ホンダのNシリーズが、2021年6月末時点で累計300万台の新車登録台数を達成しました。また2021年上期計においても新車販売台数1位になっています。
10年ほどで300万台を突破したという事は、ユーザーにかなり受け入れられ、さらに人気の高いモデル達であるといえますね。ここでは、人気のNシリーズを祝福しながら、モデル達を解説してみます。
N-BOXが一番売れている
年度 | 販売台数 |
2011年 12月 | 2,860台 |
2012年 | 229,156台 |
2013年 | 354,087台 |
2014年 | 361,505台 |
2015年 | 303,787台 |
2016年 | 290,336台 |
2017年 | 307,128台 |
2018年 | 345,671台 |
2019年 | 346,574台 |
2020年 | 304,083台 |
2021年(1-6月) | 167,317台 |
累計 | 3,012,504台 |
(全軽自協から抽出)
累計販売台数が、Nシリーズで300万台(全軽自協調べ)を突破したことは非常にうれしい事であると考えます。その中でも台数をけん引したのは、N-BOXシリーズであることがうかがえます。
4種類のNシリーズの中で、N-BOXは200万台以上の新車登録台数となっています。先日、ホンダも200万台達成をしたと公開されました。全体の2/3強が、同モデルであることがわかります。
シリーズの中で、N-BOXシリーズが一番人気が高いと言えるでしょう。
①N-BOX・N-BOXカスタム
引用:https://www.honda.co.jp/Nbox/
N-BOXシリーズは、2015年から2020年で第一位の新車販売台数(全軽自協調べ)となっています。また当年もN-BOXシリーズの販売台数は好調です。
販売台数の躍進が続いている理由は、やはり車内空間の広さとスライドドアの利便性、そして作りこみの高級感という声が多い気がします。
他のメーカーでもスーパーハイトワゴンは販売されていますが、N-BOXの好調さは群を抜いています。
老若男女問わず、受け入れられるデザインである点も見逃せないといえます。通常モデルとカスタムモデルの2系統に分けることで、ユーザーの嗜好を満たすモデルになっていると言えるでしょう。
②N-ONE
引用:https://www.honda.co.jp/N-ONE/
N-ONEの特長は、やはり顔つきにあるといえます。どことなくクラシカルで、可愛いという存在感が一番のポイントでしょう。
他の軽自動車でも「カワイイ」というモデルは、存在します。例えばハスラーなどもその一つかもしれません。ただハスラーの場合は、可愛いを売りにしているわけではないといえます。コンセプトは、遊べる軽自動車です。
N-ONEは、変わらない普遍的なデザインということで、2012年からほぼエクステリアディテールを変えることなく販売されています。新型が販売された2020年11月モデルも先代モデルとほぼ同様のエクステリアです。
投稿者の表現をお借りすると、可愛いけどしっかりした走りや静寂性があり、ホンダモデルらしくアクセルレスポンスも良いとのことです。
③N-WGN
引用:https://www.honda.co.jp/N-WGN/
現行モデルは、先代モデルのシャープな印象から柔らかい印象へとエクステリアが大きく変更されています。柔らかい中にも一本芯のあるデザインとなっています。
ホンダでは、飽きることのなく、ずっと乗っていたいと思えるように仕上げているようです。
N-BOXと比べて、若干全高を低くすることで、駐車スペースに入りやすいというメリットも持っています。N-WGNが1695㎜の全高、N-BOXは1815㎜という全高です。
一昔前までは、ホンダライフなどのハイトワゴンが主流でした。その後スーパーハイトワゴンがラインアップされてきたことで、ハイトワゴンの人気が下がってしまった傾向になります。
それでもN-WGNは、独特なフォルムなどから人気が高いといえます。
④N-VAN
引用:https://www.honda.co.jp/N-VAN/
N-BOXをベースにしたことから、バンモデルの中でも非常に荷室空間の広いモデルといえます。
バモスの後継モデルとなっていますが、バモスはミッドシップエンジンレイアウトなどで荷室空間が非常に広かったことから、後継モデルがフロントエンジンであっても、荷室空間を広くする工夫がされています。
例えば、長尺物を積載できるように助手席がフラットに収納されます。荷物を運ぶカートが収納できるように設計されたりもしています。
働く人のことを考えた仕様に仕上げている点が人気ポイントでしょう。
バイクが積載できちゃう!しかも250㏄です。このように積載することのできるものに幅があるという点が「働く車」にとっては重要な要素であると考えます。
こうしてみてみると、N-BOXシリーズを中心に他のモデル達が、N-BOXでは満たされないフォルムや積載性などをカバーしているとも考えられますね!Nシリーズ4車種で、多くのユーザー嗜好をカバーしていると言えるでしょう。
まとめ
ホンダNシリーズ300万台・フリードシリーズ100万台突破!をまとめると
- Nシリーズ300万台突破の牽引役は、やはりN-BOXシリーズといえます。
- N-BOXシリーズ以外のモデルは、N-BOXではチョットという方に向けてピッタリなモデル達と考えます。
- ホンダ独自のタンクレイアウトや、設計レイアウトによって他メーカーにはない車内空間も演出されています。
ここでは、Nシリーズ300万台突破を祝福して、これらのモデル達の特徴などを紹介してみました。今後もNシリーズは、躍進していくのではないでしょうか。