三菱は、2022年秋にミニキャブミーブを販売再開する予定です。それに先立ち東京ビッグサイトで開催された「脱炭素経営EXPO」に先行出品しました。
同モデルは、国内でも非常に珍しい軽商用バンタイプのEV車です。日本郵便株式会社にて、実際に配送用車両として使用されることにもなっています。
ミニキャブミーブは、元々販売されていたモデルです。一次販売休止されていたのが、今回復活することとなりました。ここでは、三菱ミニキャブミーブのエクステリアやパワートレインなどを解説します。
三菱ミニキャブミーブの概要やエクステリアなど
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/minicab-miev/styling/
ミニキャブミーブは、2011年1月に販売開始され、2021年に生産が一度中止になっています。生産中止になったのですが、三菱側の発表ではあくまでも休止という状況でした。
そして三菱側からは、一般販売再開の可能性をずっと示唆してもいました。そして2022年秋に販売開始予定という形で発表されました。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/minicab-miev/styling/
エクステリアカラーは、ホワイトソリッドとスターリングシルバーメタリックの2カラーが用意されています。そしてボディラッピングを前提にした提案が行われています。
このラッピングは、小規模台数の利用から多数台数の利用までの仕様が可能となるようです。こういった提案によって、ミニキャブミーブを採用している企業イメージもアップすることにつながりそうです。
三菱ミニキャブミーブの内装など
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/minicab-miev/styling/
内装部分は、商用車らしく非常にシンプルなデザインとなっています。シンプルなだけではなく、使いやすい場所にドリンクホルダーが用意されたり、地図などを収納するスペースなども用意されたりしています。
荷室部分では、ビールケースが36ケース積載でき、パンケースも72ケース収納できる能力があります。両側スライドドアやバックドアのお陰で、荷物の積み下ろしも非常に楽にできる仕様です。
三菱ミニキャブミーブのパワーユニットなど
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/minicab-miev/performance/
ミニキャブ・ミーブ バンの走行距離は、JC08モードで150km走行可能です。これは、一般的な軽キャブバンの70%以上が一日平均65㎞以下というアンケート結果からすると十分な走行距離ではないかと考えます。
しかしながらエアコンなどの電装品を稼働させると、EVモデルの走行距離は非常に短くなるので、今後走行距離を伸ばしていくことは必要不可欠になるやもしれません。
三菱ミニキャブミーブの車両価格など
ハイルーフ | 2シーター | 2,431,000円 |
ハイルーフ | 4シーター | 2,453,000円 |
クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金と言う制度が利用可能です。ミニキャブミーブは、41万円の補助金が受給できる様です。41万円の補助金が車両代金に充てられれば、約200万円でEVモデルを所有することが可能となりますね。
家庭用充電100Vや200Vの設置が可能で、充電ステーションでの急速充電も可能になります。このことから、充電設備インフラの拡充が今後も期待されるでしょう。
三菱ミニキャブミーブは、インドネシアで実証実験開始に!
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2022/detail5597.html
三菱の現地法人であるミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・セールス・インドネシアは、現地企業4社と軽商用電気自動車(EV)の実証実験をスタートさせることとしました。
この4社の実証実験によって、ミニキャブミーブの走行性能距離や充電記録を検証し、よりよいEV普及を目指すモノつくりに役立てられるという事です。
世界では、脱酸素社会にむけた取り組みが日本よりも進んでいると考えます。そんな中インドネシアで三菱は実証実験をスタートすることになりました。
まとめ
脱炭素社会に向けて、三菱がミニキャブミーブの発売再開を発表!をまとめると
- 2011年当時のEV最大能力の150㎞バージョンを2022年に販売再開したといえます。できるるならば、もう少し走行距離を伸ばしたモデルの商品も欲しい所でしょう。
- 補助金を使用すれば、案外お安く手に入るEV商用モデルといえます。
ここでは、三菱ミニキャブミーブの販売再開についてや同モデルの詳細を解説しました。商用モデルでのEV化は脱酸素社会に向けて非常に重要なことであると考えます。