上の写真の道具、いったいなにに使うかご存知ですか?
実はコレ、チャイルドシートなんです!
大きさも見た目も、私たちが見慣れているものとは大きく異なりますよね。この新しいチャイルドシート「Mifold」(マイフォールド)は、アメリカで生まれ、今かなりの注目を浴びています。
逆転の発想!従来の10分の1のサイズにできたワケ
(出典:YouTube)
まずみなさんが気になっているのは、このチャイルドシートとは思えない形でしょう。これは、従来の考え方を180度逆転させてからこそ生まれた形です。
これまでのチャイルドシートは、子供の腰を大人の腰と同じ高さまで上げて固定するため、厚いシートが必要でした。一方Mifoldは、子供の腰の高さのまま、シートベルトを利用することで高い安全性を実現しました。
使い方も簡単です。まず座席に置き、両サイドにあるシートベルト用のフックに通し、その上に子供が着席。Mifoldに付いているクリップ付きのバンドを背中から回し、シートベルトに引っ掛けるだけです。そのため、ベルトが子供のみぞおちや首にあたらず快適なポジションが得られます。
Mifoldだからできる3つのこと
1.持ち運び
1つめは、持ち運び。重たいので通常は車の中に入れっぱなしのチャイルドシートですが、Mifoldは重さ750gと小さな子供でも持つことができる軽さ。そのため、子供が他の車に乗るときに持たせたり、別料金の発生するタクシーやレンタカーに持ち込むことも可能!
また、使わないときは折り畳んでダッシュケースに入れたり、汚れてしまったら自分で洗うことまでできてしまいます。
もちろん、どんなに軽くても中身は丈夫。耐久性の高いプラスチックポリーマーと、航空機に使われるアルミ素材でできており、設計、テクノロジー、工業デザインのトップクラスの結晶です。
2.3人掛けでも使える!
従来のチャイルドシートは、コンパクトカーなどの場合、後部座席に3つのチャイルドシートを並べるのは無理でした。
ですが、Mifoldは幅の調節もできるので、コンパクトカーでも後部座席に3つ設置することが可能です。後部座席の真ん中が盛り上がっている車もありますが、Mifoldなら問題なく置けます。
3.お子様っぽさをなくす
チャイルドシートの利用は身長135cm以下の子供に奨励されています。ですが、成長の度合いが個人によってそれぞれ違うので、同じ世代でも体格が違うことがお子様によってはストレスに感じることがあります。
「チャイルドシート=お子様」といったイメージから、お子さんがチャイルドシートを嫌がるという経験をしたことがある人もいるはず。
そこでMifoldは見た目がスマートになっています。これなら付けているのも目立たないため、大人が乗るように自動車に乗れます。
ちなみにMifoldは4歳から12歳まで対応しています。
パパの「困った」からできた、次世代チャイルドシート
Mifoldはこのように、あらゆるチャイルドシートの難点をクリアした設計になっています。ここまで使用者の目線に立てたのは、ほかでもない発明者であるJohn SUMROYさん自身が4児の父だからです。
当時4人の子供がいたJohnさんは、みなさんと同じように重くて大きくて”いかにも”なチャイルドシートで大変な思いをしたそうです。こうした経験から、子供も大人も満足できる次世代のチャイルドシートが誕生しました。
現在、自動車事故から子供を守るため、チャイルドシートの利用が奨励され、日本での利用率も60%と多くなっています。しかし、持ち運びや持ち込み、見た目などの問題点がいくつか残っていました。
これらの問題をクリアしたMifoldは、次世代の画期的な自動車グッズになりそうですね。
Mifold公式サイトはこちら
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