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Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)のラインナップと価格は?
新型G550
出典元:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/g-class/g-class-suv/individualize.html
ドイツ語でオフローダーを意味するゲレンデヴァーゲンという言葉の頭文字を取ったのが、メルセデスベンツ・Gクラスです。新型G550は2018年6月、日本仕様車(左ハンドルのみ)が発表されました。
アルミや高張力・超高張力鋼板を用いてボディが軽量化された一方、ねじり剛性は向上。トランスミッションは従来の7速ATから9速ATに多段化されました。メルセデス独自の4輪駆動システム4MATICも前輪40・後輪60のトルク配分となっています。
ステアリングも電動機械式ラック&ピニオン式に変更されたことで、レーダーセーフティパッケージなどの安全運転支援システムが搭載されています。
パワートレインは、4.0リットルV型8気筒直噴ツインターボのガソリンエンジン。最大出力422馬力、最大トルク62.2kgmを絞り出します。
ボディサイズの拡大により、シートの足元など室内空間の広さやラグジュアリー感もアップ。2018年12月現在の新車価格は1562万円(消費税込み)で、2019年1月1日からは1593万円(消費税込み)に改定されます。
新型AMG G63
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新型G550の上級グレードとなる日本仕様車が、新型AMG G63です。こちらのグレードは、右・左ハンドルが設定されています。
AMGはダイムラーが展開するスポーツ・レース系ブランドで、メルセデスベンツのサブブランド。新型G550と同排気量ながら型式が異なるAMG G63のエンジンは最大出力585馬力、最大トルクは86.7kgmを発生します。
9速ATのトランスミッションは、AMG用に改良されたAMGスピードシフトTCT 9G。その動力性能はSUVの常識を超えるもので、0~100km/h加速はわずか4.5秒、最高速度は240km/hという凄まじさです。
優れたオフロード性能を誇りながら、スーパーカー顔負けのポテンシャルを誇る新型AMG G63。2018年12月現在の新車価格は2035万円(消費税込み)で、2019年1月1日からは2076万円となります(消費税込み)。
旧型G350d
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新型Gクラスのリリース後も、新型にはラインナップされていないクリーンディーゼルエンジンの旧型350dがデリバリーされています。
環境性能を考慮した3.0リットルV型6気筒Blue TECエンジンの最大出力は245馬力、最大トルクは61.2kgm。必要十分にして扱いやすいスペックが特徴です。
ラグジュアリーパッケージを同時装着すれば、新型Gクラスには設定されていない特別外装色を選ぶことも可能。トゥルマリングリーン、パールブルー、イエローストーンの3色が用意されています、
2018年12月現在の新車価格は1080万円(消費税込み)で、2019年1月1日からは1102万円(消費税込み)となります。
新型Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)の最新チューナーコンプリートカー・エアロパーツ
ブラバス・700ワイドスター
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メルセデスベンツのチューナーとして有名な、ドイツのブラバス。新型AMG G63をベースにしたコンプリートカーが、ブラバス・700ワイドスターです。2018年9月、モナコヨットショーで公開されました。
ブラバス・700ワイドスターは、前後のフェンダーを100mmずつワイド化。エンジンはブーストアップやコンピューターチューンに加え、排気フラップの作用で排気音を調節できるスポーツエグゾーストシステムも備えています。
新型AMG G63のエンジンは十分に強力ながら、ブラバム・700ワイドスターは最大出力700馬力、最大トルク96.9kgmと驚異的。0~100km/h加速はAMG G63を上回る4.3秒です。
ちなみに、最高速度はAMG G63と同じ240km/h。これは、タイヤを保護するためにリミッターが効いてしまうためです。
アーバン(URBAN)
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アーバンオートモーティブは、レンジローバーやランドローバーなどのエアロキットを製作しているイギリスのアフターパーツメーカーです。
新型Gクラス用のエアロは先進性と高級感が融合したデザインで、未来的ながらも重厚な質感を放っています。くっきりとしたオーバーフェンダーのシルエットを生かしたバンパーのラインが印象的です。
旧型W463Gクラスの海外チューナーエアロ
カールソン(CARLSSON)
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カールソンは、ドイツで設立されたメルセデスベンツ専門のチューニングメーカー。現在は韓国の自動車部品メーカーが運営しているブランドです。
カールソンのエアロの特徴は、シンプルで軽快さを感じさせるスタイリング。車両重量2トンを超えるゲレンデヴァーゲンも、カールソンのエアロをまとうことで軽やかなフットワークをイメージさせます。
ロリンザー(LORINSER)
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ドイツを本国とするロリンザーは、メルセデスベンツとの関係が深いチューニングメーカーです。日本にも販売拠点があることから、その名はよく知られています。
2017年の東京オートサロンに出展されたのが、このボディキット。G350dをベースにしたコンプリートモデルです。圧巻なのは、幅16センチのオーバーフェンダー。21インチのアルミホイールとのマッチングも抜群です。
サイド出しマフラーはさりげない迫力を漂わせつつ、上品さも感じさせるスタイリング。トータルバランスに優れたデザインのセンスは、ロリンザーならでは持ち味です。
旧型W463Gクラスの国産チューナーエアロ
BRANEW(ブランニュー)
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主に輸入車のドレスアップを手掛け、アルミホイールのブランドも展開するブランニューは「和の心・技」がモットー。エアロは細部までの作り込みもさることながら、フィッティングにまでこだわっています。
WALD(ヴァルド)・ブラックバイソン
出典元:http://www.wald.co.jp
メルセデスベンツ専門のチューニングショップであるヴァルドが展開するシリーズが、ブラックバイソン。セダンやワンボックスにも展開しているブラックバイソンは車種に合わせたデザインのバリエーションが豊富で、人気が高いエアロです。
旧型W463Gクラスのエアロのデザインは、バンパーなどにレーシーな雰囲気を漂わせつつ、オフロードが似合うワイルドさも失っていません。
チューニングベースとしての魅力
磨き抜かれたベース車両
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1972年、NATO(北大西洋条約機構)軍の車両として開発がスタートしたゲレンデヴァーゲン。1979年の初代モデル発売から変わらないのは、スクエアで精悍なフォルムとラグジュアリーな雰囲気です。
基本的なフォルムと同様、初代モデルから頑丈なラダーフレーム構造の骨格を採用し続ける姿勢は変わりません。その一方で、メカニカル性能や装備には、常に最先端のテクノロジーが惜しみなく投入されています。
メルセデスベンツによって磨き抜かれたゲレンデヴァーゲン。完璧に見えるクルマを、さらに磨こうと挑むのがチューニングの醍醐味。自らの技術に絶大な自信を持つ世界のチューナーにとって、最高のベース車両がゲレンデヴァーゲンなのです。
まとめ
グレード追加にも期待
出典元:https://car-moby.jp
キープコンセプトを貫きながら、ラダーフレームの設計やインテリアの大がかりな刷新、約170㎏ものボディ軽量化など事実上初のフルモデルチェンジを果たした新型Gクラス。高級SUVのトップランナーとしての存在感をさらに高めました。
その優れた技術やパフォーマンスをより多くの人が味わえるよう、エントリーグレードの追加なども待ちたいところ。2019年には登場から40周年となるため、アニバーサリーモデルのラインナップも期待されます。