ホンダが、CLARITY FUEL CELLを個人向けにリースすることに!

     
   

本田技研工業㈱は、「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」を個人向けにのリースすることを、ホンダカーズの一部店舗にて6月11日(木)より開始しました。

ホンダは、約30年前より地球温暖化や化石燃料の枯渇という課題に対して、いち早く水素の可能性に着目していました。30年間の水素技術や燃料電池自動車の研究・開発に取り組んだ結果が同モデルであるといえます。

CLARITY FUEL CELLは、2016年に登場し、自治体・企業向けへのリースをしています。このリースを通じて意見や要望を取り入れることで昨年マイナーチェンジが施されています。

ここでは、ホンダ CLARITY FUEL CELLの特徴についてご紹介していきます。

CLARITY FUEL CELLの特徴

引用:https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/webcatalog/styling/design/

ホンダが、30年の歳月をかけて作り上げてきたFCV技術の集合体となるCLARITY FUEL CELLの特徴は、下記になっています。

  • クルマとしての実用性の高さと、時代の先端にふさわしい「先進的な魅力」を備えたFCVモデルに仕上げています。
  • CO2ゼロ(ゼロエミッションビークル)で、水のみを排出する究極のクリーンカーとして、充填走行距離約750kmが可能です。航続距離は、使用環境(天候、渋滞など)や運転方法(急加速、AC使用など)に応じて大きく変化します。
  • 水素の充填時間は、3分程度とガソリン車とほぼ変わらない利便性を実現しています。※水素充填圧や外気温によって、充填時間は変化します。
  • 最高出力130kWの高出力モーター駆動による、電動ならではの静かで力強くなめらかなドライブフィールが特徴です。
  • ホンダの30年に渡る独創技術によって、燃料電池パワートレインの小型化が可能になり、パワートレインをボンネット内に搭載しています。セダンタイプFCVとして世界初の5人乗り(ホンダ調べ)も実現させています。

ボディカラー3色が用意されています。

  1. プレミアムディープロッソ・パール(ルーフカラー:ブラック、インテリアカラー:プラチナムグレー)
  2. プラチナホワイト・パール(ルーフカラー:ブラック、インテリアカラー:プラチナムグレー)
  3. クリスタルブラック・パール(インテリアカラー:ブラック)

CLARITY FUEL CELLのエクステリアや内装など

引用:https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/webcatalog/interior/design/

エクステリアは、車内の居住性を狭くすること無く、空力性能を徹底的に追求したデザインに仕上げています。ホイールハウスから発生する気流の乱れを整える「リアエアカーテンダクト」、「リアタイヤカバー」なども採用されています。

セダンモデルではあるのですが、流線型を組み込むことで空力性能を可能な限り高めているといえます。

内装では、5人がゆとりを持って乗車することを基本にしています。それだけではなく、FCVの静寂性をより高めるために遮音機能付きのガラスや防音・吸音材の効果的な配置を施しています。

CLARITY FUEL CELLの安全性能など

引用:https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/webcatalog/performance/passive-safety/

先進技術を集合させて完成させたCLARITY FUEL CELLは、安全装備に関しても乗員乗客を守り、歩行者などに配慮した装備に仕上がってます。

予防安全として、Honda SENSINGが搭載されています。対象の位置や速度の測定に強いミリ波レーダー+対象の形や大きさの識別に強い単眼カメラを融合した予防安全機能です。

衝突安全としては、万が一の際に乗員や水素パワートレインを保護するために、専用設計のシャーシを開発し搭載しています。ユーザーのもしもの事態にも安全を最大現確保できるように開発しているということです。また7エアバックを採用することで、乗員を多方向の衝撃から効率的に守ることが出来るようにしています。

FCVってそもそも何?

引用:https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/POWER_EXPORTER/

燃料電池自動車(FCV)は、水素を原料に搭載した燃料電池で発電を行い、発電の動力で走る電気自動車のことを指します。水素原料を直接燃焼させるモデルではありません。

水素を原料として発電することで、二酸化炭素などの環境汚染物質の排出がゼロになり、水のみを排出するゼロエミッションビークルであります。

ホンダは、30年ほど前からこの水素に着目し、いろいろな試験や開発を繰りかえしています。その集大成となるCLARITY FUEL CELLを個人向けにリースすることを開始したということです。

これは、ホンダが2017年に掲げた2030年ビジョンの「生活の可能性が拡がる喜びを全ての人に提供する」を実現していくための第一歩であるともいえます。

まとめ

ホンダが、CLARITY FUEL CELLを個人向けにリース開始!をまとめると

  • ホンダの水素技術の集大成が、CLARITY FUEL CELLを自治体等の試験運用から個人向けリースの開始となっているでしょう。
  • ホンダの2030年ビジョンのスタートともいえる一台です。

現在CLARITY FUEL CELLの販売価格は、7,836,400円(税込)です。供給量を増やすことで、販売価格は、もう少し手の届きやすい価格になってくると考えます。

これからの課題は、FCV用の燃料ステーションなどのインフラ整備も重要となると考えます。

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