昨今コンパクトSUVの需要はますます高まっており、各メーカーが最も力を入れて開発しているカテゴリーでもあります。トヨタ・CH-Rやマツダ・CX-3など、国内外問わず多くのコンパクトSUVが登場し、ユーザーから注目されています。
そんな人気カテゴリーで、新たにレクサスから様々な技術が搭載されたプレミアムコンパクトSUVが発売されます。
それが今年のジュネーブモーターショーで発表されたレクサス・UXです。
果たしてレクサス・UXの市販モデルは、どのようなデザインやスペックになるのでしょうか。ジュネーブモーターショーで公開された情報などを詳しく見ていきましょう。
レクサス・UXってどんな車?
現在、レクサスには「NX」「RX」「LX」と3つのSUVがラインナップされており、どのモデルも非常に人気があります。
NXはトヨタ・RAV4をベースに作られており、取り回しのしやすいコンパクトなデザイン。RXはハリアーをベースで作られており、ボディサイズ・収納スペースなど非常に実用的なものとなっています。
また、LXはランクルをベースに作られており、大型SUVといった位置付けになっているのが特徴です。
今回発表されて「UX」は、NXよりもさらにコンパクトで、発売以降人気を保ち続けているトヨタ・CH-Rをベースとしています。
非常にコンパクトなサイズで日本の道路環境にマッチするサイズ感が魅力の一台です。。
レクサス・UXのデザイン
エクステリア
レクサス・UXは、トヨタ・CH-Rをベースに作られていますが、どちらかというと「レクサス・CT200h」のSUVバージョンといった印象です。
CH-Rのような尖ったデザインではなく、流れるようなボディラインとなっており、非常にスタイリッシュな印象を受けます。また、フロントグリルもレクサスを象徴するスピンドルグリルが採用され、引き締まったデザインですね。
リアデザインもすっきりとまとめられていて、左右を貫通するリアコンビネーションランプが特徴的です。しかし、その他メッキパーツや過度な装飾はされておらず、レクサスのSUVモデルの中では、一番おとなしいデザインになっています。
すっきりしたデザインなので、リアコンビネーションランプが非常に目立ち、先進的で新しさを感じます。
タイヤサイズは、17インチまたは18インチから選ぶことができ、車の印象をガラリと変えることができます。
やや落ち着いたデザインとなっていますが、非常にシャープで先進的なボディラインが好印象ですね。
さらに、レクサス・UXには、Fスポーツタイプのグレードも用意されており、ベースモデルとは少し違った印象を持っています。
フロントグリルには、メッシュ形状となっていたり、フレームやアルミホイールなどもよりスポーティなデザインが特徴です。
インテリア
UXのインテリアは、レクサスらしい雰囲気を残しつつも、よりスタイリッシュでシャープなものになっています。
エアコンの吹き出し口やそれぞれの操作ボタン、ナビ画面の形状など流れるようなデザインが特徴で、非常に操作性もアップしています。
また、操作パネルなどがやや運転席側に傾斜しており、運転席からスムーズに操作できるように工夫されています。人間工学に基づいたデザインで、違和感なく操作ができるのがいいですね。
さらに、ドライビングポジションも人間工学に配慮して作られていますから、運転疲労も軽減されます。
シート形状や車内空間もうまくデザインされており、レクサスクオリティを存分に味わうことができるのも魅力の一つです。
レクサス・UXのスペック
ボディサイズ
全長 4,495mm
全高 1,520mm
全幅 1,840mm
ホイールベース 2,640mm
全幅が1,840mmとなっているので、日本の狭い道路でも無理なく走行でき、ショッピングモールなどの駐車幅があまりない場所でも、乗り降りがスムーズにできる車幅です。
コンパクトでありながら、ドライビングポジションもやや高く設定されているため、運転中視界も良好なのも長所の1つでしょう。
レクサス・UXの安全装備
もちろんレクサス・UXの安全装備も万全の取り揃えがされています。
「レーダークルーズコントロール」や「プリクラッシュセーフティ」が搭載され、より安全に走行できるようになっています。
さらに、「アダプディハイビームシステム」も装備されており、ヘッドライトの照射範囲を自動で切り替えるシステムで、夜間走行での歩行者の見落としなども防ぐことが可能です。
これまでのレクサスに搭載されている安全装備より、さらに進化した次世代バージョンとなり、非常に期待できるシステムですね。
まとめ
ジュネーブモーターショーでは、2018年の冬に発売が予定されていると発表されました。
多くのメーカーから発売されているコンパクトSUVの中でも、プレミア感のあるUXは多くのユーザーが注目しており、2018年に発表される車種の中でも注目度No.1です。
レクサスの主力車種の一台になるかもしれないですね。
今後、さらに発表される詳細を楽しみに待ちましょう。