教習車やタクシー車両など「はたらくクルマ」として大活躍している、トヨタ・コンフォート。
そのルーツは1955年(昭和30年)に発売された、トヨペット・マスターにまでさかのぼります。2017年(平成29年)に生産終了をアナウンスしている、コンフォート。一体どのようなクルマなのでしょうか?
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ルーツはトヨタ・マスター
1955年(昭和30年)、トヨタ自動車工業(現、トヨタ自動車)はタクシー専用車両として「トヨペット・マスター」を発売しました。
photo by Mytho88(CC BY 3.0)
これは従来発売されていたトヨペット・スーパーの後継車として企画されたクルマで、タクシーとしての実用性を充実させたモデルでした。価格も当時のクラウンRS型に対し、10万円ほど安く設定されていました。しかし実際にはクラウンがタクシー市場で乗り心地の面などで好評だったためにマスター自体の販売は振るわず、1956年(昭和31年)には販売を終了してしまいます。
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