ライズ/ロッキーにハイブリッド車が設定！ハイブリッドシステムは？

トヨタとダイハツは、協業開発モデルであるライズ・ロッキーモデルにハイブリッド車を新たに設定しました。販売開始日は、2021年11月1日からです。

もともとライズ・ロッキーは、1Lターボモデルと1.2Lノンターボモデルで販売開始されています。今回さらなる燃費向上などでユーザー嗜好を満たすことのできるようにハイブリッドモデルの設定が行われているようです。

ここでは、ライズとロッキーのハイブリッドグレードについて解説していきます。

トヨタ　ライズハイブリッド

引用：https://global.toyota/jp/album/images/36254806/

今回ライズに採用されたハイブリッドシステムは、日産が採用しているハイブリッドシステムに似ているといえます。エンジンは発電することのみ行い、エンジンで発電された電気エネルギーでモーター駆動させて走るシステムだからです。

こういった方式のハイブリッドをシリーズハイブリッド方式といいます。トヨタでは、シリーズ・パラレル方式（スプリッド方式）を採用しているので、これに準じたハイブリッドにするのも一つではあるのですが、小排気量かつシンプル構造によって、コンパクトサイズが可能となる方式にしたといえます。

引用：https://global.toyota/jp/album/images/36254806/

トヨタライズハイブリッドでは、エクステリア・インテリアを強調した販売戦略が行われていると考えます。ハイブリッド車の設定をしながらも、ガソリンモデルとハイブリッドのどちらを選ぶかは、ユーザー嗜好に任せるといったHP作成にもなっていると予想します。

引用：https://global.toyota/jp/album/images/36254806/

トヨタらしいアピールポイントとして、家電製品100Vを1500W使用できるという事が強調されています。これは、トヨタのハイブリッドモデルではアイデンティティとしてアピールされている事でもあります。

今回のハイブリッドシステムでは、FFモデルのみがラインアップしています。ライズも同様にSUVモデルにて、ハイブリッドではFFのみ設定されていますが、将来的には4WDの設定も行われるのではないでしょうか。

引用：https://www.daihatsu.co.jp/lineup/rocky/

ダイハツロッキーは、今回新開発したハイブリッドシステムに注目してほしいという事が伝わるHPに仕上げていると考えます。これは、ダイハツの「良品廉価」「最小単位」「先進技術を全員に」という基本思想から成り立っていると想像します。

e-SMART-HYBRIDは、ダイハツが基本理念をもとに新開発したシステムです。このハイブリッドの設定により、よりユーザーの要望に近づいたとダイハツでは考えているのでしょう。

引用：https://www.daihatsu.co.jp/lineup/rocky/

HPでは、最初の段階でこのハイブリッドシステムの特長が紹介されています。小型車を極めたいダイハツが開発したハイブリッドシステムという事が強調されています。

引用：https://www.daihatsu.co.jp/lineup/rocky/

コンパクトクラスでは、トップクラスの低燃費だけでなく、低価格も実現したと公開しています。ガソリンモデルに搭載されている1.2Lエンジンを改良し、発電効率が最大限高まる設定に仕上げて搭載しているとのことです。

これによって、レスポンスの良い加速だけでなく、28.0㎞/L（WLTCモード）の省燃費性能も達成しています。日産でいうE-PEDALと同じ役割になるスマートペダルも搭載されています。