力に魅せられた海外ファンも数多いといいます。

最後に

D1グランプリは先に述べたようなDOSSの採点を導入するなど、様々な面で進化しながら開催を続けています。

単なるスピード競争ではなく「ポイント」を競うという他に例を見ないモータースポーツが海外でも認知され、その規模はどんどん大きくなっています。

来年のD1グランプリはどのような大会になるのでしょうか。どこで開催されるのでしょうか。

もしかしたらあなたの住んでいる近くで開催されるかも知れません。

今から楽しみですね。

 

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