「プロ野球選手っぽくある」ことも意外と大変。元ベイスターズ高森 勇旗が語る野球×車 秘話

     
   

 「これで、あこがれのメルセデスベンツに一歩近づきました」

とは、僕が横浜ベイスターズ(現DeNA)の入団会見で放った一言です。

 「初めてユニフォームに袖を通した感想は?」

と聞かれ、マイクが回ってくる順番が最後だったため、何かオチを作らないと、と当時18歳だった僕はなんとか目立とうと必死だったのを覚えています。

 会場が割とウケたことに気を良くし、「10年後はどんな選手になっていますか?」という質問に対し、それぞれ、「タイトルを取っている」「WBCに出場している」などの回答の中、僕は

 「メルセデスベンツの雑誌の表紙ですね」

と、かなり調子に乗っていました。

この一連の流れが次の日のニュースに取り上げられて、あのみのもんたさんから、

「横浜の球団なんだから、NISSANの宣伝しなきゃだめだろう。球団の広報はちゃんと教育ができてないじゃないか」

と毒づかれました。

そして球団の広報の方からお叱りを受けるという。調子に乗りすぎましたね。

 完全に話が逸れましたが、「プロ野球選手と車」という、「夏とTUBE」くらい検索ワードに引っかかりそうなトピックを、様々なエピソードを交えてゆる〜くご紹介していこうと思います。

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