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元F1世界チャンピオン、ジェイソン・バトンの参戦など、開幕前から話題のスーパーGT 2018。4/7にいよいよ岡山国際で開幕しました。今シーズン情報や参戦車両の詳細など、見ていきましょう。
スーパーGT 2018年シーズン情報
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GT500
今年は元F1ドライバーが多数参戦することが特に注目を集めました。
まず大きな話題を呼んだのが、2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェイソン・バトンの参加。
2015年からGT500に参加しているヘイキ・コバライネン。
そして中嶋一貴に、あの小林可夢偉までが参戦します。
ヘイキ・コバライネンと小林可夢偉は同じチームでタッグを組むことになってようです。
最強の組み合わせのようにも思えますが、いったいどう転ぶのか。
また、F1での経験こそありませんが、欧州F3王者、2014年、2015年のマカオGP連覇の経験を持つ強者、フェリックス・ローゼンクヴィストの参戦も注目すべき点ですね。
かなりハイレベルな戦いになることが予想されています。
レクサス、ホンダ、日産のマシンが激突するGT500。
今年は、近来にない激戦になる、という見方が多いようです。
GT300
GT300には、29台がエントリー。昨年より1台少ないエントリーとなりました。
近年はGT300にGT500経験のあるドライバーが参戦することが多くなっており、今年もその傾向は大いにある模様。
単純にマシンの性能が勝負の行方を左右する、という時代ではなくなりつつあるようです。
新しいFIA-GTマシンの登場も、激戦に拍車をかけることになるでしょう。
特に、「買える怪物」として注目を集めたホンダのNSX-GT3は、アメリカのIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップにもすでに登場、その走りが注目されます。
日産の非常に強いと定評のあるGT-R NISMO GT3も、よりパフォーマンスを向上させて一新、エンジン、パワートレインの位置を変更し、マシンを低重量化させました。
「エボリューションモデル」と名付けられた新しいGT-R NISMO GT3は、日産陣営の期待を集めているようです。
GT300も、GT500同様厳しい戦いになるだろうと予想されています。
スーパーGT 2018年シーズンの参戦車両は?
レクサス・LC500
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昨年のスーパーGT500のタイトルを手にしたレクサス・LC500。
6台の参戦車両全てが安定した走りを披露、その強さは圧倒的でした。
2017年に新たに導入されたばかりですが、今年もその走りには期待が集まっています。
これまで以上にドライバーやメカニックなど、現場の声を取り入れて開発されたマシンのエンジンには、これまで使用されてきたものが搭載、変更はされませんでした。
2017年のレギュレーションの改定に合わせて、ダウンフォースを25%削減。
そのため、この削減したダウンフォースを補うようメカニカルグリップの向上、各種冷却システムなども全て改良されているようです。
今年のレースでも、その圧倒的な強さは健在なのか、注目が集まるところです。
日産・GT-R
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日産のGT-Rも、昨年のレギュレーションの変更から2年目ということで空力性能をさらに向上、その上エンジンの耐久性向上と出力を上げるよう改良。
空力とエンジンの改良に伴い、車両全体を見直し可能な限り最適化した車両を目指しました。
2016年には開幕戦で2連勝した日産・GT-R。さらなる進化を遂げてどのような走りを見せてくれるのか、気になるところです。
ホンダ・NSX-GT
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さらに熟成させたというホンダ陣営の自信がみなぎるマシン、NSX-GT。
昨年に比べ特徴のあるサイドダクト、前後フェンダーに変更が見られるようです。
2014年、2015年はハイブリッドシステムを搭載したMR車の採用など、独自路線を行くホンダですが、今年の走りは一体どうなるのか。
岡山国際サーキットで開催された開幕戦では、ホンダ勢がワンツーフィニッシュという結果に。
小暮選手が昨年の後半からポテンシャルが上がってきた、と語るNSX-GT、この先も期待できそうです。
GT300マシン
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29台がひしめき合うGT300。
ホンダのNSX-GT3などに話題が集まっていますが、海外勢にも注目。
2017年のタイトルを手中にしたメルセデス・AMG GT3は、4台。
初音ミクも健在です。
BMW・M6 GT3はARATAの1台のみ。
ポルシェ・911 GTR3Rは2チーム。かつての権威を取り戻すことができるでしょうか。
今年こそ、その真価を発揮することが期待されるアウディ・R8 LMS。
ベントレー・コンチネンタルGT3も今年の走りに注目が集まります。
ランボルギーニ・GT3は2チームの採用となりました。
日本勢は当初4台が参戦すると見られていたホンダの注目車両・NSX-GT3は、蓋を開けてみれば2台ということに。
日産・GT-Rは4チームが採用していますが、2018年モデルは2台のみ、その他は2015年モデルを使用するということ。
どのような結果になるのか、気になりますね。
昨年2勝のレクサス・RC F GT3は3台。
マザーシャシー勢は、 TOYOTA・86 MCが3チームで採用。このほかにもTOYOTAは、MARK X MCが参戦します。
LOTUS・EVORA MCは1台の参加。
今年こそ活躍を期待したいJAF-GT勢では、TOYOTA・プリウスとスバル・BRZが登場。
バラエティに富んだ車両の走りが楽しめるのも、GT300ならではといえるでしょう。
今年のスーパーGTストーブリーグ、各チームのドライバーはどうなった?
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マシンもさることながら、ドライバーも勝敗を決める大切な要素。
今年はかなり大きな動きがありました。
GT500で最初に新体制発表を行ったホンダは、ジェイソン・バトンの参加が大きなニュースに。
バトンはホンダのエースドライバー、山本尚貴と組むことに。最強タッグでタイトルを狙いに来るようです。
レクサスは、多くのドライバーが移籍することとなりました。ビッグニュースは小林可夢偉、ヘイキ・コバライネンの参加。元F1ドライバーコンビとして活躍が期待されます。
そしてフェリックス・ローゼンクヴィストを獲得、アンドレア・カルダレッリは放出されることに。
日産は、MORAの撤退に伴い、ドライバーズラインナップを見直すと見られていました。
結果、高星明誠がGT300から昇格を果たし、オリベイラと組むことに。そして佐々木大樹を獲得ということになったようです。
公式テストから見る今季の有力チームは?
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スーパーGT2017年シーズンのリザルト
2017年シーズンのGT500は、先にも述べましたがレクサスが圧倒的な強さを見せつけた結果となりました。
LEXUS TEAM KeePer TOM’Sがチャンピオン、2位こそNISMOがランクインしましたが、そのあと6位まではレクサスが占めるという結果に。
レクサス内での勝負が激しく繰り広げられましたが、平川亮とニック・キャシディの若きコンビが接戦を制しました。
シーズン序盤の開発遅れがチャンピオンを逃した大きな要素だと語ったMOTUL AUTECH GT-Rの松田次生、ロニー・クインタレッリは最終戦で優勝し、2018年シーズンに繋がる結果を残しています。
GT300では、開幕戦で優勝し、その後も比較的安定した結果を見せたGOODSMILE RACING & TeamUKYOが、ポイント僅差のK2 R&D LEON RACINGを抑えてチャンピオンに。
谷口信輝と片岡龍也が操るメルセデスの初音ミクAMGが栄冠を手にしました。
2位のK2 R&D LEON RACINGもAMGと、メルセデス・AMGが1,2位を独占という結果になりました。
今シーズンの公式テストの結果を見てみると、GT500はやはり昨年に引き続きレクサス勢が安定した強さを見せています。
今シーズンも、レースの主役となってくるのはレクサスになるのかな、という予感。
ですがその中でも小林可夢偉とヘイキ・コバライネンのコンビは少しまだ調整しきれていないよう。
テストではあまり好成績を残せていませんが、果たしてこれからどう仕上げてくるのか注目されます。
注目を集めている山本尚貴とジェイソン・バトンが操るNSX-GTは、テスト走行の段階ではまだ本来の走りとまでは行っていないでした。
バトンに合わせたセットアップになっていもるようですが、山本がどこまで対応できるかも今後の行方を左右する要因となるでしょう。
GT300では、今年も初音ミクAMGで登場する谷口信輝と片岡龍也のGOODSMILE RACING & TeamUKYOが安定して上位に食い込んでいますね。
マザーシャシーの代表格、つちやエンジニアリングも調子を上げてきています。
予想外だったのは、R&D SPORTの井口卓人と山内英輝が操るSUBARU BRZ R&D SPORTが好成績を記録し、トップに立ったこと。
最近、目立った活躍ができずにいたJAF-GT勢の旗手となることが期待されます。
スーパーGTと同時開催されるレース
FIA F4選手権
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2015年から日本では開催されている、FIA F4。
カートとF3を繋ぐエントリーカテゴリーとしての位置づけです。
日本ではスーパーGTの主催団体、GTAが運営団体となっているため、シリーズ全7戦がスーパーGTのサポートレースとなっています。
国内主要サーキットを経験でき、そこでの活躍はGT関係者の目にもつきやすいなど、参加価値は高くとても人気。
若手ドライバーの育成にはもちろん、アマチュアの参加も多く、かつては車両の供給がたりなくなったこともあったようです。
ポルシェカレラカップ
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今年で開催18年目を迎えるポルシェカレラカップ。
911 GT3を使用したワンメイクレースは、今年は新型の新型911GT3 Cupの導入が大きな話題に。
最高出力485psとなる4.0L水平対抗6気筒エンジンを搭載。
全12戦が行われますが、そのうちの第1戦、第2戦はスーパーGTの第1戦、岡山国際サーキットでの同時開催。
第3戦と第4戦はスーパーGT第2戦と同日、鈴鹿サーキットで。
そして第9戦と第10戦が富士スピードウェイにてスーパーGT第5戦と同時開催されます。
新しい911GT3 Cupの走りを、堪能しましょう。
終わりに
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先シーズンに比べてドライバーの入れ替わりもが多くなった今シーズンですが、まだ開幕したばかり。
岡山国際サーキットで行われた開幕戦では、GT500はホンダ勢が1、2位を独占。
2位となりましたが山本直樹、ジェイソン・バトンのコンビもさすがに本番に合わせてきましたね。
レクサスが3,4位に入りましたが、小林可夢偉、ヘイキ・コバライネンのコンビは12位という結果に。
この先どう調子を上げてくるのでしょうか。
GT300は、1位と3位にマザーシャシー、TOYOTA 86 MCを使用するTEAM UPGARAGEと、つちやエンジニアリング が入りました。
注目を集めたホンダのNSX-GT3は、上位に食い込むことができませんでしたが、この先調子を上げてくる可能性も大きいのではないでしょうか。
GT500、GT300ともに、これからのレースの行方から目が離せませんね!
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