ホンダの軽乗用車である「N-BOX(エヌボックス)」シリーズが、2020年上半期(1~6月)における累計販売台数で101,454台となりました。登録車を含む新車販売台数が、上半期第1位となり躍進が続いている状況ですね。
N-BOXは、軽乗用車最大級の室内空間や存在感のあるデザインだけでなく、全タイプに先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備しています。さらに優れた走行性能・燃費性能などで多くのユーザーに受け入れられている結果が1位であるといえるでしょう。
今回は、N-BOXをご紹介しながら躍進の履歴などをも解説していきます。
N-BOXの販売の歩みと販売台数など
引用:https://www.honda.co.jp/news/2020/4200706.html
N-BOXの販売数量の歩みなど
- 2011年12月 N-BOX発売
- 2012年6月 累計販売台数を10万台達成 7月 N-BOX +発売 11月 累計販売台数を20万台達成
- 2013年3月 年度軽四輪車販売台数第1位獲得 5月累計販売台数を30万台達成 10月累計販売台数を40万台達成 12月年間軽四輪車販売台数第1位獲得
- 2014年3月 年度軽四輪車販売台数第1位獲得、累計販売台数を50万台達成 10月累計販売台数を60万台達成 12月N-BOX SLASH発売
- 2015年3月 最高月間販売台数 30,633台を記録 4月累計販売台数を70万台達成 11月累計販売台数を80万台達成 12月年間軽四輪車販売台数第1位獲得
- 2016年3月 年度軽四輪車販売台数第1位獲得 6月累計販売台数を90万台達成 12月年間軽四輪車販売台数第1位獲得、累計販売台数を100万台達成
- 2017年3月 年度軽四輪車販売台数 第1位獲得 6月累計販売台数を110万台達成 9月 N-BOX発売(フルモデルチェンジ) 11月 累計販売台数を120万台達成 12月年間四輪車販売台数第1位獲得
- 2018年3月 年度四輪車販売台数第1位獲得 4月累計販売台数を130万台達成 9月累計販売台数を140万台達成 12月年間四輪車販売台数第1位獲得
- 2019年2月 累計販売台数を150万台達成 3月年度四輪車販売台数第1位獲得 7月累計販売台数を160万台達成 12月年間四輪車販売台数第1位獲得、累計販売台数を170万台達成
- 2020年3月 年度四輪車販売台数第1位獲得 6月暦年上半期四輪車販売台数第1位獲得、累計販売台数を180万台達成
2011年の発売開始以降、年間平均して約20万台を販売する非常に人気高いのモデルであるといえます。また2位以下の販売台数と比較しても軍を抜いて販売数量が多い状況です。
2020年上半期累計販売台数(全軽自協調べ)では、1位のホンダ N-BOXは、101,454台・2位のスズキスペーシアは、65,323台・3位のダイハツ タントは、62,253台です。実に30,000台以上の差がある結果となっています。
販売台数:軽四輪車順位:四輪総合:順位(全軽自協調べ)
- 2011年:2,860台:45位:165位
- 2012年:211,155台:2位:4位
- 2013年:234,994台:1位:3位
- 2014年:179,930台:2位:5位
- 2015年:184,920台:1位:2位
- 2016年:186,367台:1位:2位
- 2017年:218,478台:1位:1位
- 2018年:241,870台:1位:1位
- 2019年:253,500台:1位:1位
- 2020年(1-6月):101,454台:1位:1位
累計1,815,528台
軽自動車の販売台数の中で、N-BOXの販売数量が軍を抜いて多い状況であることがわかります。2011年12月に販売されたということは、8年強で180万台の販売ということです。四輪総合部門では、ほぼ1位という結果になっています。
ホンダN-BOXの特徴など
引用:https://www.honda.co.jp/news/2020/4200706.html
ホンダ N-BOXは、当時すでにダイハツ タントなどによって確立されつつあった「スーパーハイトワゴン」というカテゴリーとして登場したモデルです。当時のホンダは、軽自動車のラインアップが少ないとの社内やユーザーの指摘から開発されたとされています。
新設計のNシリーズのプラットフォームを利用し、フィットで採用されたセンタータンクレイアウトを取り入れたことで広い車内空間が作り出されています。
現行型N-BOXの主な特徴
- スタイルに合わせて3種類の内装スタイル選べる(ベンチシート・スーパースライドシート・スロープ)
- 室内高を140㎝確保した広々な車内空間
- 全タイプに先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備
ユーザーが広く使いやすく設計された内装なども販売数量の躍進につながっているでしょう。ホンダ独自のセンターレイアウト方式による広い車内空間を確保したことと、スクエアなディテールにユーザーが好むエクステリアデザインがインストールされている点が多くのユーザーに継続して購入し続けられているといえます。
まとめ
ホンダN-BOXの躍進が止まらない!2020年上半期第1位をまとめると
- 販売開始されてからほぼ1位を独占しているといえます。
- エクステリアと内装の広さ、そしてパッケージングが好調の秘訣
- この調子で販売数量が伸びれば、2020年の年度四輪車販売台数第1位獲得の可能性が大きいでしょう
ホンダ N-BOXの販売数量躍進についてご紹介してみました。ここ5年ほどは軽自動車でのN-BOX販売数量は他車種を大きく突き放している状況といえます。今後のN-BOX販売数量が気になるところです。